星座のはなし (ちくま文庫 の 3-1)

著者 :
  • 筑摩書房
3.93
  • (6)
  • (3)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480022349

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 春夏秋冬の星空をいろどる星座と太陽系の星にまつわる神話を、やさしい語り口で紹介している本です。

    本書の冒頭で、著者は「もし「天球」の定義から天文学に入るのを、まっ直ぐ正面玄関に導かれるのにたとえれば、星座とその神話伝説からこれに入るのは、廻り路ながら花園の中を逍遥してそれぞれの花物語を聞いてから、植物を研究するのに似ているでしょう」と述べています。こうした企図にふさわしい、文章の滋味あじわいながら星空に思いをはせることへとみちびかれる内容でした。

  • この本で、初めて野尻抱影という人を知り、
    それからは、本屋さんで、野尻さんの著書を
    探す日々です。
    それだけの事をする価値のある本です。

  • 父のもう読まなくなった本を置いてある本棚をうろうろしているときに発見。そういえば、小学生の時、ギリシャ神話やら星にまつわる本を色々と捜しては読み、捜しては読みしていたなぁ……と懐かしさを感じながら読んだ。
    ギリシャ神話・星にまつわるお話を読みたい欲が、10年ぶりに再発。まずはこの本で紹介されている、星座にまつわる詩の載っている本から捜すとしますか。

  • PLUTEを冥王星と訳したのは野尻抱影その人だったとは知らなかった。

  • 星座についての簡にして要を得た解説書。あまりに簡なので少々記述に味気なさを感じる。星空を見上げて遥か天空とギリシャ、ローマの神々に想いを馳せるのに最適なガイドブックだ。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

野尻抱影

一八八五(明治一八)年、横浜生まれ。神奈川一中時代、獅子座流星群の接近以来、星の虜となる。早稲田大学英文科卒業後、教職、雑誌編集に携わる一方、天文書多数を著述。生涯を通して星空のロマンと魅力を語り続けた。冥王星の命名者としても知られ、日本における天文ファンの裾野を広げた功績は大きく、「星の抱影」と称される。小説家、大佛次郎は実弟。一九七七(昭和五二)年没。

「2022年 『星三百六十五夜 秋・冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野尻抱影の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ウンベルト エー...
ミヒャエル・エン...
クラフト・エヴィ...
ウンベルト エー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×