平賀源内の生涯: 甦える江戸のレオナルド・ダ・ビンチ (ちくま文庫 ひ 2-1)
- 筑摩書房 (1989年8月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480023384
感想・レビュー・書評
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2017.6.17市立図書館
「大奥」では男装の女性としてでてくるし、ねこねこ日本史でもすでにとりあげられたので、子らにも身近な偉人の一人。平野威馬雄さんの読みやすい語り口と和田誠さんの挿絵もいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み比べしてみた。
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解体新書、エレキテルで有名な平賀源内だが、この本によると若いときはかなりの好奇心と功名心に溢れ金儲けやその才能で名を上げることを得意としたぎらぎらした野心家の天才だったようだ。
その好奇心と多方面にわたる才能と手早さは人生後半になっても衰えることなく、小説を書いたり発明をしたりするのだけれど、それでも満足すうることはなく「功ならず、名ばかりとげて年暮れぬ」という俳句をくちずさむほどであったという。
功を成し遂げる人間も天才も才能と探究心ゆえにどこまでもやりたいことが溢れて満足ということがない。彼はそのふたつを持っているがゆえさらに心のうちがじりじりと燃えるような思いであったのだろうと推測される。
今後源内に関する別の書も読んでみたい。
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