ログイン
ようこそ、ゲストさん 新規登録
twitter,facebook,mixiでもログインできるようになりました

沈黙博物館 についての感想・レビュー・書評


沈黙博物館 (ちくま文庫)
637人が登録 ★3.63

著者: 小川洋子 
本 / 筑摩書房 / 376ページ / 2004年06月10日発売
ISBN/EAN: 9784480039637
rank5 (72)
rank4 (90)
rank3 (190)
rank2 (8)
rank1 (0)
評価平均: 3.63
登録数: 637
レビュー数: 69
価格: ¥ 714 (参考価格:¥ 714)

ブログで紹介する» ツイートする Check

みんなの感想・レビュー・書評

四男さんのレビュー 読み終わった

こういうお話が描けるようになりたい。

けいこさんのレビュー 4 読み終わった

読者を不安な気持にさせる…静かにどきどきしながら読んだ。

akiyumiさんのレビュー 4 読み終わった

小川洋子さんの、科学的な雰囲気を纏ったおとぎ話のような、でもちょっと怖い側面もあるお話。
沈黙博物館とは、無くなった人の形見を展示するという。イメージ的には、近代・現代から取り残されたようなヨーロッパの古びた町で、形見を集め続けてきた老婆。それを補佐するまだあどけなさが残る養女。そして使用人の夫婦。
そこに博物館技師として雇われた僕は、沈黙する形見を老婆との共同作業で、陳列物として完成させていく。
初めはその全ての異様さに恐れを抱きつつ加わるが、いつの間にか技師としての使命・喜びを見出して、
そして、老婆の死に伴って、その仕事を受け継いでいく。

この町は、どこか村上春樹の「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」に出てくる、主人公が迷い込む世界の終りの町を彷彿とさせる。
怖いけれど、惹きつけられる沈黙の町。
どこか死のイメージと重なる。

ionanthaさんのレビュー 読み終わった

小川洋子『沈黙博物館』読了。博物館を創るべく、遙か遠くの村に赴いた博物館技師の「僕」。依頼主の老婆の収集品とは、その村の人々の遺品だった。ファンタジーでありながら、ミステリーの要素もあり、ドキッとするほど生々しい描写もある。登場人物に体温を感じないのは自分だけか。不思議な作品。

upupさんのレビュー 3 読み終わった

 1985年 村上春樹著 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と似ている。こちらは2000年に筑摩書房より刊行された。とりとめのない話がだらだらと続いていると感じるか、それともそこに深い真理を見出すのか読み手によって評価が分かれる。好き嫌いがはっきりする小説だ。エンターテイメント性なしと、あえて言い切ろう。

aanda-moさんのレビュー 4 読み終わった

洋子さんはアンネに惹かれてヨーロッパの古い街を歩き、その時に出会った大きな館から妄想が発展してこのお話になったか・・・ と想像する。
洋子さんファンだけど、珍しく途中でなげだしたくなった。
極端にに冷えきった背景でストーリーも大きく動かずその淀みにもぐりこんでしまったが、身近な人たちに暖かさがあるおかげで読み終えることが出来た 
博物館を作るための規約や心得など、細部にわたって描かれているので、妄想っぽい事柄まで真実味を帯びてくる。でも、盗んだ形見を集めて 注釈を添えて展示する・・・まずここに引っかかってしまった。 ここを納得したくて最後まで読んだもののこれは解明されていない。やはり舞台はいつもの異界で、兄と連絡がつかないのもそのせいで、もしかすると兄も現世で「弟は出て行ったままで連絡がつかない・・・」と案じているのかもしれない・・・・・と妄想に妄想を重ねてしまった。

ナナさんのレビュー 読みたい

読みたい!本屋にない!

maja375000kokoさんのレビュー

沈黙というのは多様なもの。それぞれの沈黙の中にはそれぞれに情景があって、その情景は流れを持っているから、それは時間性というか、物語性みたいなものを帯びている。そして最も完全な形をもった沈黙、「死」も同様に。物語である以上、語ることには意義と、美しさとがあるのです。

ななさんのレビュー 3 読み終わった

この小川洋子らしい雰囲気が好きです。

yoshino822さんのレビュー 2 読み終わった

ネタバレ 僕がその村に着いた時、手にしていたのは小さな旅行鞄が一つだった。 相変わらず不思議な世界に包まれてる小川作品。 ちょっぴり切なくて、ちょっぴりグロテスクで・・ だけどいつも最後まで... 続きを読む »

あずささんのレビュー 3 読み終わった

生と死の世界があやふやになる。ここはどこなのか、季節はいつなのか、この人は生きているのか死んでいるのか。 幻想的なのに生臭い。埃の香りまで感じるのに、浮遊しているかのように現実離れしている。まさに博物館。 小川作品三作目、期待は裏切られませんでした。 この本を手にとったときは、事情により「死」の傍にいたのに「死」を理解できず、半ば救いを求める形で小川さんの作る世界に惹かれたんだった。 ... 続きを読む »

qnismさんのレビュー 5 読み終わった

最初からわかっていたはずなのだけれど、なんとなく目を背け続けている感じ。のどかな田園風景の隅には常に闇と落胆の気配があり、季節の巡りとともに死と腐臭の予感はいよいよ避けられないほど濃くなってくる…。
「僕」と少女がゆっくり感情を通わせていく過程や、老婆との信頼関係の構築など丁寧に、時にユーモラスにすら、描かれている。でもどこか冷徹で無表情なあきらめのようなものが常につきまとっていて、最後には「ああ、やっぱり…」という一種の虚無感がもれるのでした。

小川さんは「モノ」と「仕事」に関する執着が強い。この作品はまさにその最たるものといったところで、いろいろと物思いを呼びます。

yukiさんのレビュー 3 読み終わった

沈鬱で危うい色のない世界。
押し付けない生と死の、教戒を施されているよう。
冷たい雪がじんわり凍みてくる感じが堪らなく恐ろしい。

アニャーさんさんのレビュー 4 読み終わった

記録。

味のある世界観と美学。
小川洋子2冊目だけどいいねー

ひゅうさんのレビュー 5 読み終わった

表紙のデザインが『クラフト・エヴィング商會』の吉田夫妻、小説が小川洋子、解説が堀江敏幸。この三つが揃った奇跡の一冊。 博物館技師である「僕」がどこにでもありそうなちょっと寂れた町へ依頼を受けて出向き、依頼主から突飛な依頼を受けて、展示品を収集することになる。 登場人物に名前はなく、「僕」は「技師さん」と呼ばれ、「少女」と「老婆」と「庭師」と「家政婦」がメインキャスト。 この匿名性と、展示... 続きを読む »

みずたまさんのレビュー 読み終わった

以前、読んだ小川洋子さんの「ミーナの行進」を

夜の世界にしたような雰囲気を感じました。

また、小川さんがホラー小説を書いたら、

すごい作品ができるのだろうなとも感じました。

この作品に関しては、大切にじっくり読んだともいえますし、

読み終えるまでに骨を折ったともいえます。

それでもボクは、小川さんのように繊細な筆致のエッセンスが

自分にも欲しいので今回も大変勉強させて頂きました。

DILBERTさんのレビュー 5 読み終わった

耳縮小手術専用メス、シロイワバイソンの毛皮、切り取られた乳首…「私が求めたのは、その肉体が間違いなく存在しておったという証拠を、最も生々しく、最も忠実に記憶する品なのだ」―老婆に雇われ村を訪れた若い博物館技師が死者たちの形見を盗み集める。形見たちが語る物語とは?村で頻発する殺人事件の犯人は?記憶の奥深くに語りかける忘れられない物語。

あかずきんさんのレビュー 3 読み終わった

現実が何なのか、分からなくなる。ミステリっぽいところもあって、はらはらしながら読んだ。

betchyさんのレビュー 3 読み終わった

小川洋子、2冊目。「偶然の祝福」が思いのほかよかったので。 主人公は博物館技師の30代の男。 はるばるやってきた街で、大きなお屋敷に住む金持ちの、そして偏屈で風変わりな老婆から、ある博物館を造ることを命じられる。 老婆がこれまで集めてきたコレクションを収め、そしてこれから先は男がその収集を引き継ぐことになる、という。 そのコレクションとは・・・。 ちょっと暗くて、抽象的... 続きを読む »

emopitさんのレビュー 5 読み終わった

博物館技師の「僕」が呼び寄せらせた村での仕事は
老女が集め続けた人々の形見を収集、展示する博物館を作るコトだった・・・

こちら側とあちら側の境界にある博物館
形見は強烈な死のイメージがあった
二度は手に入らないモノだし
いない人を思う為の品物だから
でも、この話を読んでみて
生きた証であり
生と死を内包する
唯一のモノなんだと
それを集め続ける老婆と僕は
どこの世界に属しているんだろう
面白かった

mimimaruさんのレビュー 4 読み終わった

消えてしまわないものは何だか悲しい。

持ち主の元から消えてしまった物の物語。

小川洋子のひんやりとして静かな世界観がここでも見られます。

tobunekoさんのレビュー 4 読み終わった

ゆっくり壊れていく感じが好き。

りよさんのレビュー 5 読み終わった

朝食の後のコーヒー飲む時間に、1章ずつゆっくりゆっくり、味わって読みました。

乳首の描写がめちゃくちゃ怖いです…痛いです…。

というか、小川洋子さんのこの想像力のすごさはどこからわいてくるんだろう?オチはハッピーともバッド(?)とも取れるけれど、読後感に不快感は全然ありませんでした。


そろそろ真面目にアンネの日記を読もうか…。


全69レビュー中 1 - 25件を表示
  • 新規登録・ブクログについて
  • ブクログの特集まとめページ
  • ブクログ公式Twitterをフォローしよう
  • ブクログ公式facebookページ
  • ブクログのiPhone・Androidアプリ