ケルト妖精物語 (ちくま文庫)

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制作 : W・B. イエイツ  井村 君江 
  • 筑摩書房 (1986年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480020499

ケルト妖精物語 (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 読みきってない

  • 再読。妖精というとこの本の表紙絵にあるような、いわゆる「フェアリー」的なヤツを思い浮かべちゃうけど、本の中にはこんな羽のついたふわふわした子は一切出てこない。意外と邪悪だし、ゴースト寄りのものも多い。

    レプラホーン、メロウ、バンシー、プーカなど、定番の妖精は、どちらかというと日本でいう「妖怪」に近い気がする。悪戯する系(河童とか)もいれば、善良なのもいるし(座敷童的な)、人魚的なやつも世界共通。

    人魚(メロウ)が帽子がないと海に戻れなくて、羽衣伝説風の展開になるのは興味深い。あと日本昔話の「こぶとり爺さん」そっくりの話もあるのもビックリ。

    アイルランドは他国に比べたら聖パトリックのおかげで古い妖精たちが迫害されず共存できたと言われていますが、それでもやっぱり、キリスト教的なものに侵食されているなあという印象はかなり受ける。確かに妖精の存在は否定されてはいないけど、神様に祈ったり司祭様に言いつけたりしたら逃げていくものとされていて、正直やっぱり下位の悪魔みたいな扱いは否めないのがちょっと悔しい。

  • アイルランドの妖精のイメージが随分変わった。あまりにも知らなすぎた。
    これまでは、キャラクターとしてのおちゃらけた気のいい妖精のイメージを持っていたが、ゾッとするような不気味な世界にページを捲る手が止まらない。
    高圧的な態度や、死体を無理やり背負わされるなど…。
    アイルランドの人々にとって、恐怖の対象でもあったことに驚き。

  • アイルランドに伝わる、妖精に関する伝承や詩を集めた本。

  • 先生方より学生みなさんの学習・教育・研究や教養の向上に役立つ内容の本をご推薦いただきました。
    カウンター前の企画展示コーナーに並んでいます。

  • 中学時代に読んでアイルランド文学に興味を持ったきっかけの一冊。
    読み物として面白いというよりは、遠野物語的な楽しみの本という位置づけでいる。
    背筋が薄ら寒くなるような恐怖感も共通。

  • 死体を背負わされる話が面白かった。

  • ※13年 5/28(火)放映「地球バス紀行」紹介地域・アイルランド編。

    [放映内容 以下のURL]

    http://www.bs-tbs.co.jp/bus/110.html

    旅のテーマの一つ「妖精」の内容に関連。自身で著書を選択。図書館貸出。

    ようやく、今日(3日)読破しました。

    現地の方から教えられた妖精・レプラコーンの正体(概要)、もちろん記載してありました。

    果たして、レプラコーンの正体を知った上で、あのナレーションを進めていたのかどうか?とてもとても気になって仕方がないのですが…

    様々な妖精が存在していること。この著書を通じて改めて不可思議な世界をまた一つ学んだといった感じです。

    ◆印象に残った内容をいくつか以下に抜粋

    『魂は、ちょうど、風や空気の様に、生きている人間には見えない。ということ』

    ・アイルランドの妖精の分類

    二種類。ちなみに、レプラコーンは、「一人暮らし」

    ・編者解説より

    『妖精たちは、人間に知られないように、暮らしたり、踊ったりすることが好きなのだ』

    ・訳者あとがきより

    アイルランドの人々にとって、妖精物語は、『実生活の一部』である。

    アイルランドの妖精たちは、生き生きと住み、自由な『中間王国(ミドル・キングダム)』で活躍を続けてきた。

    もう一冊、放映内容後半のテーマ、バブと音楽の著書。図書館貸出してきました。この(上記の)著書で関連著書の締めくくりにします。

  • バンシーやメロウなど、今となっては定番の話が多く収録されているが、前後関係としてはこれに収録されたから定番になったんだよな、という。おそらく古来から伝わっていた話も少なくないだろうが、そこへキリスト教的な視線が含まれることで全体にどことなく違和感が生じているのは面白い。妖精とキリスト教の悪魔との関わりなど。
    今の妖精談の方が却ってそこを弁別していることで均整のとれたものになっているケースが見られるが、そうした混在に無自覚な当時の語りの方が不恰好だからこそ「語り」の生々しさを感じさせられる。

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ケルト妖精物語 (ちくま文庫)の作品紹介

月夜の緑の草原や、青い海原の底で、バラエティーに富んだ妖精たちと人間が織りなす詩情ゆたかな物語のかずかず。アイルランドで何世紀にもわたって語りつがれ、今なお人びとの心に息づいている祖先ケルト民族のさまざまな民間伝承や昔話のなかから、妖精譚のみを収めた古典的名著。付録にイエイツの「アイルランドの妖精の分類」を収録。

ケルト妖精物語 (ちくま文庫)のKindle版

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