- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479793298
感想・レビュー・書評
-
子供はあらゆる能力を持って生まれてきているのに、大人が自分たちのように平均的なつまらないものにしてしまっている、とあった。子供のまっすぐで純粋な言動をよく見て、そこからもっと学んでみようと思う。
主人公は、立ち上げた塾がうまくいかず悩んではいるが、社会のせいにはせず、自分の何が悪いのか、もっと良くするにはどうしたら良いのかという姿勢を常に持っている。近所に大手の音楽教室ができて頭を悩まされている今の自分にとって、改めて自分の姿勢を問わている気がした。
子供にもわかるように文章が平易に書かれているからというのもあるかもしれないが、表現が物足りなく、進み方もとってつけたような所や、わかりづらい所が多々あった。主人公が熱血すぎて、(子供が生まれたばかりの父親という設定なので、平常心ではないのはわかるけれど…)ちょっと自分にはついていけない感がありましたが、喜多川泰さんの本は、そういったところに着目するのではなく、この本から何を受け取るかが大切だと思うので、そこには目を向けず大切な所を見落とさないようにしなければ…と読み進めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中までは好きだったけど、最後の方でちょっとくどすぎた。
-
家族を持ち、新しい子どもが産まれてくる。会社経営も始めて不安もある。
そんな秀平が不思議なキャンディを食べて過去の自分のルーツを見るお話。
全ての人間には使命があって、全ての子どもは大人にそれを気づかせる使命があるっていうメッセージはよかった。
でもあんまり好みなお話ではないかな。深くないファンタジーという感じがしてしまった。