星空のロマンス (ちくま文庫 の 3-2)

著者 :
  • 筑摩書房
5.00
  • (4)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480027191

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おすすめ資料 第91回 星空から文学に出会う(2009.6.19)
     
    星をこよなく愛し、その和名(方言)を集め、天文ファンの裾野を広げたといわれる、野尻抱影(1885-1977)の星座随筆アンソロジーです。

    この『星空のロマンス』は、「星を語る」「星座風景」「星座春秋」「星」を底本とし、本に載っていなかった戦後の新稿を加えまとめられたものです。
    1989年に筑摩書房より「野尻抱影の本」(全四巻)の第一巻『星空のロマンス』として刊行され、さらに、ちくま文庫として1993年に出版されたものが、当館所蔵のものになります。

    星々にちなんで、シェイクスピアの「ヘンリー四世」、テニスンの「除夜」、エマースンの散文に、李白の漢詩や「三国志」。
    「ねのほし・ひとつ星・めあて星」といった星の和名。

    英文学、ギリシャ・ローマ神話にとどまらず、国文学、漢籍、漢詩、漢文、仏典、エジプトなどなど。
    縦横無尽に星のロマンスが語られています。

    2009年は、ガリレオ・ガリレイが星空を望遠鏡で観測してから400年の国際天文年。
    今年は、星から文学に出会ってみませんか?

  • 文体が合わなかったのか、星座の話に興味があまりわかなかったのか、ほとんど内容が入ってこなかったんだけど、この本なんか好き!星座の話を軸に色んな話が展開されていくのは現実的かつロマンチックだった!のんびり読める感じも良かったなー!

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

野尻抱影

一八八五(明治一八)年、横浜生まれ。神奈川一中時代、獅子座流星群の接近以来、星の虜となる。早稲田大学英文科卒業後、教職、雑誌編集に携わる一方、天文書多数を著述。生涯を通して星空のロマンと魅力を語り続けた。冥王星の命名者としても知られ、日本における天文ファンの裾野を広げた功績は大きく、「星の抱影」と称される。小説家、大佛次郎は実弟。一九七七(昭和五二)年没。

「2022年 『星三百六十五夜 秋・冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野尻抱影の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
サン=テグジュペ...
須永 朝彦
ウンベルト エー...
出雲 晶子
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×