今昔物語 (ちくま文庫 ふ 10-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 211
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480025692

感想・レビュー・書評

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  • B913.37-フク
    300590635

    人によっては、この書名が中学・高校「古文」での嫌な思い出に繋がる向きもあろうかと思います。しかし、現代語の本書には約千年後の現在にも通じる多くの面白い話や考えさせる話が書かれています。だからこそ、大正時代に活躍した芥川龍之介が本書からいくつかのテーマを取り入れて、今でも広く読まれている小説(「羅生門」、「鼻」、「芋粥」など)を書けたわけです。現代人には少し理解しにくい内容もありますが、そこがかえって興味深くなる点かも知れません。

  • 2014年8月5日鈴鹿BF

  • 日本のおとぎ話の原典・古典。
    実に不思議な面白い話が宝のように埋もれている。

  • ロンドンに来る時に一緒に持って来た現代語訳今昔物語。
    何度も何度も読み返すほど、大好きな一冊です。

    芥川龍之介の「鼻」や「羅生門」や「藪の中」の元になったお話も
    この説話集の中の一つですが、子供の頃に親しんだむかし話
    によく似たお話もあります。

    この説話集の作者は平安末期のお坊さんではないかと言われているので、「因縁」や「~の霊験はかくもあらたか」という言葉がよく
    登場し、お話の教訓に使われてのは不思議ではありませんが、
    現代とはるか昔の平安期の常識や道徳観との違いがとても興味深い
    です。

  • 今昔物語集の現代語訳版。
    平安時代に入り込んだ気分になれます。
    当時の人の考え方・価値観が今と違っていて斬新。

  • 分厚くて詳しく掲載してある話も豊富!
    でも如何せん重みで手が疲れるし
    ちょっと飽きる^q^
    一日で読むと腕と首がこわります。

  • この作品は一九六四年一月一五日、河出書房新社より「国民の文学8」として刊行された。

  • 平安時代には既に成った説話集。グロい話もあるけれど面白い。分厚いのでちょっとづつしか読めないのがなんだけども。

  • 短いお伽噺のオンパレード。珠玉の一品。

  • おもしろいです。結構笑える。

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著者プロフィール

1918-79。福岡県生まれ。54年、長編『草の花』により作家としての地位を確立。『ゴーギャンの世界』で毎日出版文化賞、『死の鳥』で日本文学大賞を受賞。著書に『風土』『冥府』『廃市』『海市』他多数。

「2015年 『日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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