高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)

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制作 : Jane Austen  中野 康司 
  • 筑摩書房 (2003年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480038630

高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)の感想・レビュー・書評

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  • 今さら初めてのジェイン・オースティン。文庫で読めるものだけでも各出版社さまざまな翻訳者で4~5種類出ているので、まずどれをチョイスするかで迷ったのだけど、やっぱりちくまが一番無難かなということでこちらを。正直、今までタイトルの印象だけで「昔の上流社会の気取った恋愛のお話なんでしょ」と思っていたら、とんでもなく面白くてビックリ。語弊を承知であえて言うけど、これほぼ少女マンガだよ!200年前の英国版「花より男子」だよ!(笑)

    主人公はベネット家の五人姉妹の次女、快活でしっかり者のエリザベス(リジー)。長女のジェインだけは美貌の上に天使のように優しいけれど、三女メアリーは姉妹の中では唯一不器量でガリ勉キャラ、四女キティと五女リディアはそこそこ可愛いけど頭からっぽで男のことしか考えていないコギャルでトラブルメーカー。

    姉妹の母親は現代文学ならとんだ毒母なくらいこれまた頭からっぽ(失敬)の俗物なのだけど、彼女を筆頭にジェイン・オースティンの描き出すダメなキャラクターというのは、あまりにもダメすぎて腹を立てるのもバカらしく、いっそギャグなの?と思うくらい極端にデフォルメされているので1周まわって笑うしかなくなってしまうのが凄い。姉妹たちの従弟にあたるコリンズ氏なども、あまりの空気の読めなさに、イラっとするのも時間の無駄、作者はこの妙ちきりんな男を大変楽しんで書いているのだろうなというのが伝わってきてつい笑ってしまう。

    そんなわけで、庶民の娘つくしちゃんならぬリジーが、大金持ちのイケメン道明寺ダーシー氏と出逢うも「なんて高慢ちきで嫌なやつ!」と嫌っているのに、典型的なツンデレキャラである道明寺ダーシー氏のほうは、そんな飾らない庶民の娘リジーつくしにいつのまにか夢中になり、思い切って一方的にプロポーズするも、「はあ!?あんたみたいな高慢男を好きになるわけないでしょ!」と撥ねつけられるところで上巻終了。

  • 映画を物凄く気にいったので原作も!と買いまして今回海外ドラマ版を見た事で読みかえしました。
    まず読みやすく翻訳してくれているのでスラスラ読めるのがとてもいいです。昔の作品なので読みにくいかも?と思ってましたが全然大丈夫でした。
    内容はリジーとダーシー様の結婚までの道に色々な事が起きるって感じですが、この上巻はダーシー様がリジーにプロポーズして、こっぴどく振られ弁明する所までですが、非常に面白いので次!次!ってなります。
    また映画ではそんなに感じなかったリジーの母の出来の悪さを今作では嫌って程知らされることにもびっくりでした。
    あの母からリジーやジェインが生まれたのが不思議なぐらいです。
    ダーシー様も最悪なプロポーズをしたもんですが、彼がそう言いたくなる気持ちも凄くよく分かるぐらい(笑)
    また女性で身分が低かったりしたら本当に大変な時代だというのもよく分かる作品でもあります。

  • 【ジェーンオースティン祭1冊目】
    ああ、なんて面白いのだろう!文学なのに。イギリス文学なのに。皮肉のききまくった、登場人物のキャラのたちまくった、ジェットコースターラブコメディ(キャラクター小説)。アホ・馬鹿者を徹底的に描写しこき下ろす手腕の何とも鮮やかなこと。文学なのに頁をめくる手が止まらない。今年読んだ中で一番面白いかも。オースティン。評価の高いのは知っていたが、全部読んでみようと思う(今、「エマ」取りかかり中)。

  • 面白い! イギリス人にしか書けない一流の皮肉な文章、だけど人間に対する温かい眼差しを感じます。
    高慢(ダーシー)と偏見(エリザベス)の恋愛小説なんですが、恋愛小説の枠に収まるほど陳腐なものじゃございません。
    登場人物の描写が一々精彩を放って魅力的。エリザベスのお父さんのベネット氏好きだな~自分の娘を町一番の馬鹿娘と言ったり、失恋した娘におめでとうと言ったり。こういうユーモアのある父親、うらやましいですね。
    あとビングリーとダーシーの友情、ジェインとエリサベス姉妹にちょこちょこ萌ゆる。
    小説を読む楽しさを味あわせてくれる作品。後半も楽しみです

  • 海外文学は小難しくて回りくどいというまさに「偏見」でした。

    面白くて止まらず、一気読み。
    登場人物の造詣が素晴らしかった。

    ダーシーみたいな人ってたまにいるよなあ。
    エリザベスからはひたすら敵視されているにも関わらず、ダーシーのエリザベスを見る目が優しいところがいい。

    単純に「恋愛小説」の一言で片付けるには勿体ない作品。
    大好きになりました。

  • うちにものすごい古い文庫があるのですが(退色して醤油で煮しめたような色になってる。母の蔵書だったので)新訳で読みたくて借りてきました。結構覚えてるものだなあなんて思いながら読みましたが末っ子の駆け落ちは覚えていたのですが相手は忘れてました。あれでもリジーへの想いを曇らせないダーシーさんは男前だなあと思いましたよ。

    結局高慢と偏見もちはエリザベスの方だったんでしょうか?ダーシーさんもプライドは高いんですが偏見があったとは思えないしなあ。
    読み返すとやっぱり面白い。そしてシャーロットのような割り切った結婚を選ぶ女性もいれば恋は盲目で突っ走るリディアのような子もいるし(とはいえ15歳だし仕方ないと言えば仕方ないかもだけれども)ある程度の分別はあるものの結婚に夢を抱いているリズが居たり。人間描写が上手だなあとつくづく思いました。
    でもやっぱりビングリーさんよりはダーシーさんの方が素敵だよなあ~と読み返してて思いました。

  • 月イチ、文学作品です。
    1月が太宰で日本作家だったので、今月は海外ものにしてみました。
    それで、ジェイン・オースティンはちょっと日和った感が否定しきれないのですが。
    いきなりロシア文学とか敷居高いので。

    感想は、下巻を読んでから書きます。

  • 最悪の出会いから始まった身分違いの恋愛。
    好感の持てる主人公と個性的な脇役たちがとても面白い。
    結婚していてもいなくても、20〜30代くらいの女性が読むといいだろう本。

  • オースティンの中でももっとも有名で、愛された作品。
    5人姉妹の次女で気の強いエリザベスは、身分ある素敵な男性ダーシーに出会うが、とっつきにくいダーシーを誤解する。
    19世紀初頭のイギリスの現実を踏まえて、中流だが貧しくなりかけている一家の姉妹の恋模様を面白おかしく描いています。
    オースティン自身の恋愛の反映も。
    出会った途端に誤解からけんか腰の男女という恋愛物の王道を極めた作品。

  • 作家オースティンの時代、18世紀の英国の中・上流階級の道徳観、人生観、生活様式などが描かれていて興味深かったです。当時の結婚事情は、お家の一大事。そこに至るまでの駆け引きも様々な人々の思惑が渦巻きなかなかすんなりいきません。当時の暮らしに憧れはあるものの、お家柄の釣り合いをとるのも大変で、密かに今の時代に生まれて良かった...と思いました。

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高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)の作品紹介

元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが…。ベネット夫人やコリンズ牧師など永遠の喜劇的人物も登場して読者を大いに笑わせ、スリリングな展開で深い感動をよぶ英国恋愛小説の名作。オースティン文学の魅力を満喫できる明快な新訳でおくる。

高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)のKindle版

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