エリートに負けない仕事術 ~超ブラック企業の元OLが、世界一の外資系企業で活躍するまで大切にしてきた「仕事のキホン」~

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479795100

感想・レビュー・書評

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  • タイトルがよくない。
    「エリートに負けない」とあるから、どれだけハイレベルな仕事テクニックやマインド論が書かれているかと思えば、どれもこれも仕事をする上で基本的なことばかり。基本的なことであるからこそ、外資系やら有名大企業やらに限らず、中小企業や公務員でも、当然に役立つ内容だと思う。
    この本が優れているのは、よくある「ビジネスの基本」「社会人1年目の教科書」みたいな本にはあまり書かれていない、本当の仕事の基本(社会の真実)がいくつか解説されていることだ。たとえば

    ・相手の言うことが変わったときは、相手のニーズが変わったことを意味する

    ・自分で考えろと言われて自分でやったら「なぜ勝手に判断した」という超展開が起こる

    などである。建前論や奴隷論、意識高い論ではなく、こういう人間の普遍的真理に基づいた仕事術こそ、ほんとうに使える仕事術だろう。

    20代前半の若い社会人におすすめ。40代以降だと今更のことばかりで、だからといって慌てて身につけるような話ではなく、身についてなければそれはそれで構わない。

  • エリートへの対抗意識はなくても、仕事への姿勢に迷ったり、もやもや、もしくはいらいら、うつうつしている、特に働く女性には読んでみてほしい本。「ブラック企業の元OL」という言葉を見て、「すべてに感謝の気持ちを」とか「人の悪口を言わない」とかだけの美しい精神論本でも、社長や経営者や起業を目指す人にしか意味のない本でもなく、めちゃくちゃ褒めたたえるべき職場ではない多くのところで働く現場のいちOLに役立ちそうな本だな、面白そうと思って購入。(別に感謝の気持ちや笑顔が不要と思っているわけではありません、念のため。それだけで片付けようとする薄っぺらいきらきらの精神論本が嫌いなのです)

    リアルで、綺麗ごとすぎず、ユーモアもあってとてもよかった。実践できそうなアドバイスもたくさんあるし。まずは現実を受け止める。そして対処法を考える。それはうつになるほど我慢することでも、甘えてすべてから逃げ出すことでもない。
    前向きに、自分の意思で、働きたいものですね。

  • 軽めの本を一冊。大好きなずんずんの最新作。「外資系OLは見た」よりはシリアスだけど、文章はやっぱりずんずん調。私は似非外資系勤務者だけど、まさにそうそうの連発。まあそれでもちょっとデフォルメされている「外資系OL」の方が楽しいかったけど満足、満足なあ。
    ずんずんの視点は、いわゆるエリートの人たちは違うから親近感あっていいなあ。これが現実、これが基本のキですよね。世のハーバード系より大多数の非エリート外資系勤務者にはこれがいいと思います。
    エリートと戦うため( 一緒に仕事をするため )にはいろんな本当、タフネスが必要。相当努力されているのも、見えました。私も一歩!一歩!

  • ずんずんさんの本はリアリティがあって面白い。1時間くらいでさくっと読めます。外資系企業で生き抜くコツが本の内容ですが、時々垣間見れるずんずんさんの仕事観もいいなぁと思います。会社におけるコミュニケーションとは判断力と質問力とか、キャリアアップとは守備範囲を質問広げることとか。

著者プロフィール

著述家、ライフコーチ。大学卒業後、ブラック日系企業に就職。激務の果てに「死ぬ前に丸の内OLになりたい」と転職活動を開始、ラッキーパンチで外資系投資銀行に採用される。その後シンガポールでグローバルIT企業のJAPACとして勤務し、数々のグローバルエリートと共に働く。現在は日本においてコーチとして1000人以上のビジネスパーソンに対して、恐怖を乗り越え行動する勇気を与えるコーチングを行なっている。著書に『ずんずん式★壮絶メンタルトレーニング』(すばる舎)、『外資系はつらいよ』(KADOKAWA)など。

「2020年 『ニュー・エリート 新時代に求められる「キャリアサバイバル」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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