なぜあの人は楽しそうに働くのか

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479792765

感想・レビュー・書評

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  • 様々な研究、本、寓話、詩などを引用しながら、解説されていてとてもイメージしやすく、分かりやすかった。
    特に、「円環的因果律」については何となく頭でそうした方がいいよなと思っていたことが概念化された感じでスッキリ。
    やりたいことやワクワクすることがあるなら、一日5分でもいいから触れる。これを続けていくことで、複利の力が働いたり、他のことを自然発生的に思い付いたりして、いつの間にかすごいところに辿り着けるのかもしれない。

  • 働くことについて知りたくて読書。

    幸せを感じるのは個々の心。他人と比較することで生まれる。
    とは言え、人と関わらないと人間は生きていけないので比較しない世界で生きることは現実的ではない。

    そこで少欲知足という考え方が大切。己の欲を知り、どうすれば自分にとって満足、楽しいと感じられる状態かを知ること。つまり、自己分析、自己客観視が鍵となると思った。定期的に自分の価値観を整理する。人は変化するから。

    先日も東大新卒女性の過労死についての判決がニュースになった。仕事は辛ければ辞めてもいい。死ぬよりましだ。同じ残業でも自分の意思や喜びを感じながらの残業と自分の意思がない課せられているノルマを処理するための残業だと同じ時間でも受けるストレスがまるで違う。新入社員に前者ような仕事はまずないので、蓄積して、メンタルヘルス障害となったのだろう。

    精神的な疲労やストレスは時間だけでは単純に測れない。しかし、上司や会社が変化に氣づくことはできたはずと思う。

    やりたいことを仕事にすることは確かに素晴らしく理想だ。
    だけど、借金があったり、養う家族がいたりが足かせになっているのが多くの人たちの現実だと思う。

    メンタルフォローも重要だが、それ以前に日本は、家庭教育で借金してまで分不相応な物欲を満たすとか収入が少なくても強制的に一定額を貯蓄するとかの習慣を学ばせることがたらないと思う。

    借金があったり、貯金が0に近いと収入ダウンや無職期間に耐えられないから。

    TOP5%に残るまで、ひとつのことを続けられるかどうかです。(p168)

    いい氣づき。しつこく粘り、諦めないこと。徹底的に集中してやり続けること。その分野のプロになれば、どの分野でも強い。10代でも40代でも60代でも。

    読書時間:約40分

    • びあしん慶次郎さん
      だいさん、
      コメント有り難うございます。

      今さながらですが、10代で、パーキンソンの法則を知っておけばよかったなと思っています。
      ...
      だいさん、
      コメント有り難うございます。

      今さながらですが、10代で、パーキンソンの法則を知っておけばよかったなと思っています。

      収入増加に合わせて支出も増え続ける。
      年収300万円でも1000万円でもその認識がない人は、貯蓄は0円のままって法則です。年収1000万円は未経験ですが、この法則は人類の叡智だと思っています。
      2016/10/12
    • だいさん
      なるほど
      私もパーキンソンの法則を知らなかったので 参考になりました
      どこに(何に)支払うかが 一番の問題ですよね
      なるほど
      私もパーキンソンの法則を知らなかったので 参考になりました
      どこに(何に)支払うかが 一番の問題ですよね
      2016/10/14
    • びあしん慶次郎さん
      だいさん、
      コメント有り難うございます。返信遅れました。

      確かに思い起こしてみると、年収が200万円でも600万円でも貯金額に大差は...
      だいさん、
      コメント有り難うございます。返信遅れました。

      確かに思い起こしてみると、年収が200万円でも600万円でも貯金額に大差はなかった人は多いのではないでしょうか。

      余剰があればではなく、強制的に貯蓄や投資する仕組みが必要なんでしょうね。

      人間、借金があれば毎月3万円を優先的に返すでしょうが、逆に優先的に3万円貯金はしないものでしょうからね。このあたりがパーキンソンの法則のすごい点だと思っています。
      2016/10/24
  • 自分の心に素直に向き合うこと、かな。
    ほんの小さなことでも、進めていく。

  • 小さな変化は必ず大きな変化を引き起こす。
    少しずつ、小さなことからコツことと始めること以外に、自分の人生を変える方法はない。
    思考を変えるのではなく、行動や環境を変える。

    大変だとわかっている選択であっても、自分の気持ちに正面から向き合う。
    アホなんじゃないか、と思われるくらいがちょうどよい。
    人は働く限り仕事にやりがいを求める。
    不安のままでいい。

  • 大阪のハローライフ(http://hellolife.jp/)の本棚で見かけて気になって、後日、取り寄せて読んだ本。

    いろんな心理学の観点から、とても分かりやすく、自分らしい働き方をつかむきっかけを教えてくれる。

    中越さんのカウンセリングを受けてみたい!と思ったのだけど、案の定、予約がいっぱいで、新規は1年以上先とのこと。好きなことを仕事にした人のパワーはすごい。

  • 心理カウンセラーの中越さんという方が書いた本。大好きな事を仕事にということを心理学からも説明してくれている。本田健さんの本とも通じる部分がある気がする。

  • いきなりやるのではなく、やりたいことを少しずつ少しずつやる。急にやり始めると、心とスキルが合わずになんとなく自分には向いてないと思うことがあった。「継続は力なり」ではないが毎日やることが大事。

    読んでもらいたい人

    やりがいのある仕事をしたい人
    仕事を楽しみたい人
    人生後悔したくない人
    異業種、職種に転職したい人
    自分自身にうそをつきたくない人
    やりたいことをしたい人
    やりたいことをあきらめた人
    やりたいことが全くわからない人
    憧れている仕事に一歩踏み出せない人
    夢を持っている人
    心豊かに生きたい人

    勝手ながら、特にこのような方たちに読んでもらいたいです。

  • 著者の本を読むのは三冊目だが、一番良かった。この一冊で何か大きく人生が変わるわけではないが、小さい変化は起こりうるかもしれない。読後感が清々しい良書。

  • まぁ読みやすく、耳も痛く、おもしろかった。
    1か所、矛盾してたのが、中間くらいで、やろうかやるまいか悩んで、やった挙句悪い結果になると、やらなかったときよりももっと後悔する的な、「後悔の嫌悪」のところ。でも、後半には、やらずに後悔するより、やって後悔したほうがというごく普通のことも書いてる。どっちやねん。
    多分、事前の準備と覚悟の問題かもと思うけど、僕は、やって後悔するほうが好きだけどね。
    考えることやできることも多いかもけど、今の仕事は悪くもないし、と改めて思いもした。

  • 自分の仕事について、やってみたい仕事について、迷っている人にお薦めの本。
    好きなことを仕事にしたいけれど、それは甘えなんだろうか?環境が変わることが怖い。そんな仕事に関しての悩みに対し、「やりたいこと探し専門」の心理カウンセラーである著者が、心理学の事例や実際のカウンセリングでの事例を元に、答えていく本。
    自分の仕事は、本当にこのままでいいんだろうか、と考えるときの心の拠り所になり、また心理学が好きな人はさらに面白く読めると思います。

  • 中越 裕史 さん2冊目の本。

    人生の中で、大半の時間を費やす仕事。

    そんな仕事が、大好きなものになるとすごくいい!!

    そして、そんな楽しんで仕事をしている人ばかりの世の中になると
    素晴らしい世界になってそう。

    今の仕事に、不満がある人は読んでみては?

  • 行動しようと心に語りかける本。
    小さく動こう」など話はわかるが何か合わない。
    優しすぎるからか、語りかける形式が合わなかったんだろう
    問いかけたり、共感するさせる辺りに分量を割いてるのが原因だと思った。
    自分の経験談も多い「最近のまっとうな自己啓発本」

    自分らしい働き方のスタイルを身につける。
    クラフツマン:職人気質、一人仕事を好む、自分が楽しいと思った仕事をコツコツと長い時間やりこんでいく。中井
    ジャングルファイター:勝つために働く、勝つことは支配すること。未知の分野を切り開く。高橋、山田
    カンパニーマン:気配り上手、挑戦より安定。感情的な感受性が高い。中川、田口
    ゲームズマン:仕事がゲーム、人のやる気を引き出すのがうまい。山岸、奥

    過去に頑張れた経験がその人のやる気のヒントになる。
    欲とは「あれを手に入れれば幸せになれる」という思い込み。際限がない。
    幸福な人生を送っている人は感謝する能力が高い。

  • ●リスク回避の考え方にしたがって仕事を選ぶと、結局は今と同じ働き方、生き方しか、選ぶことができなくなるとのこと。

    ●楽しく働くには「自分らしいスタイルの働き方」、「個性を活かす」「リスクを避けない」が大事なキーワード。

  • 中身は軽くて読みやすい。タイトルはちょっとズレてる気がするけど……。
    心理学のエッセンスにさらっと触れられるし、ところどころメモしておきたいなと思える内容もある。全体としては良くも悪くも軽い語り口の本。

  • なぜあの人は楽しそうに働くのか
    著:中越 裕史

    今、長時間労働やモラルのない仕事、パワハラに耐えられないのは、それを我慢した先に、自分の人生が幸せになるという希望を持てないからである。

    今の私たちに欠乏しているものは、経済的な豊かさではなく、心の豊かな働き方である。
    「仕事がむなしい」から「仕事が楽しい」へ。

    本書の構成は以下の5章から成る。
    ①あなたが仕事をがんばれない理由
    ②自分らしい働き方のスタイルを見つける
    ③やりたいことはどうやったら見つけられるか
    ④それでも好きを仕事にする理由
    ⑤あの人が仕事で成功する理由

    好きなことを仕事に
    楽しく仕事がしたい
    誰しもが思うことである。
    それを叶えて過ごしている人もいれば、何かを犠牲にして過ごしている人もいる。

    答えのない仕事観。心理学者である著者は色々なことを踏まえて永遠に解決されないこのテーマに真正面から向き合っている。もちろん正解なんてないということを前提として。

    しかし、歯切れの悪さなど微塵もない。著者自身が悩み歩んできた道を惜しげもなく披露することで共感さえも出来た。自分は自分で向き合っていこうと思える一冊。

  • いい本である
    でも私にもくひょう夢が出てこない
    著者は心理学への道があった

  • この本に答えを求めてはいけない。
    ちょっとの後押しである。
    今が辛い人ではなく、もやっとしている人に適している。

  • 学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる
    書籍類、職業選択や人生設計に必要な資料を集めています。


    *このカテゴリの本はすべて中央館2階のアメニティコーナーに
     配架しています。

     
    *貸出状況についてはこちらから確認下さい。
     貸出中のときは予約もできます♪
    (鹿大の蔵書検索画面にとびます)

    〔所蔵情報〕⇒ http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/xc/search?keys=11110065726

  • 私としては、今の仕事、充分楽しんでるかな。

  • やっぱり将来は好きな仕事につきたいよね(*^^)v

    頑張ろうと思える本!!

    【鹿児島大学】ペンネーム:AYK
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    鹿大図書館に所蔵がある本です。
    〔所蔵情報〕⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=11110065726
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著者プロフィール

日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー

「2019年 『やりたいこと探し専門心理カウンセラーの 日本一やさしい天職の見つけ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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