- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480022349
感想・レビュー・書評
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春夏秋冬の星空をいろどる星座と太陽系の星にまつわる神話を、やさしい語り口で紹介している本です。
本書の冒頭で、著者は「もし「天球」の定義から天文学に入るのを、まっ直ぐ正面玄関に導かれるのにたとえれば、星座とその神話伝説からこれに入るのは、廻り路ながら花園の中を逍遥してそれぞれの花物語を聞いてから、植物を研究するのに似ているでしょう」と述べています。こうした企図にふさわしい、文章の滋味あじわいながら星空に思いをはせることへとみちびかれる内容でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本で、初めて野尻抱影という人を知り、
それからは、本屋さんで、野尻さんの著書を
探す日々です。
それだけの事をする価値のある本です。 -
父のもう読まなくなった本を置いてある本棚をうろうろしているときに発見。そういえば、小学生の時、ギリシャ神話やら星にまつわる本を色々と捜しては読み、捜しては読みしていたなぁ……と懐かしさを感じながら読んだ。
ギリシャ神話・星にまつわるお話を読みたい欲が、10年ぶりに再発。まずはこの本で紹介されている、星座にまつわる詩の載っている本から捜すとしますか。 -
PLUTEを冥王星と訳したのは野尻抱影その人だったとは知らなかった。
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星座についての簡にして要を得た解説書。あまりに簡なので少々記述に味気なさを感じる。星空を見上げて遥か天空とギリシャ、ローマの神々に想いを馳せるのに最適なガイドブックだ。