超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト

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著者 : 落合陽一
  • 大和書房 (2017年3月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479795612

超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリストの感想・レビュー・書評

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  • 今、時代はどこに向かおうとしているのか?
    あらゆる分野がデジタルによってアップデートされていく時代に適応して生き残るのか?
    それともテクノフォビア(テクノロジー恐怖症)として絶滅していくのか?
    これからの生き方を考えるための、強力な参考書です。

    これまでの著書に引き続き、独特の”落合陽一”節がリズミカルに繰り広げられる必読の一冊。

    ※ちなみに、研究者・テクノロジストらしく横文字が多い文章であるため、普段そういった単語に距離のある方は少し読みにくいかもしれません。

    内容は一貫して、デジタルネイチャー(計算機自然)と著者が呼ぶ時代(ユビキタス社会の更に先)に向かっていく我々の生き方、働き方、価値感の持ち方についての著者の持論の展開(前著からのアップデート)です。

    個人的には、とても賛同するところが多いため、
    本作もスルスルと腹落ちしました。

    人間と人工知能が共存する世の中で生きていくために考えるべきことは、
    自分が、何をして(何を創造して)何をしない(何を効率化する)のかである。
    それはつまり、人工知能に何をやらせて、自分が何を生み出すのかを、意思を持ってきちんと決めていくということ。これが生き方の戦略になる。

    どういう戦略が正しいかは、個人個人によって違う。けれど、どんな戦略にしろ、自分の中に指針を持たなければ、主体的に生きていけない時代がもうそこまで来ている、ということをもっと危機感を持って受け止めなければいけないと感じました。

    ちなみに作者は、かなりクセがすごい人物だと思いますが、非常にクレバーで核心をついた議論をされているため、注目しておくべき方だと思っています。

    落合氏の本を一冊目に読むなら、前著の「これから世界をつくる仲間たちへ」の方がおすすめです。
    (多分文章校正も前著の方がしっかりされている)


    【以下、引用メモ】

    P32 ワークとライフの関係性は完全に「バランス」ではなくなった。これからは「ワーク”アズ”ライフ」、つまり差別化した人生価値を仕事と仕事以外の両方で生み出し続ける方法を見つけられたものが生き残る時だ。

    P33 「ワークとライフ」の対比でとらえるのではなく、「報酬とストレス」という捉え方のほうかわ今の働き方を象徴している。

    Pローカルとグローバルというのは、人生をそこに置く上ではその優劣を比べるものではないものだ、と考えることが重要だ。そのに差はなく、「どちらもよい」が正解である。

    P58 自分が「個体として何が好きなのか」というのを考えていくことが大事で、理想的には、趣味性が高いものを仕事にして、それによってストレスフリーで多くの利潤が発生している、という状況が継続性があって望ましい。それは非合理なモチベーションからはじまるから、機械よりもオリジナリティが高いことができる。

    P62 一度、自分の仕事の中で「どこがギャンブル的なのか」ということを意識してみるのを進めたい。これはストレスと報酬関係を明記するということだ。

    P67 報酬がわかってないと継続性がなく、続けることができず、それ限りになってしまうのでワークアズライフとしてキャリアデザインが難しい。

    P70 好きで何かを続けていく理由を細かく分解すると、そのギャンブル、コレクション、快楽のどれかに誰もが集約されるだろう。

    P120 とにかく、もう今、個人がバラバラになったのだから、もっと政治に興味を持たないと、そ依存に関わってくる。

    P127 ざっくりとフックがかかっている状態、おぼろげにリンクが付いているような状態が、これからの時代に理想的な知識の持ち方だと思う。これはどういう仕組みで、思いつきから実装までたどり着くことができるのか、ということさえ押さえておけば、個別の細かいところはその都度調べたりしながら作ることができるということだ。

    P128 荒俣宏氏が、「創造性というのは、忘れる能力にかなり依存する」というようなことを言っていて

    P189 今、この世界は「べき」では語れず「思う」としか言えない。

  • AIが存在感を増していく世界でどう立ち回るべきか著者の考えが述べられている。
    本書の感想を書くのは非常に難しい。テキトーにレビューを書くのは気がひけるし、改めて精読して考えをまとめようと思うほどの内容でもない。
    そんなこんなで何度か書いては消しを繰り返しこのレビューを書いている。
    本書の要は「機械と人間が戦うことはない。いつも人間同士が戦う。これからはテクノロジーを扱える人間と扱えない人間の争いである。だからテクノロジーを使いこなせるようになろう」といったところか。
    個別具体的な内容は多くのビジネス書と似たりよったりで、テクノロジーの進歩する社会を前提として書いている点が新しい。

    ・ニッチな市場を探す。
    ・内的動機を探す。
    ・ツールは使いこなす
    等々だ。


    さすがに「子育ては娯楽になる」なんて言説はぶっ飛んでいると思ったが、本当にシンギュラリティに到達すれば人間同士で付き合ったりすることもなくなるのかもしれない。

  • ワークアズライフの考え方。
    全ての職種についてどのように専門性をみつけていくのか。
    この時代を、悲観することもなく歓迎することもなく、適応していくのみだと思った。


    シンギュラリティとは、人工知能が人間の能力を超えることでおこる現象。技術的特異点。

    「人間らしさ」という思考停止はやめて、
    〝これからやるべきこと〟をちゃんと読み解く1冊。
    ギャンブル性のあること、コレクション的なこと、単純に心地いいこと…
    人間にとってエモいこと以外は、すべてコンピュータにやらせればいい――。

    会社の寿命は人より短いのだからしがみつく必要はおそらくない。
    会社は使い倒していく。
    『ワークとライフ』の対比で考えるのではなく、『報酬とストレス』という捉え方のほうが、今の働き方を象徴している。
    ワークライフバランスだけの考え方を捨てて、ワークアズライフの世界観を。

  • シンギュラリティ(技術的に大きな変化点。本書ではAIが人間を凌駕するタイミング)以後に必要なポイントが上げられているエッセイのような書。タイトルから想像するような AI活用の予測や直接的な対策は登場せず、行動や思想などの領域における示唆が中心。
    著者はデジタルネイティブ世代、ミレニアル世代のビジョナリーといえる。個々によりニッチトップで埋められたタイル上の未来をイメージしているようだ。正直、文章はこなれていないし、表現が直接的でないので、内容が掴みにくい。しかしその分、この世代の空気を感じることができるのではないか。

  • 最近注目の落合さんの一冊。
    語り口調な書き方で凄く読みやすいので、今AIがどうなってるかざっと知りたい人にはオススメ。
    AIが進むからこそ改めて人間性というものを考え直してどうやって生きていきましょうか、という話。

  • 落合先生の本。非常に興味深い内容ばかり。他の先生も共通して言っていることは、ライフワークとライスワーク。生産的な趣味を持ち、所得元の分配。または本業との相乗効果。

  • ワークライフバランスではなく、ワークアズライスの時代。

    多様な社会に向けて、違う方向への「自分は自分の道を行く」考え方が当たり前だけど必要って中で、
    仕事になる3つの趣味を持つ。
    その後に続く、【ドキドキすること】×【報酬があること】ということをヒントにこれから進めていけたらなーと。

    内容に一貫性があって良書だと。
    ってか著者と同い年…。。。

  • 読みやすく、今の世の中を俯瞰的に網羅している。

    いくつか主観的な意見もあるように感じるが、それもふくめて抽象化したあいまいな状況をくみあわせて考えるのが、人間の価値なのかもしれない。

    今後の人間の歩む指針としては興味深い。

  • まさかの落合信彦(ノビー)氏の息子。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784479795612

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AI時代の「生き方」「働き方」「生活習慣」はどんな形なのか-気鋭の若手学者が丁寧に描き出す「未来のキーワード」を紹介。"現代の魔法使い"と称され、今、世界でもっとも注目される日本人研究者、待望の書き下ろし!

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