ザ・ベスト・オブ・サキ 2 (ちくま文庫 さ 2-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 91
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480022301

作品紹介・あらすじ

心優しきニヒリストで冷笑的なヒューマニスト・サキ。ユーモアと幻想、奇抜な着想で人間の暗黒部分を描き出す短篇の名手・サキ。新訳4篇を含め彼の短篇86篇を発表順に2分冊で贈る決定版。本巻には、伯母のお伴でデパートのバーゲンセールに行き、店員になりすまし、お客からもらったお金をポケットに入れてしまう甥の話『夢みる人』をはじめ、『マルメロの木』『禁じられたハゲタカ』など42篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと皮肉な「夢みる人」、「つく値打のあるウソは上手につけ」という信念を持つクローヴィスが活躍する話の数々などが収録されています。

    IIはIに比べて有名な短編の収録は多くありませんが、短い話でオチがそうだったのかーと青くなる話が印象に残りました。例えば、「闇に撃った一発」。
    Iと同様、IIも少しずつ読んで楽しむのがよさそうです。

    他に気になった短編は http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120518/1337316100

  • ちくま文庫の装丁のほうが好きなので、これがNO IMAGEなのは惜しい

  • 毒気は相変わらず、なのですが
    総合的からすれば1作目よりは劣ります。
    それと文化の違いなのかはわからないですが
    オチがまったく理解できないのがありましたので。

    しかし思わぬ逆転劇がある作品は
    読んでいて爽快ですね。
    「幻の午餐」、「ルーイス」は
    まさかのことが起きますので面白いです。

  • 2010年4月12日(月)に読んだ。

  • 話上手な男
    納戸部屋
    お茶
    罪のあがない
    モールヴェラ
    ショック戦略


    などを収録。

  • おもしろいですね、サキは!!ウィットに富んでて、皮肉が効いてて、なおかつユーモアがある♪

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著者プロフィール

Saki.
1870 - 1916.
作家・ジャーナリスト。
本名はヘクター・ヒュー・マンロー(Hector Hugh Munro)。
インド帝国警察に勤務したのち、ジャーナリストとして活躍。
そのかたわら数多くの短篇小説を執筆し、
短篇の名手と称される。第一次世界大戦時に軍に志願し、
フランスにおいて絶命。
近年の邦訳に
『サキの思い出 評伝と短篇』
(エセル・M・マンロー、ロセイ・レイノルズ、サキ 著、
花輪涼子 訳、彩流社、2017年)、
『四角い卵  白水Uブックス』(和爾桃子訳、白水社、2017年)、
『平和の玩具  白水Uブックス』
(和爾桃子訳、白水社、2017年)、
『けだものと超けだもの 白水Uブックス』
(和爾桃子訳、白水社、2016年)、
『クローヴィス物語 白水Uブックス』
(和爾桃子訳、白水社、2015年)、
『ウィリアムが来た時』(深町悟訳、国書刊行会、2019年6月)、
『サキ短編 『スキャンダルの行方』 Kindle』
(サキ全訳プロジェクト訳、Amazon Services International,
Inc.、2019年)、
『サキ短編 『ビザンチン風オムレツ』』
(サキ全訳プロジェクト訳、Amazon Services
International,Inc.、2017年)、
『サキ短編 『ラプロシュカの魂』『困った雄牛』』
(サキ全訳プロジェクト訳、Amazon Services
International,Inc.、2017年)ほか。



「2019年 『鼻持ちならぬバシントン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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