生きているとはどういうことか (筑摩選書)

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著者 : 池田清彦
  • 筑摩書房 (2013年12月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480015891

生きているとはどういうことか (筑摩選書)の感想・レビュー・書評

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  • 生物の進化とは、おそらく「別のルールが立ち上がる」ことそのものなのだと思う。
    生物のルールは普通のルールと違って、勝手にルールを変えてしまう。
    (p207「第九章 生きているとはどういうことか」)
      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    一見自明な「生物とは何か」という問題には、
    いまだ多くの謎が残されている。
    DNAのマッピングが完了してなお、
    細胞内で実際にその遺伝情報がどのように発現していくのかは定かでない。

    生命の発生や、進化の実態、
    生殖と死の関係などを通して、
    生物の「いいかげんさ」=フレキシビリティに光を当てる一冊です。

      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    独特に毒舌な語りで、
    生物学のさまざまな知見を紹介してくれる本でした。

    DNAは設計図だが、設計図だけでは生物というシステムは生まれない
    …という話に始まり、

    進化は偶然「そうなってしまっただけ」で目的や必然性はない
    有性生殖によって生物は死を獲得した
    生物を構成する高分子の位置関係を保てれば、循環せずとも「死なない」ことは可能

    …などなど、興味をそそられるトピックが続々です。
    さすがに、医療制度やクオリア問題にまで踏み込んでいるのは、
    やや大風呂敷だった感もありますが…。

    ところで、結論になっている、
    生物(を支配するルール)の「いいかげんさ」については、
    生物学に特権的なものではなく、
    それ以外の分野でも言えることではないかとも思いました。

    むしろ「決定論だけで成り立っていて未来予測可能なモノ」というほうが、
    世の中、少数派ではないでしょうか。
     それではっ

  • 生物学的な詳細な説明はやや難しいが、第3章「生物がいつ誕生したのか」は面白く読めた.29億年前にマグネティック・バリアーができて、生物が放射線の影響を受けなくなった というのは納得できるものだ.特に良かったのは第8章の近藤誠への論評だ.抗癌剤の問題は複雑だが、近藤論に同意する.でも、生物を定義する場合に時間を考慮する必要があるという論説はうまい考えだと感じた.

  • 〜p.82

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784480015891

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