宇宙の操り人形 (ちくま文庫)

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制作 : Philip K. Dick  仁賀 克雄 
  • 筑摩書房 (1992年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480025968

宇宙の操り人形 (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 収録作品:「宇宙の操り人形」、「地球乗っ取り計画」、「地底からの侵略」、「奇妙なエデン」

  • ディックの中篇と、短篇3つ。割と初期の作品であり、かなり荒削りな印象は受けるが、訳が丁寧なので読みやすい。

    表題作は、パラレルワールドとそれを形成した"意思(宇宙人の)"で、それに対して主人公が念力を使って元に戻してゆくという、あれもこれもというわけでもないが、テンコ盛りな作品。わかりやすく面白いが、オチが拡散していくようなオチで、ちょっと不満有り。

    その他の短編集も、面白いのだけど印象に残るかというと微妙。

    全体に出来は良い本だと思うものの、「やっぱりディックは止められませんな」というほどのものではなかったので、微妙な☆3。

  • 2014年1冊目。1月の1冊目。

    久々にSFが読みたいと思い、借りて読んでみました。結論から言うと、自分の感覚には合わなかった。とくに本のタイトルとなっている中編は、正直言ってがっかり。翻訳者のあれなのか、作者のあれなのかはわかりませんがね。まあ、これは自分にとっては全く面白くなかった。

  • ディックの本は何冊か読んだことがあります。「ユービック」「流れよわが涙、と警官は言った」に関しては難解ながらも何か読者を惹き付けるものがある本でした。

    一方「宇宙の操り人形」はディックの長編二作目。長編一作目の「偶然世界」はハヤカワ文庫にありますが、宇宙の操り人形はハヤカワ文庫には無いことを考えると……

    表題作の宇宙の操り人形は、物語の舞台である田舎町で善と悪の神が対立する話ですが、話の規模が「不必要に」大きすぎるのがマイナスです。
    わざわざ善と悪の神を持ってくる必要性を感じないです。また規模の無駄な大きさの割には、善と悪の神が田舎町でみみっちく争っているのが話の軸というアンバランスさ。

    表題作以外にも短編三作が収録されていますが、オチ無しヤマ無しという感じで、読後感はあまりよろしくないです。

    冒頭で挙げた二作を読んでディックの小説を読み出しましたが、初期の作品に手を出す必要は無いかもしれません。

  • まだまだ続くディック祭り!

    なるべく時系列で読んでどのように狂っていったか体験してみることにする。

    出版は2番目でしたが、書かれたの最初の長編とのこと。表題作はSFというよりファンタジーですね。でもすでに、模造人間、置き換わった現実などその後掘り下げてゆくテーマは出ています。しかも、完全ハッピーエンドではありません。模造人間たちも、偽物とはいえ生きて生活しており消えたくないという心情を語らせて物悲しい後味を残しているところはディックなのだな。

    粘土のゴーレムほしい・・・

  •  初期の中編(表題作)+短編3つ。表題作は、いきなりゾロアスター教だったりして、意味不明のまま話が進み、いつの間にか終わる。sigh

     これまた意味不明の「地球乗っ取り計画」、ミュータントが人類を狩る「地底からの侵略」、ラストは味があると思うがすぐに先が読める「奇妙なエデン」が続くが、どれも部屋いっぱいに広がったおもちゃがフィルムの逆回しのように一瞬で元の箱に収まるような小気味よいエンディングは期待できない。

     ま、ディックだってたくさん作品があるんだから、こんな時もあるさと割り切って読みましょう。

  • 2009/01/01 購入
    2009/01/21 読了 ★★★
    2014/08/05 読了

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宇宙の操り人形 (ちくま文庫)の作品紹介

ある日故郷へ戻ってみると、そこは街並も住民も見覚えのない見知らぬ街になっていた。いまいる自分は一体何者なのだ?-光の神と闇の神の対決に巻き込まれた男を描いたファンタジー長編の表題作。そのほか、「奇妙なエデン」(本邦初訳)、「地球乗っ取り計画」など、初期の短編三作を併録。

宇宙の操り人形 (ちくま文庫)はこんな本です

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