骨董屋 下 (ちくま文庫 て 2-6)

  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (515ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480023421

作品紹介・あらすじ

悪の権化・クウィルプは執拗に老人とネルを追う。苦難の旅の果てに待ちうける運命は?襲いくる不運に気丈に立向うネル。

感想・レビュー・書評

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  • しっかりとほのめかされていたとおりの結末だった。
    そして、描写がしつこい結末だった。
    悪は懲罰を受け、善は認め祝福される。
    そして、聖女は望んでいた静かで安らかで美しい生活を得て、神の御心にかなう。
    文章も、登場人物も、話の展開も、まさにディケンズといった作品だった。

  • 挫折

  • 波乱万丈のストーリー、魅力的な登場人物、どれをとっても素晴らしい。物語っていうのは、何より楽しくてわくわくできて登場人物と一緒に笑ったり泣いたり、そういうものなんだよなぁ、って思わされる。文学って重苦しくてじめじめしてると思ってる人に、ぜひ読んでほしい1冊。

  • 最近映画になっているオリバー・トゥイストの作者、チャールズ・ディケンズの著書です。ディケンズの作品のなかでは、私はこの骨董屋が一番好きです!因みに筑摩書房も好きなんです・・・(関係ナイ(^^;)) 話は、お人よしのやさしいネル(ネリー)の話。ネルには博打好きのおじいちゃんがいて、ネルが一生懸命働いて稼いだお金も賭けに消えていってしまいます。でも、やさしいネルは頑張って稼いで日々やりくりする・・・と。次第にネルの人格に惹かれて色々な親切な人たちも登場して、ほんわかなごんだり、落ち込んだり。 この本をディケンズが執筆してた時代、アメリカに来たディケンズの見送りかなんかで、骨董屋大好きな読者が港まできて「ネルを殺さないで〜」とか言ったとかなんとか。いろんな人たちに愛された、歴史に残るお話です。でも、最後はちょっと悲しいお話。

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著者プロフィール

Charles Dickens 1812-70
イギリスの国民的作家。24歳のときに書いた最初の長編小説『ピクウィック・クラブ』が大成功を収め、一躍流行作家になる。月刊分冊または月刊誌・週刊誌への連載で15編の長編小説を執筆する傍ら、雑誌の経営・編集、慈善事業への参加、アマチュア演劇の上演、自作の公開朗読など多面的・精力的に活動した。代表作に『オリヴァー・トゥイスト』、『クリスマス・キャロル』、『デイヴィッド・コパフィールド』、『荒涼館』、『二都物語』、『大いなる遺産』など。

「2019年 『ドクター・マリゴールド 朗読小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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