大菩薩峠 7 (ちくま文庫 な 21-7)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480032270

感想・レビュー・書評

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  • どこまでもじれったい展開、書き手と読み手の時間の余裕に関する共同性がないと成立しないなぁ、これは。その意味で幸せな作品とも言えるかも。
    それにしても絡みあって錯綜しているようで、確かに幾つもの話が並走している、読むのに骨が折れますが確かに凄い本ではあります。

  • ようやく7巻まで来ました。。^^;これまでに読んだ一番長かったのはきっと三国志とか坂の上の雲あたりだろうけど、それならもう終わりに近づいてる巻だってのにまだまだ新しく舞台は信州にも飛び火していく。読みながら旅行しているような気分にさせてもらえるのはいいですね。なんだろう、会話の調子がいいのかな、こういうとこへ配慮してそれぞれの登場人物が話すであろう言葉を丁寧に齟齬の内容に積み重ねていくって簡単なことじゃないだろうに、それをこの量でできてしまうのは本当にすごい、の一言です。

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著者プロフィール

明治18(1885)年‐昭和19(1944)年。神奈川県西多摩郡羽村(現、東京都羽村市)生まれ。12歳で上京、電話交換手・小学校教員を経て社会主義運動に加わる。明治39(1906)年、都新聞社に入社。大正2(1913)年、28歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載終了後は、毎日新聞・国民新聞・読売新聞などに昭和16 (1941) 年まで書き継がれた。

「2016年 『日本武術神妙記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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