ぼく自身あるいは困難な存在 (筑摩叢書 349)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480013491

作品紹介・あらすじ

この本を執筆した当時、コクトーはすでに五十七歳だった。第二次大戦が終結して間もない、占領下の陰惨な記憶も鮮やかな時点で、その多くは世を去った親しい友人たち-ラディゲ、サティ、プルースト、ディアギレフらを回想する的確かつ魅力的な人物論がちりばめられ、エスプリにみちたコクトーの姿と透徹した芸術観が浮かびあがってくる。

感想・レビュー・書評

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  • コクトーの友人とのエピソードや思想などから構成されている一冊で、読んでいるぼく自身の考えみたいなものと、コクトーの考えを照らし合わせて読んでいくのが楽しかった。コクトーが身近にいるような感覚にもなる。タイトルも好き。

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著者プロフィール

(1889年7月5日 - 1963年10月11日)フランスの芸術家。詩人、小説家、脚本家、評論家として著名であるだけでなく、画家、演出家、映画監督としてもマルチな才能を発揮した。前衛の先端を行く数多くの芸術家たちと親交を結び、多分野にわたって多大な影響を残した。小説『恐るべき子供たち』は、1929年、療養中に3週間足らずで書き上げたという。1950年の映画化の際は、自ら脚色とナレーションを務めた。

「2020年 『恐るべき子供たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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