苺畑の午前五時 (ちくま文庫 ま 9-3)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480025630

感想・レビュー・書評

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  • 松村雄策さんが亡くなったと聞いて、松村さんを読みたくなった。
    松村さんのことは、ロッキンオンの渋松対談の人ぐらいしか知らないけど、ロック雑誌の編集者兼ライターでロックミュージシャンで小説家と、僕にとっての憧れの職業を網羅したような人だ。
    ビートルズの時代に東京で思春期を育ち、そこでの体験に律儀に向かい合った人が思春期を振り返る物語。

    この時代を東京で過ごせたことを羨ましく思いつつ、その時代感を知らせてくれることに感謝。

  • 再読日 19970805
    今読んでみるとそれほどRockよりの小説ではないんだな。みどりと久美子の描写の仕方がよく切ない。初めて読んだ頃のことがいろいろと浮かんでくる。19970805


    懐かしい。みどりとのどきどきする感じがよかったが、それは第1部=ビートルズ武道館公演による少年期の終わりまでだったんだな。忘れてた。第2部もよく満足だったのだが、巻末に自分でコメントを書き込んでいたのをすっかり忘れていて、それを読んだら涙が出てきた。 20070630

  • ずいぶんほったらかしにしていた本。
    「赤チン」というあだなの少年の小学生から大人になるまでのエピソード。面白いといえば面白い。題名もそうだけど、「ライ麦」にも影響されているのでは。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。雑誌「ロッキング・オン」創刊に関わり、編集部を経て、歌手デビュー。『UNFINISHED REMEMBERS』他の作品を残し、文筆家として長く活躍。2022年3月12日、永眠。

「2022年 『僕の樹には誰もいない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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