アーサー王ロマンス (ちくま文庫 い 16-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480026118

感想・レビュー・書評

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  • 『ドン・キホーテ』を読んでから中世騎士道物語を読み進めている。アーサー王物はこちらで3冊目。本書は様々なアーサー王の伝説を井村君江がまとめたり解説したりしているのでバランスが良い。
    中世騎士の本はpinoko003さん、yamaitsuさんに色々ご紹介いただいておりますm(__)m

    アーサー王最初の記載は『ブリトン人の歴史』に「先頭指揮官」として出てきているものらしい。そこからウェルズ散文物語『マビノギオン』、歴史書『ウェイルズ年代記』『ブリテン王列伝』などで書かれるが、英雄伝説としての創作の部分が多い。
    円卓の騎士たちはフランスの散文詩『ブリュ物語』で出てくる。
    アーサー王物語に出てくるエピソードや人物はケルト神話や昔話に原型がみられるものも多い。騎士と王妃の恋愛で真実の愛とかなんとか言われている「トリストラムとイソウド」「ラーンスロットとグウィネヴィア」はケルト神話が元になっている。魔法使いマーリンや、円卓の騎士たちも神話の人物から派生したようだ。
    それでわかってきたのが、もともとケルトの価値観であり独立したエピソードや人物をアーサー王周辺の物語としたために矛盾ができてきたんですね。(私は「原作が紛失した物語の二次創作ばかり読んでいる気分」と思っている)

    こうしてイギリス、フランスへ行ったり来たりしている間に、話が作られ骨組みされていったようだ。
    マロリー『アーサー王の死』は、ただきれいな騎士道礼賛ではなくてもっと豪放で残忍な面、女性を奪ったり力に物を言わせて悪政を敷いたりする面も書かれる。(これはブルフィンチ版もそうだと思う)

    マロリー『アーサー王の死』はこちら
    https://booklog.jp/item/1/4480020756
    ブルフィンチ『中世騎士物語』はこちら
    https://booklog.jp/item/1/4003222520

    全体の流れは上記2冊と同じなので、そちらに書かれていなかったことをメモします。

    ❐キリスト教との融合
    ・野生児騎士(勝手に命名)パーシヴァルが騎士としてたびに出る時の母の言葉。
    「教会を見つけたら『主の祈り』を唱えなさい。目の前にご馳走が並んでいたら食べなさい。苦しんでいる人は救って上げなさい。女の人には親切にしなさい。宝石があったら取りなさい。でも手に入れたものは惜しまず投げ出し名誉を取りなさい。美しい御婦人には丁寧に接して愛を得るようにしなさい」
     綺麗に考えれば「旅は持ちつ持たれつ、世は情けで渡る」だろうけれど、直接的に考えれば「欲しいものは力ずく!」だよね^^;
    ・アリマテアのヨセフ
     旧約聖書ではイエスをもてなし、磔刑になったイエスの遺体を引取り埋葬したユダヤ人。(囚人を埋葬できたんだから地位やコネや後ろ盾や資産のあった族長のようなものだったんだろう、とは旧約聖書本にあった)
     アーサー王物語にはこのアリマテアのヨセフの血縁の騎士が何人か「特別素晴らしい出生」として出てくるんだが、すると騎士たちはユダヤ系ってことで良いのかい?(いや、日本人読者としてはそれで良いんだけどさ、物語上では「ラーンスロットはユダヤ系」って書き方してないので)
    ・王妃と騎士の恋愛
     トリストラムとイソウド、ラーンスロットとグウィネヴィアは、元々あったケルトの話が典型となりアーサー王物語に組み込まれたらしい。アーサー王物語ではキリスト教の「愛と肉体の永遠の合一」といったところまで高められ、「真実の愛」などと謳われている。(『アーサー王の死』で「ラーンスロットはグウィネヴィアに冷たくされて下半身丸出しで彷徨い歩きました/自分が間男なのに王妃の誠意を声高に主張する」という描写だったのでどうしても笑っちゃうんですが(>▽<)
     ケルト神話の原典だったら不倫だろうが真実の愛だろうが独立したエピソードで良いのだが、クリスチャンであるイギリスやフランスで語られるには彼らが愛し合う必然性を持たせなければならなかった。曰く「惚れ薬を飲まされたせいです」「グウィネヴィアは円卓の持ち主だからです」。
     マロリーはラーンスロットとグウィネヴィアを「真の愛は五月の夏の愛」と例えている。「心の花は、まず神へ、次には真心を捧げる相手のために咲かせるもので、騎士の誉を蔑ろにはしない。それこそが純粋な愛、肉体関係がなくても続く誠の愛だ。グウィネヴィア王妃は本当の恋人であり、だからこそ立派な最期を迎えた」と言う。
     現代読者としてはこの辻褄合わせがむしろわざとらしい^^;。騎士道物語を読んでいると、この時代の女性の地位も命も不安定だ。王妃であっても敗戦や裁判により奴隷になったり火刑に処されたりする。そこで自分のために戦ってくれる騎士は必須だった。実際アーサー王も妻のグウィネヴィアのために命がけで戦う騎士を欲していた。それなら夫を持つ女性であっても騎士との疑似恋愛は必須だっただろうし、そこから愛が芽生える事もあっただろう。それならそれで「王妃と騎士の恋愛はこの時代は問題ありませんでした!」として読者は納得するのでわざわざ「クリスチャンとして誠実でした★」と言われると却って言い訳っぽくて目立っちゃうのよねえ
    ・聖杯
     イエスが最後の晩餐で使った酒坏。アリマテアのヨセフが手に入れ、十字架のイエスの血を受け止めたので、二重の意味で聖遺物である。
    ・ロンギウスの槍
     十字架のイエスを刺した槍。
    ・聖杯探索
     アーサー王での「聖杯」は、そこに現れると妙なる音楽と香りを発し、人々の怪我を癒やし、多くのご馳走を出してくれる。どうやら聖杯の意思により現れていくるようだ。アーサー王の騎士たちはその聖杯を探して持っていくることを宣言する。
     この聖杯探索は、現実というよりも精神的なものだ。聖杯は、生命の源であり、天国と節を表す。それを探索するということは、自分自身を高める行為なのだ。だから相応しい者の前にしか現れないし、「自分は聖杯に相応しくない」と言って諦める騎士たちもいる。

    ❐円卓
    円卓には色々な説がある。
    ・アーサー王が造った
    上座下座を作らないために1,600人座れる円卓(直径何メートル!?)を造らせた。ブルフィンチ版ではアーサー王は「国中の貴族を座らせるため」というので1,600人くらい必要なのかな。
    キリスト十二使徒にちなんだ十三人席の円卓も出てくる。十三番目はユダの席なので危険な席。
    ・マーリンが造った
    アーサー王のために造ったとも、アーサーの父の時代に造ったとも。
    ・アーサーの父のユーサー・ペンドラゴン王が造った
    150人座れる。ユーサーの死後、グゥネヴィアの父ロデグランス王の元に渡った(どうやって運んだんだ!?)。グゥネヴィアがアーサー王の王妃に成ったときに円卓もアーサー王の元に戻ってきた。この説は、グゥネヴィアが円卓の持ち主なんだからランスロットがグゥネヴィアを慕うのは正しいという言い訳のためのようだ。

    ❐アーサー王の身内たち
     アーサー王はつくづく身内に恵まれていない。
     父は母を騙して妊娠させたようなもんだし、そのため異父姉モルゴースとはそうとは知らずに息子のモードレットを設ける。そしてアーサーはその息子のモードレットにより死ぬ 王妃グィネヴィアとの間に子供は生まれていない。
     もう一人の異父姉モルガン・ル・フェはアーサーを陥れようと画策する。しかしそのモルガンは傷ついたアーサーを迎えて妖精の国に運ぶ(現実での死)。
     甥のガウェインは円卓の騎士の中心的人物として活躍するが、良い面もあるが悪い面もそうとうあるし、最終的にアーサーが国を失い死んだのはガウェインの拘りが強すぎたからってのもあるような。


    ❐マーリン
     マーリンの弟子で愛人でマーリンを閉じ込めた湖の妖精の名前がニミュエと表記されている。おそらくケルト昔話の発音なのかな。アーサー王伝説がフランスとかイギリスに行ったり戻ったりして「ヴィヴィアン」の名前になったのかもしれん。
    湖の精霊ダム・ド・ラックが、魔法の力でアーサー王を助けたり守ったりする。

    ❐トリストラムとイソウド
     騎士トリストラム(悲しみを意味する)と、叔父であるコーンウォールのマルク王の王妃であるイソウドの悲恋物語。もともとはケルトの説話で、フランスやドイツにも広がり、アーサー王の話に組み込まれたらしい。アーサー王物語においては、トリストラムがコーンウォールから離れていた時期にアーサー王の十三番目の円卓の騎士(不吉な番号であり、優れた騎士でないと認められない席)として迎えられたとなっている。「不倫」は話としてマズイのか、二人はうっかり媚薬を飲んで離れられなくはったんだとか、マルク王が小心卑怯な感じになっているような。
     イソウドが「この世で真実の恋人とは、ラーンスロットとグウィネヴィア、リストラムとイソウドのこと」とか訴えるんだが、なんか不倫じゃないよアピールのために付け加えた無理矢理感が^^;

    ❐エクスキャリバーを与えた湖の貴婦人
     アーサー王は、湖の貴婦人から名刀エクスキャリバーを受け取った。
    だがこの貴婦人は、アーサー王の眼の前で彼女を母の仇とする若い騎士ベイリンに殺されてしまった!
     どうやら湖の貴婦人の一族とベイリンの一族とで戦があってお互い殺し合ったらしい -_-;)
    私のイメージでは「湖に住みアーサー王に名刀を与える魔法を使う貴婦人」といったら人間界とは別の世界を生きているのかと思っていたが、群雄割拠の人間で魔法が使えますといううある意味世知辛い(-_-;)

  • マロリーの『アーサー王の死』を中心にアーサー王と円卓の騎士の主要エピソードを紹介しつつ、そこに描かれた中世騎士の価値観や下敷きになったケルト的な世界観を解き明かす。


    再読。アーサー王伝説はたまにおさらいしないと結構忘れてる。
    騎士たちはでかけた先でゆきずりの恋を繰り返し、「邪悪な魔法にかけられて」関係を持ってしまったと言い訳する。そして知らない間に生まれていた自分の子が大きくなって円卓に合流してくると喜んだりして、まったくいい気なもんだぜ(笑)。これは「色好みの王」を良しとする古代の価値観と、カトリックの禁欲的な理想像が騎士たちとアーサーに分裂したのだろうか。アーサーはキリスト教世界の王なので恋愛沙汰には絡まず、自然と影が薄くなる。
    モルガン・ル・フェをはじめとする魔女たちは『変身物語』のメディアを連想させる。復讐に燃え奸智を働かせたり、夫である王を殺害しようとしたりもする。もちろん彼女たちは悪女として描かれてるんだけど、その激しさと騎士をも弄ぶ魔力の高さは、悲恋を嘆くイソウド(イゾルデ)やグィネヴィアより魅力的にみえる。彼女たちから魔法を奪うとマクベス夫人になるのかも。
    トリスタン・イゾルデ・マーク王、ランスロット・グィネヴィア・アーサー王という二つの三角関係は、女性の意思が問われることなく婚姻関係が結ばれ、その弊害として王の疑心暗鬼が生まれるという家父長制の穴に嵌まり込んでいる。マーク王の疑心暗鬼にスポットを当て、トリスタンとイゾルデを現代的に語り直していたスティーヴン・ミルハウザーの「木に登る王」は上手かったなと改めて思った。
    冒険の主軸が聖杯探求に移ると、ガラハッドとパーシヴァルの少年騎士が主役に躍りでる。聖杯は純潔な者にしか姿を現さない。そこで恋愛要素を弾くため、パーシヴァルは母親の助言通りに行動するマザコンっぽく書かれている。女性に注目して読むと、ホモソーシャルな物語で女性が取り扱われる際のパターンがこのアーサー王伝説にギュッと詰まっているようで面白い。

  • イギリスの超有名な英雄譚、アーサー王物語のダイジェスト版。

    中世の騎士道文学や叙事詩というのは、格調高い風合いを楽しむことができればいいのだが、話としては現代人の感覚からするとやや単調すぎるきらいがあり、なかなか手が伸びないものである。
    (『ニーベルンゲンの指輪』は面白かったけど)

    でも有名なアーサー王の伝説を知りたい、という人にうってつけな一冊。
    有名な挿話や騎士たちの活躍を整理して書いてある。

    ただ、本当にダイジェストしているだけなのが惜しいところ。
    ここにもう少し、たとえば異伝の紹介だとか、歴史学的な考証だとか、著者なりの見解だとか、そういったものが織り交ぜられていたら、より入門書として素晴らしいものに仕上がったに違いないと思う。

  • 昔読んだ本の再登録の1つ
    ダイジェスト版な形なので、すごくはしょっている。
    岩波少年文庫の「アーサー王物語」グリーン著の中でも「ガウェイン卿とラグネル姫」の物語が好き。
    この本にもありましたが、訳がジュニア向けから大人向け?に。

    ガウェイン卿が、騎士より生身の男の人になっています。
    そんなガッカリ度もあるけど、面白いセリフもありました。
    ラグネル姫との婚礼の夜にガウェインはため息をつきそのわけを尋ねると
    「~おまえの年と、醜さ、おまえの生まれのいやしさのせいだ」と答えるわけですね。
    でもラグネル姫は全然負けていません。
    「年齢の多い者には分別が、醜ければ他の男に襲われる心配がありません。また生まれの上下でその人の気品は左右されるものでなく、その人の性質によるのです。」

  • 思いのほかするすると読み終わることができました。
    (の割りには時間かかってるけど(汗))
    十年近く前に、西洋における「ここは押さえておいた方が」っていう古典を知りたいなーと思って、友達のMさんに相談して勧められたのがこの本でした。

    実際、読み始めるの遅すぎーで恐縮ですが、やっぱり読んでよかったな。
    「アーサー王」に関わる伝説やエピソードを網羅する形で紹介してくれてます。
    時に研究者の視点からいろいろな諸説学説を紹介してくれたり、時には物語のエピソードをそのまま読ませてくれたり…と、「アーサー王」「円卓の騎士」「聖杯伝説」に興味がある人は一読してみるといいと思います。

    私などは、タイトルだけならワーグナーで知っていた「トリスタンとイゾルデ」も一つのエピソードとしてアーサー王伝説に含められてることも、この本で改めて知ったわけだし(笑)。

    それに、「アヴァロン」という島の意味、「リンゴ」の意味。
    知ると知らないのとでは、雲泥の差だわ!
    なぜ、聖書でイブが蛇にそそのかされて食べてしまった実が「リンゴ」の絵で描かれているのか?
    「ナルニア国物語」でルーシー達が入っていった衣装ダンスに、なぜリンゴの木の彫り物がなされてるのか?
    押井守監督の映画「アヴァロン」はなぜあのタイトルなのか?
    そこには「アーサー王物語」にのみ出典があるのではなく、ケルトやフランス、ドイツその他いろいろな土地と時代の信仰、教訓が層のように積み重なってはいるけれども、その流れをかいま見ることができて、良かった。

    この本で「アーサー王」の概略を知ることができて、かえって、あとがきで著者が翻訳にとりかかっているキャクストン版復刻本『アーサー王の死』を読んでみたくなっちゃったよ。
    そういうものじゃない?
    アウトラインを知った方が、こういう古典にトライしやすいよね。

  • 実在定かならぬ伝説のブリテン王とその配下の騎士たちにまつわる様々なエピソードを、人物ごとにまとめた導入本。自由奔放な時代の英雄たちの事績がキリスト教的倫理観の行き渡った時代に再構成されたせいか、登場人物がみんな「立派」とされながらも破戒的なのが面白い。ケルト神話の著作もものした著者による巻末の分析は説得力がある。

  • 系列順に物語と解説が入っているので、訳したものを並べてあるだけでは前提が分からなくて困惑するところも、分かるようになっている。初心者向きです。

  •  アーサー王に興味のかけらもなかったのに、こんな本を読みだしたのは、この夏にバーン・ジョーンズ展を観に行ったから。
     アーサー王の臨終の絵にとても感動したけれど、物語を知らなかったので、絵の中の誰もが悲しんでいる理由がわからないのが、もどかしかった。
     
     これを読んだからといって、アーサー王の全貌がわかるというものではない。架空の人物?だから、バリエーションがいろいろあるらしい。でも大筋でなんとなくわかった。
     
     魔術師マーリンとか騎士ランスロットとか、ジョーンズの絵に出てきた主要人物たち物語がわかったので絵に対する共感度が上がったと思う。

     しかしアーサー王の有名な逸話で、王となるべきものしか抜けないという岩に刺さった剣、あれはエクスカリバーじゃないという話はびっくり。みんな絶対勘違いしているはず。実は湖で手に入る。
     円卓の騎士が150人以上いるという話も驚いた。どんだけ大きい円卓なんだ。真ん中が空きすぎてるのが想像できる。反対側の声が聞こえないだろうし。渦巻き型だったんじゃなかろうか、もしかして。

     イギリス人の間では、たぶんポピュラーで面白い冒険活劇なんだろうと思う。

     
     

  • 概要がわかってよかった。
    アーサー王弱!魅力さっぱりわからん!という印象を持った。

  • アーサー王と円卓の騎士の物語が、おおむね時系列に沿って並べられている。元々エピソードの個別性が強く、異説も多いだけにバッサリ切り捨てられた部分も多いが、アーサー王の入門としては妥当な構成だろう。

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著者プロフィール

英文学者・比較文学者。明星大学名誉教授。うつのみや妖精ミュージアム名誉館長。金山町妖精美術館館長。著書に『妖精学大全』(東京書籍)、『ケルト妖精学』(筑摩書房)、『帰朝者の日本』(東京創元社、近刊予定)、訳書にW・B・イエイツ編『ケルト妖精物語』(筑摩書房)、ウィリアム・シェイクスピア『新訳 テンペスト』(レベル)、アーサー・コナン・ドイル『妖精の到来――コティングリー村の事件』(アトリエサード)ほか多数。

「2021年 『コティングリー妖精事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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