- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480030443
感想・レビュー・書評
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一気読み。主人公が本当にとんでもねえ野郎だったw
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楽しい
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なんか引き寄せられるように杉浦さんを読んでいるが・・・これはイカンかった。
独特のギャグマンガである。「戯作」の流儀のようで、フツーのマンガのイディオムと違ってはなはだ居心地が悪い。
下級御家人の知られざる境遇や生態は面白い。腕に覚えありそうでなさそうな武家出の若奥さんもいい。 -
時代は幕末
開発のために造られた女郎屋が、一応道場になり、そこへなんかとんでもねぇ野郎が住みついてゐる。
ポルタアガイストの関係、衒ひの無さ加減がよい。
後の対談での、おに―たんの相手をさせられる杉浦日向子様のエピソードが頭の中を駆け巡る。 -
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落語の世界
いや、江戸がこんな感じだったのかな?
ゆるーくてきとーな主人公の感覚がいい -
杉浦日向子さん「とんでもねえ野郎」、1995.7発行の漫画です。江戸「真武館」という道場、もとは女郎屋を改造した道場。主は桃園彦次郎、妻は若菜。門弟は近所の子供たち7人、ほとんど託児所w。でも、若菜はとても強いのです(^-^)
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幕末。
彦次郎が酒と食と女に放蕩する、友人が巻き込まれる、妻はにこにこと見守っている、
という何も起こらない与太話。
作者の叙情は抑えられ、小話がただ続くのみ。
ぬるま湯のような空気が心地よい。
彦次郎にだまされても誰も「怒らない」というところがポイントだと思う。
気分を緩めたいときに読んだらよさそう。 -
ゆるくておかしいお江戸漫画。
主人公の桃園彦次郎は、ワリィ事坊主のまま大人になったようなやりたい放題の「とんでもねえ野郎」だけれども、なんだか憎めない。
妻の若菜も、そんな彦次郎を微笑ましく思っているようで、なんとも良い夫婦だった。
登場人物皆に、愛嬌があって癒される。 -
ここまでとんでもないと、超面白い¦
自分は、若菜さんになりたい。 -
飄々とした雰囲気になごむ、杉浦ギャグ。
食い逃げ上等。 -
桃園彦次郎という剣道場主の話。が、弱っちくてやたら逃げ足が速い。そんな男の日常を描いた漫画。大円団なんてありません。ありませんけど、ずっと読んでいたくなる漫画。残念ながら、薄い本。
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とんでもねぇ野郎の可愛さ狡さを愛でて欲しい。
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主人公の桃園彦次郎は確かに「とんでもねえ野郎」のようです。端から見てる分には楽しいですが、知り合いになるにはちょっと躊躇しちゃう…そんな人です(^-^;;A。
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大好きな杉浦日向子の中でも好きな作品のひとつ。
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タイトルどうりとんでもない野郎の話です。
こんな奴居たら絶対関わりたくない!と言いたいところだけど憎めない、良い奴なんです。
大恩寺何かはだから友達を辞められないんだと思うんですよね、
でも何よりとんでもないのは後書の杉浦さんの幼少時代だと思う… -
主人公は貧乏道場の道場主・桃園彦次郎。
友人に酒をたかり、決闘をすっぽかし、鰻を食い逃げし、知人を謀って酒を飲み、まつたけをドロボウし、郭で無料で豪遊し、他人を騙して酒にありつく。武士の風上にも置けない男、まさに「とんでもねぇ野郎」。
そんな愛すべき小悪党と彼の妻、幼友達ほか、愉快な仲間たちの短編漫画集。
杉浦日向子の本のうち、もっとも気楽に読める一冊。 -
江戸もの。
主人公の開いている道場は子供ばかりでほぼ託児所だし、決闘を挑まれようものならこずるい手でサッサと逃げる(弱いから)。
ひょうひょうとしててダメな大人なんだけど憎めない。
面白かった。 -
江戸時代が舞台の漫画。
江戸らしくない、旦那を立てる設定だけど…
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「浮世絵漫画」というか江戸マンガの杉浦日向子さん作品。
江戸の下町道場主の主人公のあっけらかんとした、とんでもぶりがなかなかの傑作。
ご新造さんや、お人よしの幼馴染の与力、犬に、吉原の呼び込みまで、みんな手玉にとったり取られたり。からりとして痛快。
読みきりタイプで、どこを読んでも丁寧な細やかさと時代考証あり。
「風流江戸雀」などと作風や雰囲気などが似ているもの。
出版年月日等 1995.7
NDC(8版) 726.1
【江戸・マンガ】 -
決して強くはない。決してヒーローではない。
けれど確固たる信念と正義の心…を持っているわけでもない。
ろくでもない男のろくでもない生活。 -
マイ・ベスト杉浦マンガ(笑)。時は杉浦さんによれば、開国の数年前。江戸の蒟蒻島の剣術道場主、桃園彦次郎の周りのお話です。もう、これがすちゃらか話というか何というか…。遊郭の格子窓もそのまんまで道場ってどうなの(笑)。とりあえず「先生」とは呼ばれているものの、面白すぎのダメ先生(しかも自信に満ちている)なんですよね。日々いかにタダ酒にあずかるかには智恵が回るのですが…才色兼備のご新造さん、若菜さんとのラブラブっぷりは彼の幼なじみの与力、大恩寺の言うとおり「どうしてこんな男と…」なんですけど、それはそれでいいのだーっと(笑)。このぽかーんと明るいダメっぷりにやられてしまうのでこの☆の数です。
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とんでもねえ野郎こと真武館の旦那様が繰り広げるドタバタコメディですが、私は幼なじみの八丁堀・与力の大恩寺さんが大好きです。
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痛快でとても面白い。杉浦作品にがてな人にもあっさり楽しく読めちゃうだろう。手触りとしては『赤兵衛』(黒鉄ヒロシ)とかに近いか。や、ギャグマンガではないんだけど、コメディ。
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先生の作品の中でもダントツに明るくってほのぼのしてて大好きです。もっと脚光浴びてもいいのにとか思ってしまいますね(笑)
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こんな生き方がしてみたい。
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世にもいい加減な道場主が主人公。脇をかためる主人公にはもったいないくらい出来た細君や実直でだまされてばかりの幼馴染がいい味だしてる。
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杉浦作品史上(自分がこれまで読んできたものに限るが)最高の作品ではなかろうか。いい男だね。全然とんでもなくないと思うよ、あたしは。むしろこんな男がいたら、あたしが女だったら惚れるね。大恩寺がこれまたいいキャラしてる。。(06/4/10)
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本当に弱い貧乏道場主の、愉快な日常。
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ちくま文庫版には巻末に杉浦日向子と久住昌之の対談が収録されている。子供時代の話が面白い。