本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480027450
感想・レビュー・書評
-
レイプは、弱さゆえの犯罪なのか?
妻や恋人をレイプされたパートナーや強姦事件に携わる警官や弁護士や裁判官などのインタビューから浮かび上がる男性の性犯罪や恋愛関係へのミソジニーのカタログのようなインタビュー集。
男女の関係は戦いでセクシャルな魅力をアピールをされると操られる攻撃を仕掛けられているから反撃するんだ。女の子から、誘ったから悪い。
ロマンス小説などで、男は強引で女性は受け身でというのが男女関係だから多少強引で何が悪い。
女は、男を利用しているんだから、裏切るから、復讐しているんだ。復讐なんだ。
などなど、根っこには「男は強くあれ」というマッチョ信仰が抜けがたくあり、ガラス越しにお互いの妄想の中でファンタジーを押しつけあっている男女の間の認識の断絶があることを痛感するインタビュー集。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
序論や結論にある当然のことよりも、男たちの発言のほうに聞き覚えがある。序論や結論で語られているのは、「被害にあったものが完全なる被害者だ」という当たり前のことである。それにも関わらずだ。
多くの男性には筆者の言いたいことがわからないのだろうと考えると頭が痛い。
全2件中 1 - 2件を表示