日本の女性がグローバル社会で戦う方法

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479794370

作品紹介・あらすじ

20〜40代の悩める乙女に捧げる「女性の生き方本」。日本生まれロンドン在住、Twitter界の頼れる姐御May_Romaがついに斬り込んだ!仕事は「銭をもらえるサークル活動」ぐらいのノリでいい。ムリしてピンク色のカーディガンを羽織らなくていい。「女子力」も「バリキャリ」も葬り去って自由になれ!!

感想・レビュー・書評

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  • 日本って世界からこんなに尊敬されてるんだぜスゴイだろ!なバラエティ番組が多くて、ちょっと辟易していた昨今。

    「将来はお嫁さんで専業主婦になりたいの♡だとぉ〜アホか!国際社会からは日本は今だに男尊女卑だと思われてんだよ!なーにが日本ハ素晴ラシイ〜wonderful!だよ!政治も法律も社会システムも、あんたらに埋めよ殖やせよ社会で出しゃばるなよって言っておいて、でも平均的な家庭生活送りたければ割に合わない給料だけもらえる会社で出しゃばらずに働いてね〜って思ってんだよ!バカ!氏ね!」

    以上、作者の魂の叫び(ほぼ原文ママのテンション)(爆笑)です。小気味良いです。痛快です。それにしたって罵詈雑言過ぎませんかね?!と思うとこまで含めて楽しい(笑)。

    ぶっちゃけ私も、冒頭のようなバラエティは公共の電波を使った壮大なるマスターベーションに思える時があるので←つられた笑

    日本の女性に対して、「もうちょっとグローバルな視点で自分の性を見てみ?」とアラートしています。
    日本人女性が多く働く外資系企業の実態にも容赦無くメスを振るいます。「きらびやかな会社に見える?実際はていの良い駒よ、社畜よ!」ですと…(°_°)そうなのか

    「だけど女性の参画で業績を著しく伸ばす企業もあるのよね〜実際!」と、まあ飴と鞭の使い方がお上手(笑)。

    ビシバシと甘えたな女に檄を飛ばしつつも、「本気だしてやんなさい!やればできんのよ!」と激励する著者のパワーに、終始圧倒された本作でありました。


    メモメモ(^o^)φ

    日本女性の同調圧力peer pressure(同質化と共感を押し付けること)の凄まじさたるや!

  • twitter界隈では著名ですが、本の著作では正直読むべきものではない気がする

  • 最後の「女子力」をこき下ろす下りが最高で笑いが止まらなかった。笑

    p.206
    ・その「女子力」って何ですか?
    ・誰が決めたの?
    ・誰が得するの?
    ・「女子力」があると旦那さんはリストラされないの?
    ・「女子力」があると家を買えるんですか?
    ・「女子力」があるとワタシは食べていけるの?

    そうだよなwww爆笑したwww

  • タイトルのトピックについて、めいろまさんが問題提起から、その状況を踏まえた上で日本女性がキャリアをどう構築すればよいかの提案をしている本。
    冒頭の日本の現状を分析、海外メディアの論調を説明している章では、日本人女性として腹立たしさを覚ええないし、気持ち悪いと思った。日本人女性も甘えすぎだし、日本社会はあきらかに無理な仕組みの上に経済が成り立っていて、大問題なのに、いつまで経っても変わらないのが不思議でならない。
    事例、データの引用、著者の考え等について有益な部分は多いが、海外から考えればそんなの当たり前なので、この本は日本の文化、社会の慣習、ゆえにキャリアを諦めるあるいは間違った道へ進む女性への警告なような本であり、その点理解している人には価値がないだろう。
    また、めいろまさんらしく、語気が激しいので(それが好きってひとが多いかもしれない。私は実際に何度も吹き出したが・・・)重要なところがそのせいで説得感が減っているかもしれない。
    なんにせよ、めいろまさんと同じく、私も日本の女性がかなりの無理を強いられている現実に、男女関係なく怒るべきだと思うし、そもそも無理な働き方の改善や、問題の根本解決の道を日本政府に進めて欲しいと感じた。

  • 2014.12.20

  • Girl Power;Power exercised by girls;spec.a seif-reliant attitude among girls and young women
    オペア制度 イギリス
    自分の望む形で働いて満足する
    仕事は銭をもらえるサークル活動
    人生をかけるものではない
    細く長く
    身近な人の働き方ををコピーする
    自分にしかできないスキル
    結果を出して黙らせる

    欧州で女性が多い:消費財、サービス、小売り、医療、福祉、広告代理店、ファッション、政府、教育

    保険のアンダーライター、マーケター、セラピスト、科学者、研究者、税務、ジャーナリスト、広報、検査技師

  • 多様な会社の方がいいといいつつ、最後では女性が多い会社に行った方がいいと、仕事はサークル活動だとおもえといいつつ、あとで会社はサークルではないと。

  • 勝間よりも良い。
    異なる人を受け入れるには、精神的な私塾が必要。その人が好きなこと、違うことを受け入れ、受容する。
    外に出せない仕事というのは創造性やかなり高い専門性が要求される仕事は国内に残る。
    バリバリ仕事する男性は格好悪いこと恐れずに、果敢に挑戦する。
    付加価値の高い仕事をするには、高い教育や訓練が必要、それに必要なのはお金。

  • ネット用語がキツくて読みにくい。
    海外在住のためか、日本の現状も少しズレている部分もある。
    が、自立しよう!というクダリは共感できるし、読み終わるとなんだか気持ちは前向きに。完全に共感はしないけど、自分でかんがえて、努力してろという部分はその通りだなと思う。
    でも、これについていけないと、感じる人も多そう。

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著者プロフィール

谷本真由美(たにもと まゆみ)

著述家。元国連職員。
1975年、神奈川県生まれ。
シラキュース大学大学院にて国際関係論
および情報管理学修士を取得。
ITベンチャー、コンサルティングファーム、
国連専門機関、 外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。
日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。
ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)
として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。
趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、
漫画、料理。
著書に『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、
『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、
『不寛容社会』(ワニブックスPLUS新書)など多数。

「2022年 『世界のニュースを日本人は何も知らない4 - 前代未聞の事態に揺らぐ価値観 -』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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