大菩薩峠 9 (ちくま文庫 な 21-9)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480032294

感想・レビュー・書評

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  • 若干時代に対する抗議が直接的で声高になっている感あり。
    これだけ長く書いていれば、その時々の作家の気持ちの揺れが表れますよね、そりゃ。
    そういう意味では、日記的なものを読まされているとも言えるかしれんですな。

  • 他の本にも寄り道しながら、少しずつ読み進めた9巻目。登場人物それぞれの個性はより濃く出てきたなと思います。そして場所が一度出てきた場所で書かれていたからか、あまり景色の描写はなくいきなり人のやりとりに入ることが増えてきたように思いました。物語を書いていくには、まずは場所の景色を書いてから場面に入っていく、でも何度も同じ場所を使えばそこが省略できるようになっていく。それが物語のテンポを上げていく要素にもなるのかな、と思いました。

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著者プロフィール

明治18(1885)年‐昭和19(1944)年。神奈川県西多摩郡羽村(現、東京都羽村市)生まれ。12歳で上京、電話交換手・小学校教員を経て社会主義運動に加わる。明治39(1906)年、都新聞社に入社。大正2(1913)年、28歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載終了後は、毎日新聞・国民新聞・読売新聞などに昭和16 (1941) 年まで書き継がれた。

「2016年 『日本武術神妙記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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