味方をふやす技術―[よのなか]の歩き方〈3〉 ちくま文庫 (ちくま文庫 ふ 29-3 よのなかの歩き方 3)
- 筑摩書房 (2002年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480036841
作品紹介・あらすじ
お互いの深いところで通じ合える人をふやそう。たとえば自分にとって「だいじな人」とそれほどでもない人を見極めるチカラを育て、ときには断つ。あるいは思い切って先に「弱み」を見せてしまう。そういう意外なアクションこそが上っ面だけの人間関係を突破するカギになる。『自分「プレゼン」術』の著者による究極のコミュニケーション論。
感想・レビュー・書評
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かみさんが、藤原和博さん(この本の著者)の講演を聴いてきた。その話に刺激を受けた自分は、本棚にいくつかあった藤原さんの本を取り出し、鞄に入れた。その中の一冊が本書。人間関係をどう構築していくか?をテーマにした本。コミュニケーションについてのエッセイ集。私も藤原さんの講演会があったら是非聞いてみたいと思った。
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味方をふやす技術、その答えは〇〇だー!
と単純明快に書かれているわけではない。
藤原和博さんのエッセーのような本だ。
でも、時折琴線に触れるような名文句に、グッとくる。
味方をふやす技術の一番は、やっぱり自分を磨くことだよなあと思った。
特にいい表現だなと思ったのは
p142「懐かしい人」とは誰のことか
に書かれている何度でも会いたい人の条件。
「いろんなことを素直に吸収して、柔らかい感性と広がりのある意識を持っている人」
常に変化し続けようとすることが大事だと感じた。
また、自分に対する心の持ち方として、p153「出逢いの中に、自分の人生を刻みつけてゆくこと」が大切、との文章には、小さなことでもコツコツ人の幸せを願いながら働いていこう、という気持ちになれた。
少し視界が開けた気がした26歳、社会人4年目の私でした。 -
「もうひとりの私を育てる」という視点に興味を引かれました。
本当の自分を探すよりも、もうひとりの自分を探す。いろんな自分がいてよくて、いろんな人の中に自分のカケラを見つけられたらいい。
自分が広がって、そして人とつながっていく感じがおもしろいなー、と思いました。 -
シリーズ完結作。
この本を電車で読んでいると友達がいないのではないかとか思われてしまいそうで絶対に杞憂なんだが、書いてある内容は負のエネルギーを持つ人との距離はそれなりに、自分にとってプラスに成る関係を構築して行きましょうという至極まっとうなことです。
意外性もないけどこれで十分。 -
得られるところは、あまりなかった。要は、価値観の見つけ方ということが本書の主題。人と同じ価値観の作り方から脱却しようということ。別にこの本を読まなくてもという感想です。
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★★[よのなか]の歩き方シリーズ3。味方をふやすと言っても、エネルギーを奪う人からは逃げるに限る(笑)。自分の得意話をしても本当の仲間は出来ない。自分の「弱み」をさらけ出すことで通じ合うことができる。深いところで通じ合う仲間をつくろう。後半は読み飛ばしてしまいました。。。
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昔にも読んだはずだが、そのときには著者の嫌いな人間タイプの分類が、なんだかやたらと鼻について厭だった。もう一度読み返してみたら、たしかにそこは相変わらずどーしょうもない感じなんだけど、他の部分でイイコト言っているし参考になるところがあったので許せる。