「母」がいちばん危ない ~`いい娘'にならない方法~

  • 大和書房
3.18
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479794035

感想・レビュー・書評

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  • 村山さんの置かれた状況、悩みやその他を引き出してゆくような、一見、ゆるゆるなさいとー先生のトークはちょっと理想的だなぁ。年の功というのもあるんだろうけど、かなりご自身が開けてるのが分かる。村山さんについては青春ものを読んだことがないけど、母娘問題に直面する前とあとで書くものが変わるとか、前夫と現夫のときの創作の違いとか、かなりあけすけなトークが(タトゥーの箇所もね)、関心を呼び、そんなこんなで、やっぱりせんせーに、丸裸にされてる感を抱くのであった。いい本読んだ。

  • 親と子の関係って色々あるし、難しい、と思わせてくれる作品でした。

    筆者の村山さんの考え方は少し変わっているかな、とも思えますが。

    親はある時期でしっかり子供と離れないといけないんだなと思いました。

  • 今年の3月に斎藤先生のインナーマザーを読みました。
    http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=4337602&id=1597580

    昨年の2月に村山由佳さんの放蕩記を読みました。
    http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=4337602&id=1574849

    対談として面白かったけど、自分の期待した内容とはちょっと違うかな?と思いました。
    二人の本をそれぞれ読むほうが、自分にはむいているようです。

  • “許せない自分をまず認めて、もしかしたら一生許せないかもしれないんだけれども、「それでも私は私をやっていくしかないものね」というところから、私自身は今ようやく始まっているところだと思うんです。”(p.66)

  • 2014年1月15日読了。

  • 村山さんの兄の言葉で、
    「~お前がだんだん成長してくると若さへのやっかみみたいなものが出てきて、そういう意味では、むしろ異常だった」
    とありました。

    私(40代)の実母(70代)が、40代向けのファッション誌を買っているのは、そういうことかと納得できました。
    付録のバッグ目当てでもなさそうだし、
    私に見せるために購入しているわけでもないし、
    本人は、そのファッション誌にある服を着れるような体型でもないし。
    私は、そういうみっともない母親にならないよう気を付けます。

  • 齋藤氏の「オヤジ」風なコメントに若干辟易する部分もありつつも、「放蕩記」のバックグラウンドを直接作者の言葉で読めるのは面白かった。

  • ACの第一人者と「天使の卵」の著者との対談。
    彼女もいろいろあったのか。
    大人気作や「ダブル・ファンタジー」について
    個人的にうーん、なので対談もやっぱりうーんだった。自分は。

  • 作家村山由佳と精神科医斎藤学の対談。

    特に、母娘の関係について悩んできた村山さんの体験と、作家として作品を生みだし続ける村山さんが語られている。

    村山さんの作品を未読なので、申し訳ない・・・白村山と黒村山を読み比べてみたい・・・






    作家って大変だなぁ~と思うし、体質が違うと感じた。
    単なる母と娘の葛藤というのは違うような気がした。
    こうして関係を問い続けることじたい、村山さんがお母さんとの関係を強く深く感じているように思う。
    冷たいのは、思い出さないということだもの。
    と、私のように、母が亡くなってくれたことで心が平穏でいられると思っているような人のこと。
    そんな自分も母だということで、いつか喰らうのでは~と思っている。
    娘にはいつもお母さんの価値観が子どもに伝染する、と言われているけど
    それは実際しかたがないことだし、影響させたいという目論見があるわけではないし。


    母と娘の関係と、妻と夫の関係が似ているというのは面白い。

  • 367.3
    斎藤学氏と村山由佳の対談

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著者プロフィール

精神科医、家族機能研究所代表。
1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。
医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

「2022年 『毒親って言うな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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