夏目房之介の漫画学: マンガでマンガを読む (ちくま文庫 な 13-1)

著者 : 夏目房之介

• 筑摩書房 (1992年6月1日発売)

作品紹介・あらすじ

手塚治虫、桑田二郎、杉浦茂、山岸涼子などの名作を、模写(マネ)することによって分析する異色マンガ論。「模写することは、なかば原作者になりきることであって、描いた人の気持ちまでワカる気がする」と断言する著者が、戦後マンガを縦横無尽にブッタ斬る。

感想・レビュー・書評

[川野隆昭さんの感想 · 2023年7月30日]

#3425ー42ー248

[nekotunaさんの感想 · 2022年3月29日]

随分と昔に読んだのだが、すっかり内容を忘れていた。漫画の文法論なんだ。

[深川ふらふら遊覧記さんの感想 · 2020年5月31日]

線とコマの分析が秀逸です。

[hushhushdさんの感想 · 2014年4月9日]

マンガを線で捉えようとするその姿勢は夏目房之介を初めて読んだ僕にとってはブレイクスルーだった。そりゃあ、線はマンガの印象を決定づける要素の一つなんだろうけどさ、マンガを描いたこともなく読むだけの僕にとって、その気付きを得るのはたいそうむつかしかったんでございます。そんなこんなで出会ったこの本、ほとんど一ページごとに夏目房之介の模写が入り、非常に読みやすい。逆に言えるのは分量が少ない、あと内容がバラバラ。どちらもしょーがないことだから、夏目房之介のもっと真面目に寄った本を読みたい。竹内オサムとの共著もあるようでそちらも気になる。

[nekogoroshiさんの感想 · 2013年1月3日]

105 馬場ブコフ

[ちょさんの感想 · 2012年9月22日]

　模写上手い。
　そしてエロス大事なんだねｗ　と思いました。

[倉敷芸術科学大学図書館さんの感想 · 2012年7月17日]

請求記号・726.1/Na　　資料ＩＤ・310004094

[出雲一寸さんの感想 · 2011年12月5日]

「夏目房之介の漫画学」4

著者　夏目房之介
出版　筑摩書房

p28より引用
“しかし、仮面やマントのヒーローのすばらしさは、
なんつってもフロシキひとつ、お面ひとつあれば、
裏の空地でガキがヒーローになれたということだろう。”

漫画家でありエッセイストである著者による、
マンガについてマンガで解説した一冊。
なつかしのマンガからコマわり等についてまで、
本書中のマンガを全て著者が手書きで模写して解説しています。

上記の引用は、
仮面・マントヒーローの解説の締めの一文。
今でも変身ヒーローは数多くTVで放映されたりしていますが、
この一文のように簡単に変身するには、
難しそうなヒーローばかりのように思います。
著者自身が漫画家であるからか、
本書の全てのマンガを模写しているからか、
線の具合に関する記述が数多く解説されています。
ペンとインクで書くと、
筆圧などの影響がモロに出るでしょうから、
他人の作品を模写するのは実に難しかっただろうと思い、
著者の労力に頭が下がります。
現在のPCを使ったデジタルイラストでは、
筆圧の強さなどを表現する事が出来るように、
なっているのでしょうか？
ペンタブレットで筆圧や線の勢いなども表現できるようになれば、
マンガはさらに普及するだろうなと思います。
もうすでに出来るようになっているのかは知りませんが。

ーーーーー

[rakukoさんの感想 · 2011年4月22日]

楽しい！夏目房之介、好みだ…

著者プロフィール

漫画コラムニスト、マンガ家、エッセイスト。

「2023年 『高校生と考える　21世紀の突破口』 で使われていた紹介文から引用しています。」