グリム童話(上) (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480023568

感想・レビュー・書評

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  • 誰もが知っているものから、意外に知らなかった物語まで、バラエティに富んでいる。狼、魔女、継母、王子と姫など、現代の物語につながるキーワードが散りばめられる。残酷なものもあれば、心和むものもある。童話、といっても、大人こそが愉しめる。

  • 声に出すといいと講師に言われたので、できるだけ音読してます。

  • 池内訳グリム童話です。グリム童話自体は各社から様々な訳で出ています。上巻には、「ヘンゼルとグレーテル」や「狼と七匹の子やぎ」など、子供の頃に絵本で読んだことのあるようなお話も多く収録されています。おそらく多くの人は絵本の印象が強いから、「え!?こんな話だったの!?」とビックリするような箇所が沢山あって、有名なお話の方に惹かれるような気がします。

    ところが私が印象に残ったのは、「漁師と女房」とか、「おりこうなハンス」とか、そういったあまり絵本になっていない話の方なんですよね。何と言うか、落語を読んでいるような、そんな感じがしたんですよ。「おりこうなハンス」とかまんま落語じゃないですか。似たような噺、多分あるというか、実際あった気がするんだよなぁ(思いだせない)。

    グリム童話というと「本当は怖い」童話として注目されがちですけれど、純粋な笑い話として楽しめるものも多いですよ。まぁ、かなり皮肉が効いている笑いなんですがね。

  • 知っているようで知らないグリム童話。改めて読んでみると発見も多いです。割と残酷な面もあり、さすがドイツというか、目を反らしたくなる様な処刑シーンも多いです。ただ、そこから見えてくるものもあり、文化的、社会的、或いは歴史的、見方によっては様々な解釈が可能となり得るのでしょう。

  • みんなも読んだことあるだろうか
    グリム童話集
    子供むけではないので深かったり
    大人な部分があったりと面白い作品

  • 『ねずみと小鳥とソーセージ』これが一番好き!

  • 子ども用ではないグリム童話。「本当は怖い〜」は抵抗を覚え、本書を購入。

  • 大人も楽しめるグリム童話。
    「ねずみと小鳥とソーセージ」シュールな時間を味わってください。

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著者プロフィール

兄:ヤーコプ・グリム Jakob Grimm(1785-1863)/弟:ヴィルヘルム・グリム Wilhelm Grimm(1786-1859)/ドイツの文献学者・言語学者・民衆文学研究者。両者ともドイツ中西部ヘッセン地方の町ハーナウに地方官吏・法曹家の息子として生まれ、マールブルク大学法学部でサヴィニーの薫陶を受けつつ、ハイデルベルク・ロマン派の詩人たちと交友関係を結ぶ。兄弟の共同作業によって多くの業績を残し、共編著として『子どもと家庭のためのメルヘン集』、『ドイツ語辞典』などがある。兄の著作としては『ドイツ語文法』、『ドイツ法古事誌』、『ドイツ神話学』、『ドイツ語の歴史』、『判告録』、弟の仕事として『ドイツ英雄伝説』のほか、第七版に至るまでのメルヘン集テクストの改稿がある。

「2021年 『グリム ドイツ伝説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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