やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~

  • 大和書房
3.86
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本棚登録 : 1475
感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479794127

作品紹介・あらすじ

努力できるのも才能?いえ、努力なんて、誰でもできます。コロンビア大学心理学博士が、科学の最新の知見をもとに、あなたの常識を次々とひっくり返す!話題の全米ベストセラー、日本上陸。

感想・レビュー・書評

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  • コロンビア大学ビジネススクールの社会心理学者である著者が、いかに目標立て、それを達成するかを説いた一冊。

    タイトルに「意思力を使わずに自分を動かす」とあるが、いかに自分の意思をスムースに目標達成に向わせるかの方法論が様々に書かれていて、非常に実践的。

    自分で実践してみようと思った項目は以下。

     ・「なぜ」を考えてモチベーションをあげて、「何」を考えて具体的な行動におとす。
     
     ・得られるものと障害の大きさを比較する。

     ・難しいことをするときは、小さなステップを意識する。

     ・「いつ」「どこで」するのかを明確にする。

    また、本書では他人のモチベーションをあげて目標達成に向かせるかも書かれていて、マネージメントにも生かせる。その点は以下。

     ・「自律性」「有能感」「関係性」が満たされているかを考える。
     ・自分で管理している感覚を与える。
     ・どうすれば改善するかを考えさせるフィードバックを与える。

  • いわゆるノウハウ本なのかと思いきや、
    ごくごくまじめで平易にうまくまとめてある心理学の本だった。

    もともと心理学の分野に興味がある私としては、
    かなり当たり前のことを淡々と説明してあるので、
    ちょっと物足りなさを感じた。

    ちょっと強引な持論展開とか、熱い伝道師っぽさとか、
    うさんくささが足りない。
    そんなことを期待して読み始めたわけではないし、
    それはそれでうっとおしいのだが。

    という訳で、洗脳されるにはあっさりしすぎている本だが、
    内容的には参考になることが、書いてあったと思う。
    とくに、第9章、第10章あたりなんか。

  • 邦題のタイトルはキャッチーなんだけど、中身は真っ当な社会心理学の本。私は立場的にあえて脳機能(本書ではあまり良く書かれていない)を信じることにしているが、目標達成にも様々なパタンがあって、その人・目標に適したアプローチを取ることで可能性が高まりますよ、という科学的な根拠は抑えておいて損はない。

  • 【内容】
    『目標達成』のやり方について。各章にポイントがまとめられていて読みやすい。個人的にはイントロの『自制心』についての話が面白かったので感想述べます。

    【ビフォー】
    ダイエットに失敗したり、やる事を先延ばしてしまったりと自分は意思力が弱い人間だと思っていたが、『意思力が弱い』のではなく『自制心が減っていた』からできなかったのだと学べた。

    【気付き】
    人は誰でも『自制心』を持っており、日々色んなことでそれを消費している。自制心は筋肉のように鍛えれる。例えば、汚い言葉を使わない、姿勢を正す、などちょっとしたことでいい。さらに『自制心』は使うと減るので、低下した状態を見極めないといけない。例えば、リハビリ中の依存疾患者は、アルコールや薬物に手を出してしまう危険な状況を忘れないように、『HALT』という略語を使う。Hは空腹、Aは怒り、Lは孤独、Tは疲労を表す。これらの状況がもっとも自制心が低下しやすい。

    【TO DO】
    自分がHALTの状態になってないか確認して上手くコントロールしていく。自制心が低下している時は重要な判断はしないようにする。

  • ★3.89

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    実行力

  • 目標の立て方、目標に対するアプローチの仕方など、人をどうやったら目標に向けて達成させるのかという方法が、心理的な動きとともに書かれています。
     部下が目標達成するにはどうしたらいいのか、子供に頑張って欲しい時にどう導けばいいのかがわかる本です。
     もちろん目標にむけて頑張りたいと思う方にも、モチベーションの維持や障壁の越え方などとても参考になると思います。
    文章もとても読みやすく、読み始めると面白くて止まらなくなります。

  • 電車の中吊りで気になってた本。
    読んでよかった!
    目標のタイプ、その特性、そして目標達成の為の適切なアプローチ。
    ところどころ学生等を対象にした実験結果が盛り込まれており、とても説得力があります。
    自分自身だけじゃなく、チームのモチベーションにも大いに役立てそう。

    やってのけてみせます!

  • 今まで読んできた自己啓発本の中で、上位に入るとても良い本だと思います。
    著者は心理学者なので、本の内容も心理学に基づいたものとなっています。なので説得力ありです。

    何かを成し遂げたい方、やりたい気持ちが有っても別の誘惑に負けてしまう方に、とても向いていると感じました。

  • やってのけられそうな気になってきた!

    今まで行動に移せなかったことに、こんな心の動きがあったなんてと、いろいろとアタマなのかが整理できました。

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