ハーバード流宴会術

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479793670

作品紹介・あらすじ

ハーバードで一番有名な日本人が教える若手社員もベテラン社員も役立つ仕事のやり方、お付き合い、おもてなしの行動。

感想・レビュー・書評

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  • ハーバードを出た人の宴会流儀。すなわちおもてなしの姿勢。営業としての精神が書かれていると感じました。

    ・いくら頭が良くても、仕事ができても、「やさしさ」がない人とは、本気で一緒に何かをやってみたいとは思えない
    ・ビジネスパーソンたるもの常に9000円は財布に入れておくのが正解です。
    ・強いグリップの握手と堂々としたキスで場を掌握しろ
    ・最初の挨拶
    ・空いたグラスを見逃すな
    ・さんまさんはあまり自分の話をせずに笑いを取っている
    ・自分のポジションを良くするために笑うのではない。周りが働きやすい環境を作るために笑うのである

  • 個人的にかなり好きだった。

    能力ある人がこういう場をいかに大事にしてるかってのも考えるとすごいなるほどと思わされることが多かった。

    自分も幹事やること多いけど、細やかな気配りを大切にしてみんなに楽しかったと思えるようにすること、みんなを仲良くさせることを大事にしたいと思う。

  • 2022年11月7日読了。ハーバードビジネススクールで学んだ著者がビジネス用語を交えつつ宴会を盛り上げるファシリテーション術を解説する本。ビジネスで学ぶ体系化された知識・技術がどんな分野にも転用可能、それが宴会芸であっても、は正しいと思う。と、言っても小難しい理屈を振りかざすのではなくその理屈に裏打ちされた下準備・詳細な計画をもとに、「心のパンツを脱ぐ」ことを可能にする「単純明快、どっかん、ばかだなぁ」の三拍子そろった、視聴者参加型の出し物で参加者の満足度を上げ、と…。宴会を馬鹿にしたり低く見るのではなく全力で取り組むことで、メンバーの知られざる一面を知ったり職場環境の改善にもつながるということか。コロナ後にこのような熱い取り組みが過去の遺物になるのではなく、より先鋭化・ハイブリッド化した形で後世にも受け継がれていくのだろうか。

  • 「ハーバード流」と題しているが、特にそれらしいものがあるわけではなく、自己流の哲学に基づいた手法にように思える。内容はシンプルで読みやすいが、その文冗長で、かつ個人の経験ベースで語られており、あまりしっくりくるものがない。アプローチの仕方も強引というか体育会系流で(これが悪いと言っているわけではない)自分には到底取り入れられなさそう。むしろこのようなアプローチでなければ大人数のコミュニケーションはうまく機能しないのだろうか、、?

  • この本は、真面目に(?)宴会について心得を書いている本です。

    全48個の宴会の心得は、なかなか面白かったです。

    宴会での心得の理由をビジネスシーンで求められる事を使って説明しています。

    宴会のいろはは、あまり教えてもらう機会がないと思います。
    宴会で気を付けるべき事とかを一読しておくと色々と役にたちそうです。

    やはり宴会も相手の立場にたって考えて行動しないといけません。
    でも、宴会は、自分も楽しむ事が大切ですね✨

    オススメの本です。

  • ハーバード流と言いながらも、日本の宴会力はどうのこうのなので、題名負けしているような。
    宴会や合コンにおける気配りからビジネスにも応用できます的なハウツー本ですね。
    人には合う合わないがあるので、自分がやったら精神的に参ってしまいそうです。

  • ハーバード流と銘打ちつつ、ほぼ宴会ノウハウといった内容で、「商社マンの宴会術」と題した方が読者を裏切らなかっただろう。要諦を心配りと主張する点には頷けるが、頻出する著者の宴会エピソードなどは実にくだらなく、時間を損した気分になる。表紙を見て興味を持った人には、まず中身をざっと確認する事を強くおすすめする。

  • 必要な事なんだろうけど、今の自分には関係がなさ過ぎてイマイチ。

    自己紹介は自分の最高のプレゼンの場という部分だけ共感

    ×マラソン4時間で走れます
    ○マラソンが好きで、仕事が忙しくてもその練習時間は優先するタイプです

    など、価値観を明確にプレゼンする

  • 読了。これぞ最高のおもてなしか!?

  • 本書は『ハーバード流』と銘打たれておりますが、内容にはそんな深くは関係ないと思われます。宴会などで幹事を引き受ける機会がよくある方は、本書を読んで参考になされてはいかがでしょうか?としか言えません。

    本書はまぁ、なんというのか。『宴会術』をキーワードに様々なテクニックを用いて『成功』に導いてもらうためのノウハウが凝縮されております。個人的にはここで言う所の『宴会弱者』なので、ここに出ていることのほとんどは、全くこころに響いてきませんでした。学生時代から現在に至るまで、一時期、特殊な環境に身をおいていたことがあるので、ほとんど最低限度の『気配り』くらいはどうにかこうにかできるようになりましたが、ここしばらくは酒を飲む機会も一切なくなっているため、それを使うこともなくなりつつあります。

    『ハーバード流』とは銘打たれていても、あまり関係はないのかもしれません。筆者は総合商社に入社後、『東京の夜の怪物くん』という異名を持つ先輩社員に師事し、『宴会術』を極めていったそうで、それに磨きをかけ、整理体系化していくきっかけとなったのはハーバード・ビジネススクールで学んだ『経営学』だったとおっしゃっているのですが…。僕にはよく分かりません。

    ここに書かれているテクニックを使いこなすことができれば『幹事』として認められてはいくのでしょう。それ以外の事は正直、よく分かりませんでした。どこか、ここに書かれているのは『違う世界』のこととして捉えているせいなのかもしれません。

  • 前作が非常に面白かったため手に取りました。
    本書も勉強になる点があり、改めて自分の甘さを実感しました。。仕事柄、所謂宴会はそこまで多くはないですが、 常にビジネスマインドを持って行動することが公私問わず重要だと感じた次第です。

    So, let me ask you....
    What do you mean?
    Why?
    How do you feel?

    語尾を笑いでしめる。

  • 前著「パンツを脱ぐ勇気」でその行動力と面白さに一気に魅せられたため、2冊目が出たら絶対買うと決めていました。

    前著ではハーバード同期100数名を日本に招待したとさらっと書かれていましたが、本書では著者が商社時代から大事にされてきた宴会術、姿勢、心構えなどが紹介されています。

    本書が特徴的なのは、単なるハウツー本で終わらせることなく、ハーバードで学んだ、リーダーシップ、マーケティング、戦略、ファイナンス、組織論、人材育成などと絡めながら宴会術を紹介しているところで、これらの分野の知識も吸収しつつ、有益な宴会術が学べる点は素晴らしいです。

    ファシリテーターは練習次第で誰でも出来ると本書を読んで自信が持てました。これから海外で仕事をするので、その点でも参考になる点が多かったです。日本の宴会術を用いて少しでも働きやすい環境を作りたい。

  • 宴を仕切るうえで大切なことが、ハーバードビジネススクールの教えにある。
    「心のパンツ」を脱がせる宴会術。

    「ハーバード」流とつく書籍は結構あるけれど宴会術ときたかー!と思ってその切り口に引かれてよんでみました。
    内容としては。。。うーん、ハーバード流ってのはむりくりだなーという感じ。
    あーーー、こういう人いるよな。。。体育会系ノリの。。。。オヤジっぽいというか。

    著者自身がやっている宴会術、体験談が色々載ってますが、目の前でやられると正直ドン引きします、私というものもあります。
    ホストとしての心得という意味では参考になりますが、そんなん部活動の上下関係あたりで割りと学ぶし、ハーバードとは関係ないんちゃう?が感想。

    ただ国際的なパーティで何が受けるか、という件は参考になりました、まあ機会に乏しいですが。
    ピンポンパンゲームかあ。。。最後にやったのいつかな。

    言ってるTipisはちょっと昭和の香りが漂う、ホストの基本の心得としてはベーシックな本、と言えるでしょうか。
    でも、もーこういうTHE宴会には参加しようと思わないわー私。

  • 求めていたものとは違ったけど
    宴会の司会役の心得としては勉強になった。

    接待の場でどうやって仲良くなり
    仕事に繋げられるかをしりたくて読んだけど
    宴会をどのように盛り上げるかが書かれていた。

    前職ではそういう場面も多かったので
    共感しつつ学べる事があった。

    真摯さ、優しさ、面白さ、気配り
    が大事なんだなと感じた。

  • ■■概要・感想■■
    ○会社組合の蔵書にあったもので、面白そうなタイトルで手に取ってみた。
    ○宴会術という切り口であるが、内容の本質は他人に対する思いやりだったり、一人ひとりを重要な人として扱うという、カーネギー先生の内容の真髄と同じ、れっきとしたビジネス書である。
    ○それだけではなく、宴会の場のファシリテーターという、具体的な行動につながるものであるので、行動に繋げやすく、非常にためになる本である。
    ○硬いビジネス書でなく、読みやすくて読んでいて笑えるような、娯楽も兼ねるビジネス書として最適である。

  • ・人は誰しも自分のことを聞いて欲しい生き物、自己主張したいという原理で動く
    ・自分が主役になっているという快感が、信頼を築きやすい状態を持ってくる
    ・参加者全員をその状態に持ってくることが宴会術の方法
    ・宴会弱者への焦点も忘れない、悪口を言わない
    ・他人の長所を見極める力は何よりの才能
    ・一人当たりのスポットライトは10分が基本
    ・コーヒーとスイーツを準備してリーダーが会議環境、目的意識を整える


    ・思いつきで物を言わない、文章にすると足りないものが見えてくる
    ・自分のビジョンをきっちりと伝える、伝えたつもり、は意味がない
    ・アイデアというものは、既存のものの新しい組み合わせである。関連性を見つけ出す才能に依存する
    宴会では第一印象が大事、自信を持ってハキハキと笑顔で

    ・宴会芸はアイスブレイク、「単純明快、どっかん、バカだなぁ」の3つが重要
    ・新人芸は上の3つと、コスプレ、近しい先輩の介添えが重要

    ・資料はA3一枚にまとめる、必要な情報は全て目の前にあるという状況を作りその場で議論し、最初の面談で一撃で落とす
    ・宴会での一撃必殺は、自己紹介2点、
    きらりと光る強みを見せる・意図的に隙を見せる
    強みの本質がどこかを考えエピソードに紐づける
    ジョークや自虐
    ・飲みを強要されるのは、楽しめてないなど強要される隙がある

  • 著者が商社、留学を通じて培った宴会の方法論を紹介した一冊。
    だいぶ久々に読んだが、極めて実戦的。コロナ前の世の中で行われていた宴会を仕事として極めるための必須事項が網羅されている。PMなど他の仕事にも通じるものがある。男性、女性に関する記載が旧日本社会的に感じた点以外は満足。

  • 商社勤務経験があり、ハーバードビジネススクール卒業の著者による宴会を有効に且つ、成功に導くためのノウハウ本。

    宴会という言葉がやや軽い印象を与えてしまうタイトルの本ではあったが、
    中身はすべての仕事に活かせる大変ためになる本であったと感じる。
    事前準備・先手管理といった宴会の前段から始まり、挨拶や座席等の当日の運営・オペレーション、
    宴会後のフォローとありとあらゆるところに気を遣う幹事の仕事は、日常の仕事においても非常に重要なものばかり。

    また、幹事という役割を与えられた人物は、何が期待されている成果であるのか?
    その成果に至るために自分が果たすべき役割は何であるのか?
    徹底して考え抜き、必要に応じて、その役割をキチンと演じる・・・自分がもっとも見習う必要のある事項もあった。

    改めて、おもてなしという言葉の重要性を感じた一冊でもあり、他人への気配りをもっと厚くしていこうと思う。

  • 人は誰しも、自分のことをわかって欲しい。自分の話を聞いてもらえるのは超快感、如何に心のパンツを脱がせるか。

    スポットライトをあて主役にし、褒めいじり喋らせプロデュースする。

    アイスブレイクは、単純明快、ドッカン、バカだなあの3点で攻める

    天才にしかできないことではなく、再現性があり継続的に顧客に付加価値を出せる仕組みを作ること。
    新人芸なら、コスプレをして羞恥心に麻酔をかえ、先輩が付き添いとして笑いやすくする

    自己紹介のポイントはキラリと光る強いと意図的な隙

    どんなに大人数でも相手の名前を覚える、念じるのでは無く連想できるものと関連づけ

    空いたグラスを見逃さないのはおもてなしの行為、自分の基礎力について安心感を与える。

    合コンは送りバント、今日こそと思っていると相手にいいところを見せようとして人の話を聞かない

    素人でも目指せる仕切りはさんまに学べ。話を引き出し、オチをつける。

    盛り上がらないときはその場で反省会をやってしまう、盛り上がってないことを認めることで肩肘張っていたものがほぐれ、逆にネタにできる

    人は自分とライバルに関心がいく、グーグルクイズ(どんだけ認知、Googleでのヒット件数)は外さない、ライバルとかけたクイズはいい

    外国人がいる時の宴席では、ピンポンパンゲームが鉄板、黒ひげ危機一発もオススメ

  • この本は飲み会幹事のマニュアルです。若手社会人には必読かと思います。

    私は回路のエンジニアから経営企画部に移動しました。
    エンジニアの頃は飲み会の幹事の段取りなどは何も学びませんでした。理由はその頃は部署単位などの大きな飲み会があまり重要視されていなかったからです(みんながみんな飲み会をあまり好きじゃなかった)。
    ところが経営企画部では「飲み会の幹事ができる人は仕事もできる」という程に幹事の段取りなどが重要視されており、私は焦りました。

    しかし私はこの本に書いてある通りに飲み会の幹事の段取りなどを実行し、スムーズに行う事ができました。1次会、2次会のお店のリサーチや、1次会のお店から2次会のお店への移動などです。結果的に色々気が利いていると褒められました。

    ぜひ、飲み会幹事をやる機会がある人は読んでみてください。

  • 電通っぽさを感じた。

  • 日本の宴会は最強!
    この中に書かれているぐらいの宴会を完遂すれば確かに効果あり。
    タイトルで惹かれるが、普通に宴会心得本として読んでおくのはいいかも

  • 宴会に参加する上で必要な教科書。
    総合商社マン向けではあるが、一般の人でも幹事になった際は必読かと。

    ここまで気を遣えたら一流だなあと思いました。笑

  • タイトルの組合せが面白い本。書いてあることはハーバード流と掲げる必要があるかどうか疑わしいけれど,宴会の立ち振舞を教えてくれる。アメリカの宴会がこうなのかはわからないけれど,日本での宴会では参考になる。

  • 「ハーバード」と「宴会」という一見不釣り合いな2つの言葉だが、ハーバードのビジネススクールに留学した著者がその実践的な学びを宴会術として分析した著書。参加する人全員の「心のパンツを脱がせる」為の宴会の場で役に立ちそうな理論が満載。本当に宴会は幹事の実力によってその場の盛り上がりが大きく左右されると思う。準備にどれだけ時間を割いたか、どれだけ細部にまでこだわったか、が当日の盛り上がりに如実に反映される。素晴らしい準備をした会は当日思いもしない幸運に恵まれ奇跡的な盛り上がりを見せることがある。もちろんその反対もある。あんなに準備をしたのにも関わらずその日の流れ次第でぶち壊しになることもある。だから難しい、簡単なものじゃないことはやったものにしか分からない。たかが宴会と侮るなかれ、これはもうれっきとしたエンタメだ。主賓、上司、司会役、列席者、後輩、お店の人、当日来ていない人にまで、気を配り自らすすんで黒子に徹しまた盛り上げ役に徹したとしても何かモレがある。完璧な宴会などないのだ。でも次こそは次こそはと打ち込む姿はとても神々しい。酸いも甘いも、清も濁も、理想も現実も、嘘も本当も、全部併せ呑んで接待する姿は究極のサービス精神だと思う。つまりこれが本来の「芸人」の姿なんだと思う。とうてい自分には出来そうもない。「場」を持たせる事が「芸」なのだと思う。そこに「価値」は発生する。

  • 2013.12.30 いろいろ話題になった本だけど、HONZの「今年の1冊」に選ばれる。

  • ハウツー本のなりをして、あえてそれを採用してるのかもしれないが三流感のある挿絵、にもかかわらず、本当に書かれているのはコミュニケーションシップだから、日が経っても陳腐化していないしどことなく品を保っている。

    [more]P30 宴会は信頼関係構築の場です。ですから、職場で宴会を開くのであれば、普段職場で言いたいことを我慢している「宴会弱者」にも組織に打ち解けてもらう機会にするべきです。

    P41 「日程決め」の大事な本質は、「いつ開催するかを決める作業」ではなく、「誰が来る宴会にするかを決める作業」 どの日にやるかにより「参加できる人」つかりあなたの「布陣」を決める、あなたの「環境」を準備する大事な機会になるのです。【中略】仕事において「与えられた環境では困難です」という言い訳を聞く事がありますが、それはその人が「環境を整えられなかった」ことが敗因です。

    P78 ビジョンを実行することのいちばん難しいことは、幹事の心の中で芽生えたビジョンが参加者に届くまでの課程で薄まってしまったりかたちを変えてしまうことです。
    変えてはならないことに関しては「使えるものはすべて使い、なりふり構わず実践していく」

    P87 宴会文化というものは先輩社員が積極的に音頭をとり脈々と継承されていくべきもの

    P93 宴会における最大のボトルネックは「人」です。参加者全員を主役にしていきたい宴会で「エアータイムを独り占め」にしようとする人は厄介です。席決めやゲームのチーム分けの時に工夫したり、幹事が近くに座り他の人にも頻繁に話を振ること出庭を中和させる必要があります。

    P102 伝えたつもり、と言い訳する人に仕事は回ってこない

    P110 自身のない人は笑顔を特訓してください。自身のない人に限って本気の努力をしたことのない人ばかりです。鏡の前に座り1000回も笑顔を作ればかなりの自信がつきます。

    P114 宴会がある程度盛り上がっている状態のところに、いかにも「仕事が忙しくて遅れました」的に入ってくる男子がいます。しかも狙ったように毎回です。これは全く卑劣な行為です。冷たい場を一気に温めるのは本当に大変ですが、そこできっちりと盛り上げる経験をたくさん積むことで、あなたの宴会力は飛躍的に高まります。

    P145 相手のお皿の減りが早いことに気がついたら、すぐに相手に話題を振り、巡航ペースに戻しましょう。

    P154 合コンは本来「送りバント」を狙いにいくべきです。「今日こそ彼氏彼女を作ろう」ではなく「今日はこの男子の中の誰かと仲良くなってまた合コンできるようになろう」という気持ちで臨むべきなのです。これは商売においても全く同じです。

    P175 「当たり話題」に踏み込んだサインは突然「丁寧になるか」「細かくなるか」のどちらかの場合

    P241 カラオケは「入室したら即1曲目」で会をロケットスタートさせてください。これはプロジェクトでも一緒です。

  • ・宴会とは、見方を変えればミニプロジェクト。ビジョンを打ち立て、プランを確定して集客して予算を確保してリスクを回避してリーダーシップを以て本番を切り盛りしていく。
    →一言でいうと、これがこの本で言いたいことね。タイトルから予想できたけど、ビジネススクールの知識を役立てるってのは良いと思う。ハーバードはキャッチーにしたいだけかな。

    ・車のCMは車ではなく、「車に乗る自分」をアピールしている。佐藤浩市を起用したCMは、この車を買えば自分が佐藤浩市っぽい雰囲気を出せるよっていう自己陶酔を狙っている。
    →なるほど。車の性能うんぬんじゃなくて、イメージ作り狙いの方が確かに買いたくなる。

    ・自分が主役になる超快感の波が押し寄せたとき、自分は無防備になり、すべてをさらけ出す。
    →この本だと普段目立たない人が楽しめる良いチャンスと書かれているけど、調子に乗りすぎて自分を見失って言わなくて良いことまで言ってしまいそう。普段目立たない人なら余計この宴会の印象が強く残ってしまう。

    ・宴会弱者に打ち解けてもらう良い機会にする。
    →力量が問われるね。

    ☆あるレストランの入り口に花がキレイに添えてあったり音楽が良かったりするのもリーダーシップ。
    何かをこうしたい、こう変えたいという強い思いを持つ人であれば誰でもリーダーになれる、いつでもどこでもリーダーシップを発揮できる。
    →どうしても言葉や態度で人を引っ張るのがリーダーシップと思いがちだけど、言外でもリーダーシップが語れるっていうのは新しい着眼点だった。

    ・姉御1人に話す時には後ろに10人いると思って慎重に話す。
    →やっぱり女性は敵に回すと怖い。

    ・宴会芸は単純明快でバカだなぁと言ってもらえるのがうける。
    →確かに、誰でも突っ込みやすい方があとあとまで便利。

    ・握手は強く。第一印象で自信がないとその人は求心力を失う。
    →とりあえず、ビビリをさとられないように振る舞おう。

    ・女性が耐えているような宴会はよくない。女性はお姫様。
    →社会人になって、どうしてもおじさん上司の方を考えがち。

    ☆合コンで、みんなに聞こえるように後輩に「ねぇ、なんで俺がタートルネックの女性が好きなの知ってたんだろって聞いてみてよ」とわざと言う。
    →上手いテクニック。

    ・明石家さんまは「話を引き出す」「話のオチをつける」天才。自分の話をしてない。
    →よく見て勉強する。

    ・会話の時系列を付く「いつから○○始めたの」
    →会話のつなぎに使おう。

    ・宴会でクイズ形式を出すと一部の男性が盛り上がるのは「いいところを見せたい」から。
    →それが勝負好きの原因なのか。


    筆者が商社なだけあって、宴会の成功例も商社が好きそうなイケイケな会なんだろうなと想像できます。
    ハーバードと題うってるけど、要は宴会もビジネスのように戦略的にやりましょうねっていうお話。

  • 宴会前に上司からこれを読まされる身にもなってほしい。。

  • なんか高評価にする人が多いから期待していたんだが、そんな大したこと言ってるとは思えなかった。

    非MBA修士としてはMBAってパーティーばっかして遊んでるイメージだったがやっぱそうなんだな〜って思わされる内容だった。

    序盤は頑張ってHBSで学んだことも内容に織り込んでいたが、中盤以降はただの合コン・宴会の(割りと基本的な)心得ばかりで、果たしてこの人はHBSで何をまなんだんだろう・・・って思ってしまった。

    なんでもいいけど、ハーバードやスタンフォード出てる人が書いたというだけで「◯◯大学流」とかいう詐欺タイトルつけるのやめてほしい。別にこの本だってハーバード関係ないやん

    以下、建設的批判

    1)ハーバード流とか言いながら基本的に三菱商事の先輩のアドバイスを体系的にまとめた内容。「ハーバード流」って書けば読者が釣れると思ったんだろうが「三菱商事流」とでも書いてたほうがよっぽど内容として正しい。

    2)やたらHBSの同級生を日本に招待して連日連夜宴会でおもてなしした〜とかいてあるくせに、何をどう工夫して楽しませたのかという具体的な内容が書いてない。「みんな楽しんでくれて、日本のおもてなし文化を堪能〜」なんて自画自賛してるだけ。

    3)ところどころ、場が盛り上がらないのは性悪女のせい、ビッチとの合コンは早めに切り上げろなど、盛り上がれば俺のおかげ、盛り下がってるのは参加者が悪いっていうクソみたいな責任転嫁してるのがなんとも言えない器の小ささというかなんというか・・・そこをどう楽しませるのかって内容ではないのか・・・(白目)

    まあ小学生の夏の読書感想文に最適なレベルの文字の大きさと内容の薄さなので気楽に読むぶんにはいいんじゃないですか?2時間くらいで読み終わるし

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