自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))

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著者 : 阿部謹也
  • 筑摩書房 (1988年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480041159

自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))の感想・レビュー・書評

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  • 世間とは何か、だけ読んでおけばいいと思った阿部謹也さんだが、装丁にひかれて食指がのびる。自身の研究者人生を振り返るので、初期の問題意識がよくわかる。良書。

  • ヨーロッパ、大宇宙・小宇宙、被差別民、など…。19刷1995年。図書館除籍本。 83

  • 歴史学者がなぜ歴史に興味を持ったのかや修道院での生活といったとこから始まる自身の生い立ちと、かつてのヨーロッパの人たちがどのような想いで毎日を過ごしていたのかやなぜ賎民が生まれたのかといったことに対する分析をわかりやすく語っている。
    大宇宙と小宇宙の対比や、土着の信仰にキリスト教が入り込んでいく話や、ハーメルンの笛吹き男の考察など、なかなか面白いし、学問をやるにあたっての真摯な態度は大切だなと思った。

  • とある書籍で絶賛されていたので手にとってみた本。自分自身がこのジャンルを読み慣れていないせいか、内容がイマイチ入ってこなかった。
    いずれもう一度読めば、また理解の深さが変わってきそうな気がするのでとりあえず評価はなし。

  • 歴史の本としてとても面白かった。読みやすいので筆者の研究遍歴なども関心を持って読めた。

  • (1998.11.07読了)(1998.11.02購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    なぜ日本人がヨーロッパの歴史を学ぶのか。昔のヨーロッパの人びとが毎日をどのような思いで暮らしていたか、どうしたらわかるのだろう。歴史とは過去の事件の流れを追うことと考えられていたなかで、著者が確立した新しい歴史学の方法について語る。中学生から。

  • 中世ヨーロッパを理解する前提として、小宇宙と大宇宙の概念ははずせないだろう。小宇宙とは家族や村コミュニティ、大宇宙は村の外(草原、海)の世界の事。病気や公害は全て大宇宙から来るものだと考えられ、そのため当時の人々には大宇宙に対する恐れがあった。その2元的な考えを壊し、1元的な考えを広めようとしたキリスト教が台頭し、その運動は表面上成功した。しかし人々の心には大宇宙への恐れが残っており、それが差別などを生み出した。

  • *私たちは過去と真の絆を探し、《大いなる時間》の中で生きているという自覚をもたねばならないのです。そのためには、まず自分の奥に流れている過去を照らし出し、それを受け入れねばなりません。拒否する場合でもその存在を知らねばならないのです。
    *だれかを理解するということは、その人のなかに自分と共通な何かを発見するとだ。
    *以前の社会では、与え、返すという互酬関係が社会の公的関係の基礎となっていました。しかし、教会が介在することで、都市や国家までが個々人の来世での救いのために、何らかの役割を果たすという機能を引き受けるようになった。
    *これまでの歴史の書物では、事件の流れを追えば、一応歴史は理解されたと考えられていたように思います。けれども私はただ事件の流れを追うだけでなく、理解し、解りたいと考えているのです。解るということは自分の奥底で納得するということですから、最終的には歴史の諸事情の奥底にあり、自分の内面と呼応する関係、あるいはその変化を発見したときに、理解できたことになるのです。

  • 歴史学の泰斗が、歴史の初学者のために自分が歩いてきた道をそのままに語ってみせたもの、家族が離散して施設で育ってきた過去もなにもかもあらいざらいの率直さで、深い感銘を与える。
    ゲッチンゲン大学の古文書資料閲覧室で、ハメルンの笛吹き男の伝説に遭遇した箇所は、長く同じ資料閲覧室で仕事をしていたことがあるので、不思議な縁に心がときめいたる

  • 完全に私のミスで、期待していた類のものと違った・・・・
    内容的には良い本です。高校生のころに読んでおきたかったかも。
    いや、本当に良い本です。ふるいけど。ふるいです。

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自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))の作品紹介

なぜ日本人がヨーロッパの歴史を学ぶのか。昔のヨーロッパの人びとが毎日をどのような思いで暮らしていたか、どうしたらわかるのだろう。歴史とは過去の事件の流れを追うことと考えられていたなかで、著者が確立した新しい歴史学の方法について語る。中学生から。

自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))はこんな本です

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