哲学で何をするのか: 文化と私の「現実」から (筑摩選書 56)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480015600

感想・レビュー・書評

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  • 貫さんの本が読みやすかったので読んだ。
    哲学の全体的な入門書という感じ。
    入門書なんだけどまだひとつひとつの概念がはっきり捉えられていないのでふわっと読み終わってしまった感じ。
    もう少し別の書に当たってから読み直したい。
    哲学とは何か、どういう風に自分の人生と関わってくるのかが知りたいなと思う。

  • ニーチェ以後の哲学は、「普遍性」や「本質」「真理」、そして「自我」などの概念が確固としたものとして存在するという見方をしりぞけ、それらがさまざまな社会的関係の網の目のなかで規定されていることを明らかにしてきました。ニーチェのパースペクティヴィズムや後期フッサールの生活世界の現象学、フーコーの系譜学やシステム論などの思想に、そうした新しい考え方を見ることができます。本書は、身近な文化現象のなかにある具体例をとりあげながら、そのような新しい哲学的な発想について論じています。

    哲学的な「見方」によって、身近な文化現象がどのように見えてくるのか、ということがわかりやすく解説されており、哲学のおもしろさに触れることのできる本ではないかと思います。

  • 身近な文化現象を糸口に哲学的な考え方を解説する入門書。「文化」とは何か、「自我」との関係は?そして、「伝統」「芸術」「世界システム」「ねたみ」「善と悪」「本質」「真理」。身近な具体例が多く取り上げられているため、比較的読みやすい、とは言えるか。

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著者プロフィール

現在、専修大学文学部教授
1956年、神奈川県に生まれる。
1985年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
現象学をはじめとする現代哲学、歴史理論、舞踊美学を研究。
著書に『図解雑学 哲学』(ナツメ社)、『哲学マップ』(ちくま新書)、『哲学ワンダーランド』(PHP)、『経験の構造:フッサール現象学の新しい全体像』(勁草書房)がある。

「2007年 『ハイデガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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