僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話

著者 :
  • 大和書房
3.59
  • (32)
  • (75)
  • (62)
  • (20)
  • (3)
本棚登録 : 753
感想 : 68
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479793847

作品紹介・あらすじ

自分の欠点は、すべて無視していい!電通で語り継がれる本田流仕事の極意。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 電通で働いていた方が、退社時に残したスピーチが反響を呼び、書籍化された。こんな風に何かを残せる退職っていいな。
    特に心に残ったこと。
    ・思い付いたことは、来年じゃなく今やろう
    ・毎週、タイトルをつけてメリハリを
    ・部下に報告できる、謙虚さが大切
    確かに、専門医試験が終わったらやろうと思っていたこと、職場が変わったらやろうと思っていたこと、全然できてない。
    いつかは永遠に来ない。何か変えようと思った。

  • 著者は日本最大の広告代理店である電通に「コネ」で入社。
    傍若無人な性格のためか、多くの先輩や仕事先の人に「常識外れだ」「能なしだ」と最初は毎日のように怒られていたそうです。

    しかし、「学ぼう」という気持ちと努力、仕事や人生を面白くするスピリットによって、入社して数十年後には局長を勤めました。

    電通といえば、激務で仕事漬けの会社、というイメージを持っている人も多いと思います。

    しかし著者はその中で、「人の3倍働いて、人の3倍楽しむ」というユニークなライフスタイルを持ち、仕事や人生において大事にしてきたことが本書に書かれています。

    本書を通して最も印象に残ったことは「キャッチフレーズやタイトルをつけ、楽しむことの大切さ」です。

    キャッチフレーズを付けることで、同じものでも魅力的なものになる、メリハリが付けられると述べられています。

    特に「20代、30代、40代、50代で何をするかテーマを持つこと」は、私自身も非常に重要だと考えています。

    そのようにして人生の変化を味わうことが、ひいては人生を楽しむことに繋がると思います。
    仕事も遊びも全力で楽しんだ著者から、多くを学べる素敵な一冊でした。

  • 「命の保証はない。感動の保証はある」サラリーマン転覆隊,ママチャリ隊の隊長が書いたビジネス本。ハチャメチャな前掲の著書を読んでこそこ本の本当の良さがわかる。正統派ビジネス本ではないが,「やるのは恥だが役に立つ」本。

  • バランスの悪さがその人の特徴となり、覚えてもらう印象になるまぬ

  • あからさまなビジネス本、自己啓発本は苦手だけど、これは著者の実体験をつらつら書いているので単に一つ一つのストーリーを追っていくのが面白かった。見開きで完結している構造もいい。読みたい時にサクッと読める。

  • ・ 議論がもつれてどうしようもなくなったとき、理論に対しては感情、感情に対しては理論が有効
    ・ 面白い企画のときにはびしっとスーツにネクタイ。まじめな企画のときにはカジュアルな服装
    ・ 離れ際に「笑い」を残す
    ・ 会議で、最初の提案者になる
    ・ 上に立つ人は自分の意志で動かなくちゃいけない。社内のいろんなセクションの意見を集約して他人事のように発言してはいけない
    ・ 天才とは認める力のあるひと。盆栽とは自分の領域に引きずり込まないと、判断できない人
    ・ できる人はまず相手の言うことを受け止めて、それはどんな形になるか?と創造してみて、さらに自分のアイデアをプラスして応えることができる
    ・ 見たことのない物、知らない物は全て尊敬する。体験してから判断する
    ・ 相手の考えていること、相手の思い入れや情熱、相手のアイデアをまず十分受け止めることから仕事が始まる。仕事では「伝える」よりも、まずは「聞く」である
    ・ ビジネスで使える人材はいつも「頭のいいやつ」じゃなくて「勘のいいやつ」
    ・ 仕事が安定している人は、忙しい時でも、アイデアを渡しておくとか、一部だけ引き受けるとか、誰かいい人を紹介するなど、何らかの誠意ある回答を出してから断る
    ・ 失敗のないように丁寧にするのはやめる。言われた通りに間違いなくやることは、枠の仲におさめようという発想。
    ・ 自分より立場の強い人には強くていい、だけど、立場の弱い人には謙虚な方がいい
    ・ プロとアマの差はやはり、クオリティの高い物を素早く、毎回作れるかどうか
    ・ 毎週タイトルを付ける
    ・ その時を状況を伝えることは、それまで自分をサポートしてくれた人へのマナー

  • 自分とは遠い会社の、でも興味のある会社の人だから手に取りました。
    聞いた言葉の中に答えがある。
    人間の行動範囲は人間のスケールを図る定規。
    どんな時も他人は見ている。
    私にはできていないことがたくさん書いてあった。
    でも、すごいと思うことは、そうなれるということだとも書いてあった。

  • 20151007

    このところ、土日出勤が続いてたので代休の1日で読んでしまうほど面白過ぎる1冊。

    同じ広告代理店で同じような仕事をしているだけに、すべてに納得してしまい、本が付箋だらけになってしまった。

    同じ思いで仕事をしていると、仕事への取り組み方、考え方も共感出来るものばかりだった。

    この本をウチの会社のみんなに読ましたいと心から思った。

    1年に100冊近く読むので、本は読んだら古本屋に売る事が多いが、この本はずっと手元に置いておきたい、まさに気の合う本に出会えた。

  • 15分単位で時間を区切るというのは発見!いっぱいやることがあるときにはこれを使えばさくさく終わりそう。プライベートだとわかんないけど。

    • Takuya Oshimaさん
      この本, 辞めるときに役立った?
      この本, 辞めるときに役立った?
      2018/05/20
  • 面白い企画だと相手にわかってもらうことが大切
    会議は最初に提案する
    無関係の組み合わせを意識してアイデアをつくる
    仕事はあっさり断ってはいけない
    失敗したら「人生的尺度」で考える
    圧倒的当事者意識を持つ
    ストレス解消は体を休めることではない


    電通のクリエイティブの人ということで人生の全てをネタ作りに楽しく捉えているところが印象的であった。こんなに楽しく働いている人がいるんかと思わせるような本であった

全68件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1953年、東京生まれ。1974年に日大芸術学部を卒業後、電通にCMプランナーとして入社。以後、「ピカピカの1年生」など数多くのヒットCMをつくり、国内外の広告賞を200本以上を受賞する。1990年に環境マンガ「エコノザウルス」を立ち上げ、環境啓蒙活動を始める。1997年にアウトドア雑誌「ビーパル」にてカヌーによる冒険旅の連載を始める。2011年にエグゼクティブクリエーティブディレクターとして東日本大震災時のAC広告を多数制作した後に電通を早期退社。以後はフリーランスとして、様々なクリエーティブ制作と講演活動を続けている。

「2020年 『エコかるた―楽しく学べる環境絵本―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

本田亮の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
藤田 晋
デールカーネギ...
リンダ グラット...
三浦 しをん
佐々木 圭一
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×