怪奇探偵小説名作選〈1〉小酒井不木集―恋愛曲線 (ちくま文庫)

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著者 : 小酒井不木
制作 : 日下 三蔵 
  • 筑摩書房 (2002年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480037015

怪奇探偵小説名作選〈1〉小酒井不木集―恋愛曲線 (ちくま文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『ある自殺者の手記』を読んだ。短編だが、失恋して俺は死ぬ、失恋の相手はお前と好きな女性が接吻していたのを見てしまったからだ、だからお前に手記を残しておく…と言う事が恩着せがましく書かれてるなぁ…わざわざ書かなくても、死にたいなら死んでしまえばいいじゃない、なんて思っていたら、どんでん返しが待っていた。こう来たか。二人の男、一人の女、図式は夏目漱石の『こころ』と全く同じなんだが、一ひねり・二ひねりある。余りにも短い「手記」と言う体を取っているので、それを「匂い系」として深読みできないこともないが、妄想を迸らせるにはもう少しネタが欲しい。

  • こんな凄い作家がいたとは!

  • 名作です!医学的でユニークな発想で心をとらえた作品。ドキドキしながら、読んでしまいました。

    この実験生理学の真理の上に、氏は驚くべきロオマンスを組みたてた。失恋した女の心臓へ失恋した男の血液を送つて負と負との積は正になるといふ理窟から、この組合せの心臓の鼓搏が『恋愛曲線』を描くといふ尤もらしい結論をつくり上げ、それを、共通の『恋仇』の結婚の日の贈り物としようとする趣向である。しかもそれは、恋を失つた二人の生命をもつてつくられる贈物なのである。
    『然し僕は、その曲線を現像することはできない。何となれば、僕はこのまゝ、僕の全身の血液を注ぎ尽すつもりだから』といふところまで読むと、吾知らずはつとさせられる。

  • 医学的見地を交えた作品等が素晴らしく<br>衝撃的で美しい文章を描く作家の傑作選。<br><br>久しぶりに「恋愛曲線」が読みたくなったので購入。<br>
    相変わらず好みの話だ!

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