- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480025647
作品紹介・あらすじ
謎の女性作家が紡ぎ出した、スコットランドケルトの、想像力と魔法とロマンス溢れる物語。満ち潮のとき静かな狂気に身をまかす、生者と死者の間で太古の呪文を唱える巫女、悲しみの岩の影で不死の愛を誓い合う恋人たち。よるべない荒涼とした小島イオナを舞台にくり広げられる、ケルト的な哀しみのすべて。
感想・レビュー・書評
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謎の女性作家が紡ぎ出した、スコットランドケルトの、想像力と魔法とロマンス溢れる物語。
満ち潮のとき静かな狂気に身をまかす〈罪を喰う人〉、生者と死者の間で太古の呪文を唱える巫女、悲しみの岩の影で不死の愛を誓い合う恋人たち。よるべない荒涼とした小島イオナを舞台にくり広げられる、ケルト的な哀しみ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「罪を喰う人」にとりわけ惹かれる。「オミサマノナサケガココロニシミルヨ」という老婆のぬくいささやきと、黒々とした荒波にかき消える<罪を喰う人>のまっ白い顔とが、トラウマ相当に異郷的な臭いを放つ。
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特にスカンジナビアのケルト。ゲルマンが入ってしまうとキリスト教義が入って来てしまって秩序だってるので、あんまり面白くないです。個人的な話。
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民話やおとぎ話とかは世界中にある。が、ここまで希望のないお話は珍しいんじゃなかろうか。ケルトの人々を狂死するのが好きな民族って誤解しそうだ。なので現在イロイロ調べ中。
ゲール語がちょこちょこ出てるのが口惜しい。知ってるゲール語は「シューラ・ルーン」だけなのだよ。意味は「道中ご無事で」です。