- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479792819
作品紹介・あらすじ
「お客様がまた来たくなる接客の極意を全公開」"伝説のマナー講師"初めての本。
感想・レビュー・書評
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僕もこの人の研修風景をかつて一度だけテレビで見たことがあるのですが、いやはや…。強烈な内容だったことを今でも覚えています。もしも僕が実際にあの現場に放り込まれたら、と思うだけで背筋が寒くなります。
あの茂木健一郎先生をして
「あの人の研修は脳に悪い」
と言わしめた平林都さんの「接遇道」を書いた著作の第一弾です。僕はテレビでの鬼講師ぶりは
一度しか拝見しておりませんが、著作を拝読させていただく限りでは
「なるほどなぁ」と何度もうなづきたくなるほどの内容で、
たとえば、
◎笑顔を見せるときには、声を出さずに歯を出す。
◎気持ちのいい「はい」が言えない人は、何ごとに対しても腰が重い。
◎仕事場は、あなたの舞台です。
◎お客様が二度と来ないお店には、理由があります。
◎とっつきやすい人は、一生得をします。
などの各章にタイトルにつけられていることはもちろんのこと、
身だしなみや挨拶などの些細なことからも店の売り上げの成否が大きく分かれるものなんだな、ということを改めて教わったような気がします。こういう視点を持ってたとえばデパートなどを回っていくと、
「あぁ、彼女が言いたかったのはこういうことだったのか」
と思うことが多々あると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
基本的なことが、書いてある。ただ、実行できるかが分かれるところです。
特に女性に向けて書かれております。
お気に入り
全部超えていけ、辞めてしまったら何にもならん。
今、辞めるんだったら、今まで一体、何のために努力してきたんや! -
サービス業なので接遇を大切にしており、接遇インストラクターとして一時話題になった人の本だから読んでみた。
しかし、内容がなくて、薄っぺらいのでがっかり。
全てを本に書いてしまえば、本業に影響するからか?
しかし、接遇の向上を目指して本を買い求める人には、少々失礼で、接遇の道からそれるのではないだろうか?
書かれていることは、知らなかったこともあり、できていないことも含めて、参考にはなったが、接遇向上のために人に進めることのできる代物ではない。 -
とても読みやすい。
確かに。と思うところも多いけど
柔軟じゃない考え方を押し付けられているようなところもあって
TVで見た印象通り…
私でも30分くらいで読めてしまうので
読んでみて損はないと思うけど
接遇のひとつ程度に捉えるのが良いかも -
メディアでお馴染みの伝説のマナー講師・平林氏は、おっかない先生というイメージですが、他人に厳しいだけではありません。
女性が仕事をするうえでの覚悟があり、甘えてません。
継続こそ力なりと、あきらめないことを力説しています。
信用金庫にお勤めしていた頃に、習い事を掛け持ちして習得して、それを生かしている。
並大抵の事ではないと思います。
身についた接遇は、一生の宝でしょうね。 -
徹底的にマナーを叩き込む!そんな著者のスタンスが文章になっているのではないだろうかと思います。マナーを守れていない事例が本文中に紹介されていますが、その事例の中での著者の言葉がなんとも手厳しいのです。
その手厳しい著者が教えるマナーなのだから、それを守っていれば大丈夫という安心感があるのかもしれません。 -
■サービス業(接客業)を志す人にはもちろん、人と関わる職業全般に参考になる本
TV「エチカの鏡」で「伝説のマナー講師」として紹介されているのを観てから、気になっていました。
たくさんの格言が1ページを使ってどどんと織り込まれているため、1~2日で読めてしまいます。
この本を読んで、接客と営業に求められているものはやはり違うな、と思いました。
だけど、接客の基本をわきまえていないと、営業も出来ないです。
営業職は、接客の基本を身につけた上で、さらにそれを戦略的に崩したりすることで、さらなる何かを伝えることができると感じました。
・【接遇】自分のところに来てくれた人に、楽しく、気持ちよくなってもらい、帰るときには笑顔になってもらうこと。相手の仏頂面を自分の笑顔で溶かすこと。
・相手がびっくりするくらい大きな声で「はい」と答えることを、あなたの基本姿勢にしてしまいましょう
・そもそも仕事場というのは舞台です。一礼せずに出入りする舞台はありません。公の場所は、お金を頂く場所です。
・お客様がまた足を運びたくなる言葉(10大接客用語)
=大切なのは、クライアントやお客様に、いかに感動やときめきを感じてもらえるか
①○ようこそお越しくださいました ×いらっしゃいませ
②○~でございますね。ありがとうございます。 ×はい、わかりました
→ご用命は繰り返し、安心感を与える。また~売り場担当者への合図にもなる
④○またのお越しをお待ちしております ×ありがとうございました
→過去形の「ありがとうございました」はタブー用語。言っていいお礼の言葉は、現在形の「ありがとうございます」のみ。※状況によっては、早く帰って、と聞こえるから。
⑤お客様の貴重な時間を頂くとき・・・○申し訳ございません ×すみません
→「行き届かなくて、申し訳ございません。今後このようなことがないように致します」ここまで言って初めて謝罪の言葉になります。
・サービス=謹んで厚くもてなすこと。お客様が『満足した!』と感じてくださること
・サービスの五段階
①見ることで満足感を与えられたか?・・・「店舗」「清掃」「身だしなみ」
②聞くことで満足感を与えられたか?・・・言葉=接遇用語が出来ているか
③表情・動作
④商品・技術
⑤応用
・身だしなみ→装い(T.P.O)→おしゃれ
・人は「心」ではなく、「動いている姿」こそ、他人の口に上るのが世の常
・「消化しない満足」・・・「満足した」という気持ちは、消化されずにいつまでも残ります。
・「消化する満足」・・・技術と値引き
・女の子だからとちやほやされている日常からは、生産的なものは何も生まれません -
接遇の極意を知識として得ることができた。が、大事なのは実践して体に染み込ませること。そして継続させること。書くのは簡単だが、それを行動に移して習慣づけるのって大変だと思う。まずはできるところから、って感じかな。とはいえ、だいぶサービス業寄りの内容。もちろん電話マナーとか、仕事以外のプライベートでも役立つ内容もあるが。
言葉遣いは置いておいて、まずは5つの約束事と、「とっつきやすい人」の条件を実施しよう。笑顔の人、自分から挨拶をする人、自分から動く動作が見られる人、とのこと。能動性と行動と習慣化が大切ってことね。 -
上司から借りた本①
主に接客で使う接遇について。
言葉の使い回しや事例はタメになるが、自分は店員にここまでされるとちょっと絡みづらいので、どうかなあと思う。
行き過ぎた敬語感。著者の言うことが正しいことは言うまでもないが、使う相手・クライアントは精査が必要だろう。