リクルートエージェントNO.1営業ウーマンが教える 社長が欲しい「人財」!

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479792536

感想・レビュー・書評

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  • 求められる人材とは。

    常に自分の相場を上げるような働き方を心がけることで、将来の選択肢が広がる。

    ・誰にも負けない得意分野を作る。
    ・リスクを予測する習慣をつける。
    ・プロデューサー型人材を目指す→何らかの専門領域で「エキスパート」である。特定の領域だけでなく、複数の領域についての経験または知識がある。多くの人を巻き込み、経営資源・資産(ヒト・モノ・カネ)のバリューを最大化し、事業を創出・推進できる。

    ・世の中における自分の価値とは。
    ・新しい情報に興味を持つ。最新の知識を、習得し続ける。
    ・未知なる環境への変化を楽しむ。
    ・自分の理念や目標を持ち、言葉にする。

  • 募集職種や必要な経験、スキルだけでなく、どんな志向の人物像が、その会社にフィットするか、どんな人が入社すれば、この会社は成長することが出来るだろうか、ということを考え、提案してきました。

    言われた仕事をこなすだけでなく、会社の利益に繋がる提案をし、実際に行動する能力は、どこの会社でも求められているのです。

    自分一人で動くこともできますが、それよりも人を巻き込む方が、より効率的で、より大きな成果を得られます。

    各部署の誰がどんな役割を担って、どんな仕事をしているのかに興味を持つ。そして、お互いに協力していく。それがまさに、チームプレーができる人なのです。

    組織の中で自分が期待されている役割とは何なのか?自分がどう動けば組織にプラスが生まれるのか?

    今働いている会社で、チームプレーを意識すればいいのです。常に周りの人の価値観や能力を把握し、ひとりでは動かすことができない案件を、チームとして推し進めていく。

    ほとんどの業種がすでに成熟しており、国内マーケットの拡大が難しい状況である。そこで、新たな収益源となるようなビジネスの企画、開発を担う人材が必要になっている。

    多くの人を巻き込み、経営資源・資産(ヒト、モノ、カネ)のバリューを最大化し、事業を創出、推進できる人。=プロデューサー型人材

    プロヂューサーとして必要な役割:プロジェクトの目的やゴールを明確にし、メンバー全員で共有する。メンバーのモチベーションを高く維持するため、環境整備やムードメイキングを行う。

    幹事として手腕を発揮できる人は、仕事でも優れた成果を挙げている人が多いと感じます。

    ★上から何かを与えるではなく、この人に何かコントリビューションしよう、自分の持っている情報をシェアしよう、という貢献のスタンスが大事

    自分だけのメリットを考えるのではなく、関係する人すべてにメリットをもたらすことを意識して、多角的な視点で判断、行動する力が求められるのです。

    一社員であっても、経営者の目線、マネージャーの目線でビジネスを見てください。今まで見えていなかった物事が見えてくると思います。

    面接官が見ているポイント:失敗した理由をきちんと分析できているか、あなたはどこまでやったのか、失敗の要因を入社前に予測したり、その判断材料となる情報を入手できなかったのか。

    ★何でもいいので、目標を作ってください。常に目標を考えておくと、自分の理念や指向性が見えてきます。

    会社は生き物ですから、歳を経るごとに形を変えていきます。会社が進んでいこうとしている方向が自分のベクトルと一致しているかどうかを確かめ、自分の志向にフィットする会社を選んだほうが、幸せな転職に繋がります。

    相手に合わせにいくということでなく、自分との共通点を見つけるということです。

    会社が自分とマッチするかの判断基準:社風と、会社の成長ステージ。

    会社の成長ステージは、草創期、拡大期、多角期、変革期など、成長ステージによって抱える課題は異なる。求められる人物像も、そこで得られるキャリアも変化する。

    ある人事制度に着目する場合、その体制を整えることになった本来の意図、目的を見極めることが大切である。世間に対するイメージアップのためのポーズなのか、顧客満足を追求する上で必要不可欠なのか、など。

    自分の志向や、価値観を意識しておくことが大切です。

    社会に出ている身近な人たちに、「どのように仕事を選び、どういうことにやりがいを感じているのかをインタビューしてきてください」

    世の中にはどのような仕事があって、それにはどんな苦労ややりがいがあるのかを知る。

    ★やりたいことを仕事にして成功させるためには、ただ好きという情熱だけでなく、ビジネスとして客観的に見ることが大切になってきます。そのためには、回り道をしてビジネスの経験を積むことも重要です。また、自分なりに勉強するのでも構いません。ビジネスマンとしての視点、ひとりのファンとしての視点、その両方を持ち合わせていると、鬼に金棒ですよ。

    その業種、あるいは会社が、これから誰に向けてビジネスを展開していくのかを創造することで、自分のキャリアイメージを描くことが出来るのです。

    目の前の仕事に全力を注ぐ、常に独自の工夫を凝らすことにより、社内でのステップアップのチャンスがつかめる。

    WILL,CAN,MUSTのバランスを取る。定期的に、やりたいこと=WILLを思い出す。

    仕事に追われるとは、与えられた仕事をただこなしている状態です。仕事を追うとは、自分自身の意思と考えに基づいて行動することです。

    まず自分で考えて、導き出した答えなり仮説なりを用意してから上司に相談にいく。

    普段話さない人に話しかけてみる、たったこれだけでも、自分を大きく変える機会になると思うのです。

    どこかに面白い仕事がないかと探すんじゃなく、目の前の仕事を面白くする方法を探し出すことの方が重要

    将来こうなったらどうしよう、などと思い悩むのではなく、「今できることに最善を尽くそう!」と考える。

    松井秀喜の言葉:
    意識が変われば行動が変わる
    行動が変われば習慣が変わる
    習慣が変われば人格が変わる
    人格が変われば人生が変わる

    ★自分と接点のある人にも、「感動を与える」、つまり、「感化力」を磨くこと。自分が感動したことをはなすだけでもいいと思います。自分だけでなく、より多くの人に感動を提供できる人になることを目標に、日々精進しています。

    人との出会いは偶然ではなく、必然であり、その出会いは必ず意味のあることだと信じています。

  • 2017年33冊目
    著者のリクルートエージェントの森本さんの講演を聞いたのはほぼ1年前。
    その後久しぶりに読んでみました。
    本書は人材コンサルティングという仕事を通じて、社長はどんな人材を欲しがるかという視点で始まりますが、後半はどう自分のキャリアを積んでいくべきか。
    また仕事だけでなく人生のバランスをどうとっていくかということについても触れられています。
    これは、母親としての人生と仕事以外にも自分がやりたいことの3つのバランスを取っている著者ならではの視点。
    最後には多くの経営者に触れる仕事生活の中で、自分を成長させた11の言葉があります。
    この言葉には私自身もハッとさせられるような言葉ばかり。気持ちが奮い立たせられます。
    著者自身が大変前向きな方なので、その言葉により気持ちが上がる一冊でした。

  • パーソナルブランディングと似たような話になるが、自分だけの得意分野をつくることが求められている。
    そしていつまでも好奇心を持ち、勉強し続けるような人材。未来に向かって生きる人材が人財として求められている。

    ・経営層などの高い視点で物事を考えること
    ・新しい情報に常にアンテナを張ること
    ・「Can」「Will」「Must」のバランスをとること
    (しなければいけないことを確実に遂行した上で+aのできることをして、未来のしたいことにつなげる)
    ・自分だけの強みをもつ
    ・今一生懸命になって何か成長する

    この他にも就活するならすごく役に立ちそうな具体的な話まであったのでオススメです!

  • 著者が毎日3時起きをして子育てをしながら
    高い営業成績をえているとTVで見てから目標として
    自分でもできることをやっています。
    「○○なら、あいつに任せて大丈夫!」と相手に思われ、
    「私はこれをやりたい(=WILL)」と将来を語る。
    こんな成長していくビジネスパーソンは
    どこにいても、日々の積み重ね次第で変わるのだ
    と感じました。
    ちょっと日々の生活から変わりたい!と言う方にぜひオススメです。

  • NHKの番組を見てから、気になっていた森本さんが書いた一冊。人材マーケットにおいて、圧倒的に活躍されている彼女の考え方が理解できます。求職者側にも、求人側にも、鋭い目を持ちつつ、的確に対応できる人なのでしょう。信頼されて、高い評価を受けるのもわかります。

  • 勉強になった。
    ①企業のフェーズにおいて求める人材が違うこと。また、身につくスキルが違うこと。



    ③私を成長させた経営者からの11の言葉が印象的だった。
    特に松井選手の言葉は、私の好きな言葉でもある。

  • テクニック本ではありません。
    転職をしようと思っている人だけではなく、仕事をする上で普段から意識するべき内容が詰まっている。
    普段からこの本に書いてあるようなことを実践しておけば、現在の仕事でも成果が出せるだろうし、転職活動も自分が描くとおりになると思うが、一朝一夕でできるようなことではないので、普段から心がけておく必要がある。
    世の中に求められる人材は、時代や企業の状況によって、適正が変わり、自分自身で行動する人や、チームワークのできる人など変化するという話は非常にわかりやすかった。自分の会社がどのステージにあり、どのような人材を求めているのかがわかれば、それに合わせていくことで社内でも出世につながるのではないか?
    最終章の経営者からの言葉はグッとくるものがあったので、おりに触れて読み返したい。

  • 自分の価値を決めるのは自分ではなく、相手であるのだなと改めて感じました。
    転職の際には転職エージェントを頼りにしたいと思いました(笑)

  • 今度、社内で講演いただく方の著書。自分のキャリアについて考えさせられた。
    会社の成長ステージ(草創期、拡大期、多角期、変革期)と自分がこうありたいというキャリアをしっかり考えることが必要。
    具体的エピソードも交えながら進んでいくのでイメージしやすかった。

著者プロフィール

式会社morich代表取締役兼All Rounder Agent NHKプロフェッショナル仕事の流儀「会社も、人も、もっと輝ける~転職エージェント 森本 千賀子」出演 1970年生まれ。獨協大学外国語学部卒業。1993年リクルート人材センター(現・株式会社リクルートキャリア)に入社。2012年4月より株式会社リクルートエグゼクティブエージェントに転籍。大手からベンチャーまで幅広い規模・業種の企業に対する人材戦略コンサルティング、採用支援サポート全般を手がけ、主に経営幹部・管理職人材の採用および転職支援に取り組む。これまで3万人超の転職希望者と接点を持ち、2000人超の転職を媒介してきた。2017年3月、株式会社morichを設立。また、放課後NPOアフタースクール、一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズの理事として、また複数社の社外取締役やアドバイザー、アンバサダーなどの活動にも注力。

「2019年 『トップコンサルタントが教える 無敵の転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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