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- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480033390
感想・レビュー・書評
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武田百合子という存在を夫である武田泰淳の小説から読み解き、また、長女である写真家の武田花や親族、近しい人達や友人から話を聞き丁寧に掘り起こし、著者は最後に武田百合子が女学校時代に参加し、戦後も発刊されていた同人誌に武田百合子たる文章の燦めきの発芽、「詩人の魂」を見る。著者は作家になる前に武田泰淳、武田百合子の編集者であった。取材を進めれば進める程その核になるものがわからなくなっていく武田百合子という不可思議な存在。武田百合子が勤めていた作家達や出版界の人間が集う神田のランボオは現在の神保町のミロンガとは!
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武田百合子の思いがけない一面を垣間見せてくれる本。村松友視の視点から見た百合子像がとても面白い。この中で紹介されている、百合子が女学生の頃に書いた詩ときたら!!栴檀は双葉より芳し、のことわざを立証している。
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