「箇条書き」を使ってまとまった量でもラクラク書ける文章術

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479792888

作品紹介・あらすじ

執筆依頼が後を絶たない超売れっ子ライターの技術を初公開!企画書、レポート、本1冊までスッキリ明快。

感想・レビュー・書評

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  • 水ジャーナリストというニッチな肩書き。

    「ダイジェスト」ではなく「ハイライト」を重視。
    全部正確に伝えようとしなくていい。
    話がつまらない人の全部逆をやればいいのかなぁ
    というわけで文章術だけではなく思考術や会話術にも応用が利く、ためになる本。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00419843

    話があちこちへ飛んだり、落とし所を見失ったりする文章も、本書の技術できちんと伝わる!超売れっ子ライターが教える技術。(出版社HPより)

  • 文章の設計図作り
    どういうビルを建てようか設計するみたいに

    バレット(弾丸)を撃ち出して、ボックスに分けてみる
    テーマからバレットを撃ち出してみて、そのテーマと合ってるか確認する

    これはマインドマップでやってみたくなってきた!
    面白くなってきた!

    きっかけ
    箇条書きで書きたいことをまとめる術があるなら、知りたいから。

  • ブリットで文章を構成する。
    ブリット出しを時間を決めて集中することが重要。
    テーマからブリットを出すか、ブリット出してからテーマ決めるか、どちらでもよい。

  • 書きたいテーマはあるけど、うまくまとまらない人向け。
    どうテーマを出すのかについてはあまり言及していないので、そこだけは注意。

    KJ法を分かりやすく解説して、マインドマップ等のテーマを細分化する手法をちょっと取り入れた感じなので、目新しさはないかも。
    ただ、解説はかなり分かりやすいし、手法も手軽になっているので、これならできるかもと思わせてくれる。

  • どんなに短い文章でも、まずはじめに目次を書いて骨組みを作ってから書いたらまとまりのある文章になるということかな。

  • 社会人になって20年が経過してしまいましたが、文章を短時間で要点よく纏めるというのは、私にとってはいまだに改善すべき課題のひとつです。

    この本では、完成形としては「まとまった量」となる文章を作るに当たって「箇条書き」というツールを使ってこの本では、完成形としては「まとまった量」となる文章を作るに当たって「箇条書き」というツールを使うことを解説しています。

    最近メールを会社で書いていて思うのですが、重要なことは「箇条書き」にすると、相手に伝えやすいことが分かってきました。文章を仕上げる場合には「箇条書き」は文章に直さなければならないと思いますが、それに到るまでにはこの「箇条書き」も強力なツールになると思いました。

    特に、大事なポイントを3つに絞る方法としての「7-4=3」の法則(p77)は参考になりました。

    以下は気になったポイントです。

    ・テーマと決めると、箇条書きの項目だし=ブリット出し、が自動的に集まる(p23)

    ・ブリットを見ながら、脳に揺さぶりをかける4つの質問、1)たとえばどういうこと?2)それってなぜ?3)前はどうだった、これからは?4)よそではどうなの?をする(p49)

    ・「打ち水をする」ということに対して「なんで」と問いかけをする、そのときに「気温を下げる」という答えがでたら、1)さらに「なんで」、2)その答えのための他のアイディアは?という二つの方向を考える(p55)

    ・議論やトークの場を仕切るのがうまい人は、ボックス設定(テーマ)がうまい人(p61)

    ・視野を広げてひとまわり大きなボックスをつくったり、反対に視野を絞り込んで小さなボックスをつくったりすることで、見えなかったボックスやブリットが見えるようになる(p67)

    ・「7-4=3」の法則:7つのブリッド出しをして、言いたいことを3つに纏めて、4つは捨てる(p77)

    ・ブリッド同士の関係は、1)イコール、2)対立、3)原因と結果、である(p91)

    ・目次の纏め方には、1)ツリー型(コンセプト別)、2)フロー型(重要度別、時間、空間、興味のもてる順等)、がある(p101)

    ・日記や作文で大事なのは「ハイライト=出来事のなかで最も興味を引く部分」であり、ダイジェスト=内容をわかりやすく要約したものである、相手の心を動かすには、ダイジェストからハイライトを選ぶ(p115)

    ・長い文章を書く準備として大事なのは、「目次」である(p139)

    ・わかる文章を書くために、「ひ」「おり」「また」「が」「あり」を見つけたら分ける、1つの文に2つの事柄があったら分ける(p163)

    ・修飾語の順序を考える、二重否定を肯定文に変える(p173)

  • 会社から、ある新入社員向けの本を渡されてレポートを書く(箇条書きOK)という宿題を出されたものの、どう書いていいか分からないので読んでみた。
    でも、やっぱりレポートをどう書けばいいか分からなかった・・・。困った。

  • 理系だった私。文書を作成するときには、学生時代にTeXを使っていたこともあり、現在はアウトラインプロセッサを使うことが多いです。アウトラインプロセッサを使って文章をまとめる参考書を探していたら、この本と出会いました。

    一冊の本を生み出す過程、構想から推敲までについて、150冊以上の執筆をしてきた筆者のテクニックをまとめた本。執筆過程のうち7割を占める構想段階では「箇条書き」を活用するといいよ、というのが書名の由来。

    アイデアを「思考のビル設計シート」に箇条書きし、そこから思考を展開(「ひらいて」)・収束(「むすんで」)させる。この「むすんで・ひらいて」のテクニックは、アウトラインプロセッサを使って思考する際にも、そのまま使うことができそうです。

    本題からは外れますが、本書の後書きで内村鑑三の「後世への最大遺物」が紹介されています。大学に入学して最初の講義で教授が「まず読め」と仰られた本。懐かしく思い出しました。

  • 思考の整理の仕方、アイディアのまとめ方が明確に理解できる。

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著者プロフィール

学習院大学文学部卒業。出版社勤務の後、ジャーナリストとして独立。アクアスフィア代表。国内外の水問題とその解決方法を取材し、発信。国や自治体への水対策の提言、子どもや一般市民を対象とする講演活動も行う。現在、参議院第一特別調査室客員調査員(水問題)、東京学芸大学客員准教授、NPO法人地域水道支援センター理事、日本水フォーラム節水リーダー、ウォーターエイドジャパン理事。著書に『日本の地下水が危ない』(幻冬舎新書)『水は誰のものか』(イマジン出版)『67億人の水』(日本経済新聞出版社)ほか多数。

「2014年 『通読できてよくわかる 水の科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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