山田風太郎明治小説全集 (7) (ちくま文庫 や 22-7)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480033475

感想・レビュー・書評

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  • さすが風太郎。
    最後はもしや、と思っていてもビックリ。

  • スケールが違う、文章が違う!
    今の作家も上手ですが、一味ありますな。

  • 終わり方が切なくてどこか爽快。愛すべき邏卒たち。怪談築地ホテル館のハウダニットが素晴らしい。

  • いわゆる山風の明治小説の一編。しかしながら『本格ミステリフラッシュバック』(東京創元社)に採録されていることからもわかるようにこれはかなり練られた本格ミステリだ。山風の文章、構成力で綴られる推理小説はとてつもなく贅沢だ。余計なレビューは見ずに読むと最高だ。

  • 2014年9月29日読了。明治時代を舞台にした山田風太郎の「明治小説シリーズ」の最高傑作とうたわれる作品。明治初期に誕生した、役人の不正を糾す部署「弾正台」の巡察、香月と川路の二人。混乱した世相を背景に次々に起こる奇怪な事件に立ち向かうが。「明治初期」の香りを感じさせる時代小説で、史実にも現れる多数の有名人物の登場とストーリーへの関わりを楽しむことが出来、一つ一つのエピソードはトリッキーな本格推理ミステリであり、また最終話でそれまでの話をまとめてドーンとひっくり返される楽しみを味わえるとは、なんとも贅沢な小説だ。本作の主人公、川路は他の明治シリーズでは主役として活躍(?)しているようで、他の作品を読むのも楽しみだ。

  • これぞ山田風太郎という、バカミスぎりぎりの連作ミステリだった。書こうと思えば、もっと重々しくもかけるはずだが、どこかユーモアをもってサラッと書くのが山田風太郎っぽい。

  • 再読4/29

  • 山田風太郎の中でも傑作ミステリーと名高い本作。明治シリーズでおなじみ川路利良が登場。
    巫女エスメラルダのトリック解説が全てカタカナで読めない漢字の読みがそこで分かったりした^^;

  • 短編集なれど最後に仕掛けが...。まさか◯◯が◯◯とは...。反則すれすれのところ、動機に説得力あってセーフ。

  • 終章のどんでん返しがすごい

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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