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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480016164
感想・レビュー・書評
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岩田靖夫 「極限の事態と人間の生の意味」 東日本大震災後の論考集。思想哲学研究の第一人者である著者の集大成的な一冊。
今年一番の本だった。人生ベスト10に入るかも
レヴィナス、ヨブ記、アリストテレス、親鸞、道元、エックハルトなどの思想を、寛容という概念を用いて、プリコラージュ的に展開し、他人との交わりに 生の意味を導いている
一番印象に残るのはロールズの格差原理と福祉国家構想
*自由は弱者の利益になるという条件下においてのみ許される
*自由競争社会における強者は、弱者にその成果を贈呈しなければならない
*能力は個人のものでなく、社会の共有財産である
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