不思議な世界 (ちくま文庫 や 11-3)

制作 : 山田 太一 

• 筑摩書房 (1998年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[なんぼごんぼすいほろけさんの感想 · 2024年2月13日]

インディアンの歌をぜひ読んで欲しいです。わたしたちは何故祈るのか、なぜ耐えるのか。在り来りな想像ですが、ナウシカを読んでいるとより歌の意味が響くように感じます。ただインディアンの悲惨さが描かれているのではなく、まるで大地のような静かで重い心根を伝える一作です。今は亡き山田太一さんの一作品ごとのコメントも必見です。

[Technicoさんの感想 · 2010年5月26日]

内容（「BOOK」データベースより）
いま見えているこの世界だけが、すべてなのだろうか。ただつかのまを生きている人間が、現実を承知したつもりで「超自然」を否定することができるのだろうか。オカルト、UFO、臨死体験、ドラッグ、そして日常の中にひそむ人の心の不思議。この世の階段をひとつ踏みはずし、向こう側の世界をかいま見るアンソロジー。