図書館が面白い (ちくま文庫 き 6-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 54
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480028402

作品紹介・あらすじ

ゲーテ好きがこうじて「東京ゲーテ記念館」を創った粉川忠。旅先でも古本屋を駆けまわって"つまらん本"を探し出し「大宅壮一文庫」を創設した大宅壮一、などなど…。図書館が出来るまでには、さまざまな人間ドラマがある。綿密な取材をもとに、その挿話から上手な図書館の利用法まで図書館の魅力を紹介する。旧版「図書館活用百科」を全面的に書き改めて贈る図書館への招待状。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館は戦前・戦後を通じて、多くの人の努力により維持されてきたのだということが改めて実感できる。図書館があるのは当たり前のことではないのだ。内容は少し古く、現在の図書館の状況とは変わってしまっている部分もあるけれど、図書館の原点を忘れないためにこの本を読むとよいと思う。
    現在図書館はどの図書館も似たり寄ったりで大きな特徴がない傾向があるが、本来はこの本で紹介されている図書館のようにテーマを持って蔵書構成や活動をすべきと改めて思った。
    高知市民図書館の「一粒文庫」は、後世の人のために1冊ずつ市民が寄贈した文庫ということで面白く思ったが現在は存続していないよう。残念な気がする。

  • 今日の図書館の充実は先人たちの努力の賜物であることをおしえてくれる。

  • 少し文章が固かったけど、勉強になった。
    滋賀県立図書館と高知市立図書館には
    ぜひ行ってみたい。

  • 2012.8.1 白子BF

  • 東京ゲーテ記念館創設者の情熱に心打たれ、大宅壮一文庫で資料集めに没頭した日々を思い出す。時間が許せば図書館通いがしたい。

  • 2009/1/22読了

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著者プロフィール

評論家・作家。書誌学、メディア論を専門とし、評論活動を行うほか、創作も手がける。
主な著書に『紀田順一郎著作集』全八巻(三一書房)、『日記の虚実』(筑摩書房)、『古本屋探偵の事件簿』(創元推理文庫)、『蔵書一代』(松籟社)など。荒俣宏と雑誌「幻想と怪奇」(三崎書房/歳月社)を創刊、のち叢書「世界幻想文学大系」(国書刊行会)を共同編纂した。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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