志ん朝の風流入門 (ちくま文庫 こ 21-1)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 113
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480036919

感想・レビュー・書評

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  • これは粋な一冊。志ん朝師匠の語り口・リズムでページを
    繰ることができる。小唄端唄、和歌俳句、芝居の中から失われつつある日本の風流、言葉を再発見させてくれる。
    それにしても師匠の芸は、これだけの下敷きを持っていたんだなぁと改めて感心するのだった。

  • [ 内容 ]
    春は桜にはじまって、神楽囃子は夏祭、秋はそぞろに寂しくて、炬燵火恋しい冬となる…日本人は、季節のうつろいに心情を重ね合わせて言葉をつむいできた。
    色鮮やかな四季の変化、こまやかな人の情、折々の行事…失われつつある日本の「風流」を、小唄端唄、和歌俳句、芝居や物語の中の言葉から選び抜き、古今亭志ん朝が粋な調子に乗せて語る。
    風流ことば再発見の一冊。

    [ 目次 ]
    春は桜にはじまって(鐘は上野か浅草か;木の芽立ち;目には青葉)
    夏の祭は走馬燈(いづれあやめかかきつばた;虎が雨 ほか)
    秋はそぞろ寂しくて(壁に鳴き入る虫の声;名月や池をめぐりて ほか)
    冬は二つの年の渡し舟(炬燵火恋し;水の流れと人の身は;歳末点描;正月人事風物往来)
    待たれる春(節を分ける;梅は咲いたか桜はまだかいな;花木のかけ橋)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 時々 無性に 志ん朝さんの 語り が 聴きたくなる
    もちろん 優れたCDが いっぱい出ているので
    それを 聴くこともあるのですが

    寝るときに ちょいと
    というときなどには
    この「ちくま文庫」の 志ん朝さんの 一連の文庫たちが 絶品
    読んでいる内に 志ん朝さんの声が頭の中でかぶさってきて そのまま眠ってしまうことも しばしば

    あぁ それにしても
    早すぎる 逝去でしたねぇ

  • 志ん朝の口調の裏には日本語に対する深い愛情がある

  • 帯表
    四季のうつろい、人の情・・・
    志ん朝、“風流”を語る

  • 09/11/4★★★
    稀代の名人志ん朝の教養の高さが覗える一冊
    ラジオ収録のものを字に起こしたものらしい
    季節ごとの風物詩について川柳や小噺を混ぜながら語る

    意味は良く分からないものが多いけれど、志ん朝の声を脳内再生することによって読破。
    志ん朝が生きていたらなぁ

  • 「曾我物語と芸能」で弓が扱われています
    曾我物語は、曾我兄弟が蟇目矢で仇討ちします

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著者プロフィール

1938年、東京生まれ。落語家。父は五代目古今亭志ん生、兄は十代目金原亭馬生。57年初高座。落語家としてはもちろん、俳優としても活躍。齋藤明氏との共著に『志ん朝の風流入門』がある。

「2011年 『世の中ついでに生きてたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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