下町小僧: 東京下町昭和30年 (ちくま文庫 な 17-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480029188

感想・レビュー・書評

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  • 下町ステータスというものがあるような気がしています。
    僕は中野区の生まれなのですが、生まれた商店街は結構下町っぽくて、今思えばかなり人情味にあふれた地域だったなあと思うのですが、やはり台東区浅草を中心とした地域と比べると、下町では明らかに無いです。どちらかというと田舎的な感じだったんだと思います。
    こち亀の両津勘吉の子供の頃と丁度同じ頃を下町ですごしたなぎらさんが、昭和30年代の下町の子供の生活をつらつらと語ります。
    昭和ブームの今読んでいてとても楽しい本です。既に平成も過去のものとなりノスタルジーの対象となっていますが、そもそもこの本80年代に書かれているようなので、平成なんて新時代もいい所の感覚で書いてあるので、この本の存在自体がノスタルジーの対象なんですけどね。

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著者プロフィール

フォーク・シンガー、俳優、タレント、執筆家。1952年、東京都中央区銀座(旧木挽町)生まれ。1970年、第2回中津川フォーク・ジャンボリーに飛び入り参加したことがきっかけでデビュー。1972年、ソロアルバム「万年床」をリリースして現在に至るまで、数多くのアルバムを発売している。以後、音楽活動だけでなく、映画、ドラマ、テレビ、ラジオへの出演、新聞・雑誌の連載など幅広く活躍中。東京の下町とフォーク・ソングに造詣が深く、カメラ、自転車、街歩き、酒をはじめ、多彩な趣味を持つことでも知られる。1977年、「嗚呼!花の応援団 役者やのォー」で日本映画大賞助演男優賞受賞。2009年、第25回淺草芸能大賞奨励賞授賞。代表曲に「葛飾にバッタを見た」、主な著書に「日本フォーク私的大全」(ちくま文庫)などがある。

「2021年 『高田渡に会いに行く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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