百鬼園先生言行録―内田百けん集成〈7〉 ちくま文庫

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著者 : 内田百けん
  • 筑摩書房 (2003年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480037671

百鬼園先生言行録―内田百けん集成〈7〉 ちくま文庫の感想・レビュー・書評

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  • 内田百閒はあだ名を七つ持っており、それら全員が登場する物語をこのように書き始める。「本来ならば各人別別に登場する事にして、その際一人ずつの風態なり歩き振りなりを説明して行くのが順序であるが、面倒だからみんな集まったところから始める。時候もきめておく筈であるけれど、そうすると窮屈になって、後で何か矛盾した事が起こると困る。それで季節不明と云う事にする。」電車内で読んでひとりでニヤニヤしてた。車内で内田百閒読んで笑ってるようなひと他におる?おったら相当危険なひとなので近付くべからず。

  • 貧乏話のほうが面白かったけど、これもよろしい。学生とのやりとり最高。しかもそれを書いてるというのが本人というのがまた、ふつふつとおもしろいですよ。学生から慕われてたのがそこはかとなく伝わる。解説も含め。

  • 戦時中でも我儘な百鬼園先生。

  • 百鬼園先生独特の論理がユニークで、あわせて、当時の世の中の様子がうかがえ、おもしろかったです。
    拾い屋の家族が出てくる「浮世風呂」や小鳥を溺愛する「春信」、なるほどなぁと思わずうなってしまう「泥棒談義」「忘却」あたりに、百鬼園先生の魅力を強く感じました。

  • 相変わらず百閒先生は面白いなあ~
    忘れると言う事は勉強して覚えることのさらに上の段階である。そうか。とりあえず覚えて忘れることにしよう、うん。とか思ってしまいました。

    自分の父親は朝起きてから出かけるまでの支度になんでこれほど時間がかかるのだろう?と思うほどかかるのです。化粧するわけでもないのに(っていうか私もしないけど…)。でもそれってもしかして百閒先生と同じ?と思えば許せないことも無いような気がするようなしないような。(どっちやねん?)

    百閒先生がなくなられた、追悼のあとがきにしんみりしてしまいました。

  • 小説内の人物、百鬼園先生の思考、言動、行動の全てにおいてパンチが効いていて、生半可なパンチでは「キライ」になってしまうものでも、突き詰めていれば、もう全てを通り越して「逆にスキ」と言ってしまうほどの魅力の持ち主。
    個人的には結婚式でのスピーチでガツンとやられました。

  •  ご存じ、百鬼園先生シリーズ。この頑固で人嫌いユーモア、たまらない魅力である。泣いてばかりいる「ノラや」より、言行録やエッセイがおもしろい。

     何しろ芸術院入りを断った頑固ジジイですから。筋金入り明治人はカッコイイのである。

  • どのページからでも読める本。

    時代とか、国とか、関係なく、人が私らしく生きるコトがどんなに難しいかを感じましたけど、そんなもの意外と簡単なことで、私が勝手に難しいと思っているだけなのかもしれないな、とも思いました。

  • 読みかけで浮気して戻ってきたらしおりが抜けていた。
    何回読んでもいいよね♪ と最初から読み直して、3日で読み終わり。

    「掻痒記」「浮世風呂」は体がかゆくなりそうw
    「つもりの遣り繰り」は何だか納得したようなできないような。
    お昼代150円×2人前が浮いて、夜に300円×2人前のうなぎをとって、
    夜のうなぎは実質半額の150円って・・・・
    え~~~~~???????

    「忘却」が好き。すごく好き。
    忘れることと知らないことの違い。
    覚えて忘れたその後に残る「言葉で以って簡単に説明は出来ない」もの。
    私はまだその境地には達していないらしい。
    (10.07.09)

    09.12.06~

  • 「忘却」という話が大好きで、忘れられません(忘却なのに)。人間は忘れるんだ、と。それでもとにかくインプットしろ、と。

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