タンタルス―内田百けん集成〈11〉 ちくま文庫 (ちくま文庫 う 12-12)
- 筑摩書房 (2003年8月1日発売)
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感想 : 6件
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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480037718
感想・レビュー・書評
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学生航空発展のうらに百閒先生がいたとは。
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飲みたいときに飲めず、飲みたくない時に飲む羽目になる、ああまさしくタンタルス!!
というわけでとてもビールが飲みたくなります。
そういえば談話室「海と船と冒険」でご紹介いただいたのでした、ということを読み終わって思い出した(笑)
船のお話は少しだけで、飛行機はたくさんありました。
でも面白かったので結果オーライ(死語?) -
酒、飛行機、船――など、
作者が愛し情熱を傾けたものに対して想いを綴った随筆集。
戦時中にもこんな風に飄々と生きていた人がいたのかと感嘆。
タイトルはギリシャ神話中の人物の名。
神々の秘密を漏らした罰を受け、顎まで水に浸けられながら、
喉が渇いて水を飲もうとすると、その水が退き、
苦しんだというお話から。
ビールが無ければ無いが為に
尚更飲みたくなるのはけしからんことだ……と(笑)。 -
やっぱり前半のビールを飲みたくて、飲みたくて苦労した話が好き。
後半の飛行機の話は、まぁ、時々よかった。
自分に酒をつごうしてくれた人が、戦争で死んじゃったりとかね。
そういう人の生き死にについてのエピソードもいい。
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