町工場・スーパーなものづくり (ちくまプリマーブックス 123)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480042231

感想・レビュー・書評

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  • 日本の技術を支えてきたのは町工場の職人だった。今はそんな職人が少なくなってきている。大工場から不正が吹き出してきているのは、職人を排除してきたツケだ。

  • いやぁ、好きですね。たくみ。

  • (1998.10.24読了)(1998.09.05購入)
    (「BOOK」データベースより)
    宇宙衛星やロボットといった最先端技術に欠かせない超精密パーツから、身のまわりの品物まで、あらゆるものを作り出す町工場。長年の経験や勘を武器に、知恵や工夫を重ねる職人たちの姿は、ものづくりの本当の楽しさを教えてくれる。日本の技術力を基礎から支える町工場の実力を、元旋盤工ならではの視点で描き出したルポルタージュ。

    ☆小関智弘さんの本(既読)
    「羽田浦地図」小関智弘著、文芸春秋、1982.09.01
    「鉄を削る」小関智弘著、太郎次郎社、1985.06.28
    「町工場の磁界」小関智弘著、現代書館、1986.12.10
    「鉄が泣く」小関智弘著、晩聲社、1987.10.15
    「鉄を読む」小関智弘著、晩聲社、1987.12.25
    「町工場の人間地図」小関智弘著、現代書館、1990.06.01
    「町工場瓦版 鉄と暮らす」小関智弘著、アグネ承風社、1992.03.25
    「おんなたちの町工場」小関智弘著、現代書館、1994.01.30

  •  小関さんはご存じの方も多いと思いますが,大森の町工場の旋盤工でもあり,文筆家でもあります。私はずいぶん前に氏の「大森界隈職人往来」を読み好きになりました。

     今回紹介した本は98年8月です。日本の伝統工芸が最先端のものつくりに活かされている例や,フェラーリが世界中の工作機械を調査し安田の機械を選定する話など,現職の工(たくみ)が見て,聞いて,感じて書いています。小関さんは芥川賞や直木賞の候補になるほどの文才もあり,読みやすい文章でまとめられています。

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著者プロフィール

1933年、東京生まれ。
都立大学附属工業高校卒業後、旋盤工として町工場に勤務する。
そのかたわら、執筆活動をつづけ、作品を発表する。
◎おもな著書
『大森界隈職人往来』(朝日新聞社、81年)--第8回日本ノンフィクション賞
『粋な旋盤工』(風媒社)、『春は鉄までが匂った』(晩聲社)、『羽田浦地図』(文芸春秋)ほか

「1985年 『鉄を削る 町工場の技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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