利他的な遺伝子 ヒトにモラルはあるか (筑摩選書)

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著者 : 柳澤嘉一郎
  • 筑摩書房 (2011年6月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480015228

利他的な遺伝子 ヒトにモラルはあるか (筑摩選書)の感想・レビュー・書評

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  • 8月新着

  • 3,4歳の他人と自分の違いが判断できる頃に利他の本能が目覚める。
    母と子の信頼感が前提である。いつもそばにいる特定の人が必要である。という・・・・子育ての大切さを感じました。

  • 利他的に生命を投げ出したアーミッシュの話ではじまります。人に(そして動物にも稀に)ある利他の根源を探ろうとする本。
    タイトルには、「利己的な遺伝子」へのアンチテーゼであろう「遺伝子」がついていますが、あんまり「遺伝子」という印象が残りませんでした。
    利他が本能で、利己を科学的に証明することは、後ろめたさの隠蔽だといいます。僕は逆かな、なんて思うのだけど。
    利己と利他、どちらもなければ生きていけない。面倒な生き物にうまれちゃったなあと感じる一冊。

  • 今年の抱負②:通勤読書の11冊目を読み終わりました。

    人には、誰かの役に立ちたいとかいった感情がある、という考察です。プロローグで、アメリカのアーミッシュの村で起こった、銃立てこもり事件について、筆者の印象が書かれていて、非常に興味をそそられたのですが、内容的にはセロトニンとかドーパミンとかいった脳の話がメインだったのかな?

  • 利他的な意図や行動は、人の本能である。

    日頃利己的な本能をむきだしにしていても
    その心底には利他的な本能をしっかりともっている
    なにか事があればそれは一気に表面に噴き出してくる
    だが日頃は それは心底に沈積したままで潜在している

  • ヒトを利他行動に駆り立てるのは本能である。脳科学、遺伝子、分子生物学と聞くと難しそうだが、そうでもない。教育に関心があるなら読むとおもしろい。胎児の細胞が母親の脳にも入り込み、細胞の修復などをしている、など、科学的な発見についてもとてもおもしろい。

  • 性格や感情についての遺伝子やホルモンのことが、専門的ながらも個人のエピソードを交えながら書かれていて、素人が読んでも勉強になり、また楽しめる内容でした。

  • 筑波大学の遺伝学の権威である著者が、自己犠牲的な行動がどのようなメカニズムでなされるのかを、生物学の見地からアプローチしている、ユニークな本。

    一昔前に、『利己的な遺伝子』という本がありました。

    その本では、生物は根本的には、遺伝子の乗り物に過ぎず、遺伝子が後世に引き継がれていくために有利な行動をとるようにプログラムされている、と説明されていました。

    なんだか、生きている意味を全否定されたみたいな気がして、薄ら怖い印象を受けた記憶があります。

    それはさておき。

    本書では、脳の構造、神経細胞の働き、ホルモンの役割、本能と学習の違いなどを、順々に解説して行きながら、最後に『利他的な遺伝子』の解明に進んでいきます。

    結論的には、利他性は、社会的な生き物としてのヒトが、その社会によりよく適合していくことが、結果として生存可能性を高めたこと、それと、発達した脳が他者の感情を理解したり、共感したりする能力に長けていたことから、利他性を身につけたということらしいです。

    うーん、最後はちょっと弱い感じですが、でも全体としては、久しぶりにサイエンスジャンルの読み物で、いつもと違う脳ミソが刺激されている感覚を楽しめました。

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利他的な遺伝子 ヒトにモラルはあるか (筑摩選書)の作品紹介

現代社会は利己主義がはびこっているように見える。しかし人は、しばしば自分の身を危険にさらしても他人を助けようとし、困っている人を助けたいと願う。この利他的な感情はどこから生まれてきたのだろうか。ヒトを利他行動に駆り立てるものは、本能なのか学習なのか。共感、信頼、情愛はどうすれば育てられるのか-。脳科学、遺伝学、分子生物学の最新知見を交え、ヒトという生物、ヒト社会の本質に迫る。

利他的な遺伝子 ヒトにモラルはあるか (筑摩選書)はこんな本です

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