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- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480015150
感想・レビュー・書評
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非売品だった資料が、このあとに続く70年史(不足分となる40年を補う形での出版)にあわせて刊行されたというのは意義があることだろうと思います。
とはいえ、以前読んだ『友 臼井吉見と古田晁と』と共通する内容も多く、創設者やその周囲に対しての好意的な視線・解釈による記述が中心で、なぜ筑摩書房という出版社を作ろうと思ったのか、その意義は何処にあるのか(創設者である古田晁はどのように考えていたのか)という点は明らかにされていないように思います。
創設にあたっての「あいさつ文」は全文が掲載されていますが、1940年という時局にあわせた文言が多いですし、この辺りは古田晁が物を書き遺さない人物だった、ということにも起因しているのかもしれません。
ただ、それぞれの時期において筑摩書房がどのような経緯を経て、どのような書籍を出版し、それによって社の経営状態がどのように変化したのか、ということについては良く整理されているように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
丸2年積ん読の山の中だった…。さて次はこの続きを。
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昭和15年創業。
創業30周年の時にまとめられた社史(非売品)を、筑摩選書として復刊。
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