三文役者のニッポンひとり旅 (ちくま文庫 と 10-4)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480035516

感想・レビュー・書評

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  • せせこましい世の中になったのは規制や監視の窮屈さよりも夢 希望 勇気そして絆なんて舌先三寸でマウント取ろうとする為政者や自称上級国民の暴挙が蔓延してる風潮に憤怒する自身が腐敗した政局にゴリャァァァと声をあげてみると嫌だねエ政治にケチつけるんだったらあんたが選挙立候補すりゃいいんじゃないノってな論点ズレまくりの誹謗中傷が闇雲に襲いかかる社会とは見限って情欲に溺れるジゴロ生活を切望しても技巧話術拙いこと極まりないスピード感を持って諦めなさいとどのつまり閉塞した自室で妄想にふける逃避しかできない矮小宇宙に行き着いたところにある。
    何が安全安心なんじゃバカバカしい国におちぶれたよなア諸兄姉よ!

  • 1940-80年代にかけて活躍した俳優殿山泰司による日本全国風俗体当たりエッセイ。ストリップ劇場の描写も何か所か見られる。ここでは松戸や茨城など、今はなき劇場の描写が。

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著者プロフィール

1915年10月17日、東京の銀座生まれ。’36年新築地劇団入団、初舞台。’42年松竹太秦撮影所入所。同年徴兵されて中国へ。戦後は’47年頃から新藤兼人脚本=吉村公三郎監督コンビ作品で売れっ子となる。’50年近代映画協会創立に参加。以後今村昌平、大島渚監督作品など数多くの作品に出演。ジャズとミステリを愛する。’89年73歳で死去。著書に『三文役者あなあきい伝』『JAMJAM日記』ほか多数。

「2018年 『殿山泰司ベスト・エッセイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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