- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480028402
作品紹介・あらすじ
ゲーテ好きがこうじて「東京ゲーテ記念館」を創った粉川忠。旅先でも古本屋を駆けまわって"つまらん本"を探し出し「大宅壮一文庫」を創設した大宅壮一、などなど…。図書館が出来るまでには、さまざまな人間ドラマがある。綿密な取材をもとに、その挿話から上手な図書館の利用法まで図書館の魅力を紹介する。旧版「図書館活用百科」を全面的に書き改めて贈る図書館への招待状。
感想・レビュー・書評
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図書館は戦前・戦後を通じて、多くの人の努力により維持されてきたのだということが改めて実感できる。図書館があるのは当たり前のことではないのだ。内容は少し古く、現在の図書館の状況とは変わってしまっている部分もあるけれど、図書館の原点を忘れないためにこの本を読むとよいと思う。
現在図書館はどの図書館も似たり寄ったりで大きな特徴がない傾向があるが、本来はこの本で紹介されている図書館のようにテーマを持って蔵書構成や活動をすべきと改めて思った。
高知市民図書館の「一粒文庫」は、後世の人のために1冊ずつ市民が寄贈した文庫ということで面白く思ったが現在は存続していないよう。残念な気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今日の図書館の充実は先人たちの努力の賜物であることをおしえてくれる。
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少し文章が固かったけど、勉強になった。
滋賀県立図書館と高知市立図書館には
ぜひ行ってみたい。 -
2012.8.1 白子BF
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東京ゲーテ記念館創設者の情熱に心打たれ、大宅壮一文庫で資料集めに没頭した日々を思い出す。時間が許せば図書館通いがしたい。
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2009/1/22読了